福岡市
平成28年より始まり、今年3回目を迎える熊本地震復興支援特別上映。今年は『うつくしいひと』シリーズのスピンオフともいえる「くまもと映画」3作品目の『いっちょすかん』を上映します。
『アジアフォーカス・福岡国際映画祭2018』
期間:2018年9月14日(金)~23日(日)
会場:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
公式招待作品の他、「聖なるカオスに魅せられて」をテーマに特集上映する『フィリピン映画特集』を開催。また「壊れものとしての家族」をテーマにお送りする『日本映画特集』も上映決定!期間中は、各国から監督・俳優らが来福し、舞台挨拶・Q&A・シンポジウムなども行います。その他、地元若手映像作家の特集「福岡パノラマ」など様々な作品を上映。
熊本地震復興支援特別上映
平成28(2016)年に日本の観測史上、はじめて震度7の地震を2回記録し、被災した熊本。2年の月日が経ちましたが、まだまだ復旧は完了しておりません。アジアフォーカス・福岡国際映画祭では、2016年より、映画の上映を通して、熊本の復興を支援するべく特別上映を始めました。
2016年は「くまもと映画プロジェクト」で制作された行定勲監督による中編映画『うつくしいひと』、2017年はその続編である『うつくしいひと サバ?』、そして、3回目となる今年は『うつくしいひと』シリーズのスピンオフともいえる「くまもと映画」3作品目の『いっちょすかん』を上映します。
【上映作品】
『いっちょんすかん』 (2018年/日本/39分) 監督:行定勲
【日時】2018年9月15日(土)開映13:00 ※映画祭のチケットでご鑑賞いただけます。
【会場】ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13(キャナルシティ博多内)
【作品紹介】
あの夜、熊本の人々は愛と友情にゆれていた。
震災の夜の出来事をコミカルに描いた熊本映画第3弾!
熊本の情景を記録した映画『うつくしいひと』『うつくしいひと サバ?』。そのシリーズのスピンオフとして製作された行定勲監督の熊本映画3作品目。2016年4月、熊本。2度の大地震に襲われた当夜の様子を、シリーズのレギュラー田上を主役に据え、彼の恋愛事情を中心にコミカルに描いていく。笑えて、泣けて、心温まる作品。
4月14日夜。中年のよしひろ、洋平、ソリ、ボンは店で酒を飲んでいた。何かあれば「あいつ、いっちょんすかん」と口癖のように言い合う幼馴染だ。店内には田上の姿もある。そこへ泥酔したマコが現れるも何だか田上とは気まずい雰囲気。田上への当て付けにマコはよしひろに家まで送ってもらうことに。抜け駆けされ、みんなはまたも言い合う「いっちょんすかん」。気づけば店には田上とソリだけ。すると、ぐらりと店内が揺れだした。停電、悲鳴、物が落ち壊れていく――。
田上を米村亮太朗、田上の恋人マコ役に倉科カナ、もちろんシリーズでおなじみの探偵・玉屋末吉役の高良健吾、特別出演でゲン爺役に大地康雄、そして斎藤工が友情出演する。
※「いっちょんすかん」とは熊本弁で「全く好きじゃない」という意味。いっちょん=すごく、すかん=好きじゃない
上映後に行定勲監督のQ&Aを行ないます。
【行定勲監督プロフィール】
1968年生まれ。熊本県出身。デビュー作『ひまわり』(00)で第5回釜山国際映画祭にて国際批評家連盟賞を受賞し、演出力のある新鋭として期待を集める。『GO』(01)では、日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ国内外の50の賞に輝き、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)が同年実写映画1位の大ヒットを記録。2010年、『パレード』が第60回ベルリン国際映画祭において国際批評家連盟賞を受賞、2018年に『リバーズ・エッジ』で2度目の国際批評家連盟賞を受賞した。現在は、「くまもと復興映画祭」のディレクターとしても活躍。
※「くまもと復興映画祭」は、2016年に震災した熊本にエールを送るため、前進の菊池映画祭(熊本県菊池市民有志によって開催されている映画祭)と熊本市が力を合わせて始まった映画祭です。
行定監督は、9月14日(金)19:00~キャナルシティ博多地下1階サンプラザステージにて開催のオープニングセレモニーにも参加予定。
各最新情報につきましては、公式ホームページをご覧下さい。
http://www.focus-on-asia.com/
以上、ご不明な点がありましたらどうぞお気軽にお問合せください。
皆様の本映画祭へのご参加をお待ちしております。
今後共本映画祭のPRにご協力いただきますよう、何卒よろしくお願い致します。