さいたま市
さいたま市岩槻区で発掘中の真福寺貝塚の出土品を、文化庁主催の「発掘された日本列島2024」に出品します。
出品するのは平成28年度から令和4年度までに発掘した出土品70点で、縄文時代後期から晩期のものです。
今年度展示される遺跡はわずか10遺跡で、その採択率は全国の発掘調査件数に対し、約0.1%と非常に狭き門です。その中の一つにさいたま市の国指定史跡 真福寺貝塚が選ばれました。
国指定史跡「真福寺貝塚」とは
所在地:さいたま市岩槻区城南3丁目
時代:縄文時代後期から晩期(今から約3,800年前から約2,600年前まで)
規模:東西約160m、南北約180m
国指定年:昭和50年(1975年)
真福寺貝塚における発掘調査の歴史は古く、1926年(大正15年)までさかのぼります。これまでに数々の調査が行われ、土器や石器に加え、木製品など貴重な遺物を数多く出土する遺跡として広く学会に知られています。
「発掘された日本列島2024」概要
1 千葉県立中央博物館(千葉県)
令和6年6月8日(土)から7月15日(月・祝)まで 38日間
2 弘前市立博物館(青森県)
令和6年7月27日(土)から9月16日(月・祝)まで 52日間
3 大阪府立弥生文化博物館・大阪府立近つ飛鳥博物館(大阪府)
令和6年10月5日(土)から12月8日(日)まで 65日間
4 大野城心のふるさと館(福岡県)
令和7年1月5日(日)から2月16日(日)まで 43日間
本市からの主な出展内容
平成28年度から令和4年度までに発掘した出土品70点。
過去に出展された遺跡
・国の特別史跡
加曾利貝塚(千葉)、吉野ヶ里遺跡(佐賀)、キトラ古墳(奈良)
・世界遺産
垣ノ島遺跡(北海道)、是川中居遺跡(青森)、百舌鳥・古市古墳群(大阪)
問い合わせ先
さいたま市文化財保護課
電話:048-829-1724