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東京理科大学『産学連携キャリア形成支援プログラム』開催レポート「こんなに広い!理系人材の活躍フィールド」|インタツアー(キャムコムグループ)

インタツアー

「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの株式会社インタツアー(本社:東京都港区、代表取締役:作馬 誠大)は2024年6月6日、東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科の特別授業として、ダイキン工業株式会社(本社:大阪市北区、取締役社長 兼 CEO:十河 政則、以下:ダイキン工業) および株式会社みずほフィナンシャルグループ(本社:東京都千代田区、執行役社長:木原 正裕、以下:みずほFG) と『産学連携キャリア形成支援プログラム』を共同開催しました。

マテリアル創成工学科ゼミでの当日の様子
学士課程修了者の進路において、進学率の最も多い国立大学で文系学生の進学率は10.6%であるのに対して理系学生は52.5% (※1) 、東京理科大学の学部生においても大学院進学率は50.8% (※2) と、過半数が進学となっています。一方、デジタル化によりIT人材が幅広い業界で求められるようになっているため、企業の理系学生に対する採用意欲は高まり続けていると言われています。

そこで、大学卒業後の選択肢を早期から様々な観点で検討し、将来の可能性を広げていただく契機となることを目指し、本プログラムを開催。デザイン思考を養い、VUCA時代に幅広い領域に渡る課題解決に立ち向かうイノベーターの育成を目指す先進工学部のマテリアル創成工学科ゼミ生120名に対し、空調のグローバルトップメーカーであるダイキン工業および世界のトップ企業を支える総合金融コンサルティンググループであるみずほFGの理系学部出身の採用担当者より、各企業説明に加えて理系人材の幅広い活躍フィールドや業務で活かせる理系スキル等について、経験談を含めて語っていただきました。
※1.出典:旺文社 教育情報センター(2023年5月1日現在)
※2.出典:東京理科大学 就職・キャリア関連データ(2023年5月1日現在)

開催概要『東京理科大学 産学連携キャリア形成支援プログラム』

開催日時 : 2024年6月6日(木)
参加学生 : 東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科 ゼミ生1~3年生 計120名
参加企業 : ダイキン工業株式会社、株式会社みずほフィナンシャルグループ
形式・場所: 対面・東京理科大学 葛飾キャンパス
開催趣旨 : ・魅力ある企業との出会いを通じた、学生の社会・仕事・企業への興味醸成
       ・理系人材の活躍できるフィールドの広さを知る
       ・理系人材の企業ニーズを知り、理系学生の将来の可能性・選択肢を増やす
内容   : 1.登壇企業の会社説明・理系人材の活躍領域説明
       2.パネルトークセッション
       3.二者択一!質問セッション
みずほFGの企業概要とキャリア説明
ダイキン工業の企業概要とキャリア説明

パネルトークセッション
パネルトークセッション

二者択一!質問セッション
トークセッションの様子

パネルトークでは、各企業の事業・キャリア形成の説明に加え、理系人材が求められるフィールドの広さとその可能性について、採用担当のお二人からご説明いただきました。研究や理系スキルを直接業務に生かして活躍する職種と、実験・研究で培った課題抽出量、論理的思考力、仮説検証などで培った「理系らしさ」を武器に活躍する職種の大きく2パターンがあることが分かりました。

また、お二人が就職活動をされていた当時はどのように企業を選択したのか、決め手となった要因や判断基準について体験談を交えてトーク。「生まれ変わったら文系・理系のどちらを選ぶ?」という二者択一の質問セッションでは両者とも迷いなく理系を選ばれ、理系人材として今まさに活躍している先輩たちの頼もしい言葉に、学生たちの熱気が高まるのが感じられました。

▼理系ならではの活躍できるポイント
・自分なりのテーマ・専門性を掘り下げる探求心が、社会や企業に“プラス1”の新たな価値を生み出すことができる。(ダイキン工業)
・大学で空調を学んだり直接研究テーマを扱うことは少ないと思うが、機械・電気・情報だけでなく、化学・建築・エネルギーなど多様な専門領域を組み合わせて構築するのが空調技術。特にダイキン工業は、製品や工場、事業部ごとの縦割り組織ではなく、全ての部門が日々連携をしながら横串で全体最適化を重要視する柔軟な組織体制で、各研究領域のポテンシャルを引き出している。(ダイキン工業)
・日本企業の経営者の多くは理系人材が多く、事業内容に理系的要素がかかわるものが多いと銀行営業の経験上感じた。顧客や自社のビジネス理解やシステム理解など必ず理系的要素がかかわるため、数理的・システム的・技術的分野にアレルギーがないだけでも、業務上大きなアドバンテージと言える。(みずほFG)
・逆算的、論理的思考はどんな業務でも生かすことができる。(みずほFG)

プログラムを終えて

【学生の声】

Q.2 Q.1の満足度の理由を教えてください。(回答より抜粋)
・理系の可能性や求められていることなど知ることができた。
・自身の将来の選択肢を広げられると言う思いが湧き上がった。
・就活における理系の強みや、専門性を文系職 (金融系) に活かせることを初めて知った。
・実際の理系出身社員の方の実体験を聞けた。
・企業様から就職活動だけでなく、就職後に関する有益な情報を多数いただけた。
・夏インターンが始まる前に自分の視野が狭まっていたことに気づけて他にも挑戦したいと思えた。
・先のことではあるが、就活において重視したいことが見つかった。
・分野の違う2社の企業の話を比較しながら聞けたのが面白かった。
・今まで想像していなかった企業ニーズがあることを知り、就活について考える幅が広がった。
・お二方ともお勤めの企業が好きなことが伝わってきて、お話を拝聴していてとても楽しかった。


【各企業の採用担当者・担当教授より感想と学生へのメッセージ】
▼ダイキン工業
・本イベント参画の背景(産学連携/キャリア形成支援への想い)
エアコンという製品やその広告を通じてダイキンをイメージされる方は多いですが、その事業においてどんな技術が関わっていて何がおもしろいのか、すぐにキャリアイメージまでは思い描きにくいと思います。
自動車やロケットのような見た目の分かりやすさや派手さとは違いますが、空調は機械・電気・情報をはじめ様々な専門領域の重ね合わせによって成り立っている事業であり幅広さと奥深さの両方を持っていること、更に、空気という身近で欠かせない媒体を扱うからこその社会的意義と将来への可能性があるということをぜひお伝えして、皆さんにも十分活躍の可能性があることを感じていただくとともに、興味の幅を広げていただくきっかけになれたら、という思いで参加しました。

・イベント参加のご感想
授業の一環という形であったとはいえ、想像以上に多くの学生の方に注目して話を聞いていただき、新鮮な受け止めと興味の眼差しで見ていただいているのがたくさん伝わってきたので、こちらも楽しみながらとても前向きな気持ちで参加させていただけました。(つい語り過ぎたところもあったかもしれません。)
ダイキンのグローバルでの事業展開の幅広さ、社会課題へのミッション・挑戦のやりがい、そういった中での理系の皆さんの活躍フィールド・チャンスなどもPRさせていただきましたが、そうした当社の特長も知っていただきながら、皆さんのキャリア形成の一助になれば幸いです。
産学のキャリア支援は近年色々なケースが出てきていますが、今回のものは特に、大学と企業が一緒になって場を企画し盛り上げ、複数の登壇企業がコラボして様々な角度で語るというスタイルが新しく、学生さんと企業の双方にとってとても良いものだったと感じています。

・学生へのメッセージ
理系学生としての自身のキャリアについて、個人での情報収集や分析はしていても、オープンな場において皆で話を聞いたり議論することは普段あまり無いのではと思います。今回のイベントでも、少しでも皆さんの視野が広がる方向を意識しながら、また一人ひとりが腹落ちできるような話をしたいと思って説明させていただきました。
限られた時間の中で全てを話し手が伝え切り、聞き手が消化するのは難しいですが、こうした機会を一つのきっかけにして、皆さん自身でも色々な企業や業界、キャリアの話をたくさん聞きに行ったり、社会に触れる経験を増やしたり、学生ならではの発想と行動力で色々トライしてみたり、広げていってください。もちろん、特定の企業についてもっと深く知りたい、ということで改めて足を運んでみるのもありです。ダイキンもウェルカムです。
人事担当として、こうした場を通じて皆さんの将来に何か少しでも寄与できたなら嬉しく思いますし、何かのご縁に繋がることもあると信じて、皆さんのキャリアを応援しています。頑張ってください!

▼みずほFG
・本イベント参画の背景(産学連携/キャリア形成支援への想い)
理系学生とはじめて会うと、大抵の方が「銀行って文系就職先ですよね」と言います。
しかし実際は純粋数学・宇宙理論・システム制御・魚の遺伝子研究など、専攻や学科を問わず、みなさんと同じように研究活動に没頭してきた先輩がたくさんいます。また〈みずほ〉は他社に例を見ないグループ5社共通の人事基盤が整っています。個に向き合い、“自分らしく”働くことができます。食わず嫌いせず、広く様々な業界を知ってほしいという思いで参加しました。

・イベント参加のご感想
今回のイベントを通して「〈みずほ〉は理系就職先ですよね」と思っていただけたなら嬉しいです。〈みずほ〉は銀行だけ、融資だけではありません。数理科学とデータ解析に強いみずほ第一フィナンシャルテクノロジー社があって、ITストラジストとテックリードが集うみずほリサーチ&テクノロジーズ社もあります。銀行と証券だって負けていません。マーケットや資産運用領域ではAI・機械学習の活用が進んでいますし、ビッグデータの利活用を促すコンサルティングもあれば、八丈島と提携して観光DXで地方創生にも取り組んでいるのが〈みずほ〉です。

・学生へのメッセージ
事象を観察・分析して課題を見つける、柔軟に発想する、論理的に思考する、仕組みをつくる。〈みずほ〉には、みなさんが培ってきた素養を活かせるフィールドがあります。だから食わず嫌いせず、しっかり〈みずほ〉を見ていただきたいです。仕事を“点”で捉えれば、クオンツやデータサイエンス、あるいはコンサルティング営業といった業務はどの金融機関にだって存在します。
大事なことは、キャリアという“線”で仕事を捉えること。自分らしさと強みを活かしながら、多様な選択肢から点と点を結ぶこと。〈みずほ〉なら出来ます。なぜならグループ一体の人事運営を長年続けてきたから。個に寄り添った人事運営を掲げるのが〈みずほ〉だから。これからは個の時代、キャリアメイクは自分次第です。

▼小柳 潤 教授(東京理科大学 先進工学部マテリアル創成工学科)
・本イベント参画の背景(産学連携/キャリア形成支援への想い)
今回の特別授業を開催した背景には、学生たちが早い段階から就職を意識することの重要性があります。仕事は常に答えのない課題に挑戦するものであり、一方で普段の授業では答えのある課題に取り組むことが中心であるため、前者の意識を早期から持つことで学生達の可能性を広げられる・広げたいと考えていました。特に就職活動の時期・スピードが速まっている現状では、早期に自分のキャリアに繋がる事柄や取組を考え、学ぶことが重要です。また、理系学生は特に視野が狭くなりがちです。理系=メーカーという固定観念を打破し、視野を広げるために様々な業界の話を聞く機会を提供したいと考えました。
今回のインタツアーさんのプログラムは学生と企業の本音が垣間見られる、新しいコミュニケーションになり得ると感じたためご一緒しました。一般的な就職活動よりも踏み込んだ内容かつ、どの学年が聞いても学びがあり楽しめるコンテンツであり、企業で働く理系出身者の方々の過去と現在を自身に照らし合わせて学ぶことで、他人事ではなく「自分ゴト化」して捉えられるような場を作ることを目指しました。

・講座を実施されての感想
今回の講座を通じて、学生たちは非常に楽しんで参加していました。本来、大学においてもキャリアや生き方を考える機会を増やすべきと考えており、今回の取り組みはその試金石となる内容だったと感じています。
外部から社会人をお招きし、仕事やキャリアについて考える機会を提供することは従前から取り組んできましたが、特に今回は研究者ではなく企業の方々をお招きしたことで、学生たちにとって新鮮な視点を提供できたと思います。

・学生へのメッセージ
2つお伝えしたいと思います。
1つは「時間を無駄にせず、色んなことに取り組み知見を増やして欲しい」ということです。学生生活は有限です。自分がどうなりたいか、どうありたいかを考え、「今何をすべきか」を考えることで、学生生活を意義のある時間にしてほしいと思います。
2つ目は「自分が”やりたい”と思えることを見つけて欲しい」とうことです。キャリアを考えることは、未来を考えることです。その過程で、自らの原動力を見つけ、学生生活に反映させ様々な事に挑戦してほしいと願います。

会社概要


インタツア―は、新卒採用向けのリレーション採用プラットフォーム「インタツアー」を展開しています。学年を問わず学生が企業にインタビューすることで互いの理解を深め、学生と企業の新しいつながり方を提供する採用マーケティング機能で、新卒採用支援を行っています。「グッドデザイン賞2022 ウェブサービス」受賞、「HRアワード2023 人材採用・雇用部門」受賞。
 本社:  東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館16階
 代表者: 作馬 誠大
 設立:  2012年5月
 資本金: 4億円(※海外含むグループ合算/2022年3月末)
https://intetour.co.jp

「働く」に関する社会課題をビジネスで解決する会社として、HRテックをはじめ、人材紹介・製造派遣・外国人雇用支援・事務アウトソーシングなど多様なサービスを展開しています。
 本社:   東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館16階
 代表者:  グループ代表 神保 紀秀
 設立:   2001年8月
 売上高:  1,292億円
 資本金:  4億円
 従業員数: 2,385人(派遣スタッフ除く)
 主要拠点: 全169拠点
 ※2023年3月末
https://cam-com.inc/

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