WWFジャパン
売上の10%をWWFの保全活動へ寄付するコレクションを展開
◆ WWFグローバル・コーポレート・パートナーシップの取り組みの一環で、世界50ヵ国以上でコレクションを展開
◆ 売上の10%がWWFの保全活動へ寄付
WWFとエイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区宇田川町33-6、代表取締役社長:ルーカス・セイファート、以下H&M)は、2018年9月27日(木)から、野生生物をデザインした子供用(0~14歳)の「WWF x H&M キッズコレクション」を日本全国のキッズ取り扱い店舗および、H&M公式オンラインストアで販売いたします。当コレクションはサステイナブルな素材で作られたスウェットやレギンス、ワンピースなどが揃い、売上の10%がWWFの保全活動に寄付されます。
本コレクションは、WWFとのグローバル・コーポレート・パートナーシップ(注1)の取り組みの一環で、世界50ヵ国以上で展開いたします。コレクション内の各製品は、約95%が持続可能な原材料で製造されており、販売される商品タグも、持続可能な形で資源を利用して作られた素材が使用されています。製造工程で使用する水や化学物質にも環境への配慮がされています。
H&Mは、服飾・アパレル業界として先駆的に、2030年までに販売する全ての商品をリサイクルされた素材または、持続可能な形で資源を利用して作られた素材にするという方針を掲げており、WWFと水資源・気候変動対策・持続可能性戦略に重点を置いて協働をしています。
<コレクション内容>
キャンペーン名:WWF × H&M キッズコレクション
公式オンラインストア(http://www2.hm.com/ja_jp/index.html)
発売日:2018年9月27日(木)
支援額:コレクションの売上の10%を寄付
<「WWF × H&M キッズコレクション」の環境配慮基準>
■コットン:1.GOTS(Global Organic Textile Standard)4.0認証を受けたコットン、2.OCS(Organic Content Standards)認証かつH&M COC(Code of Conduct)と H&M RSL(Restricted Substance List)に準拠したコットン、3.H&M認証ルートまたはRCS / GRSに従ったリサイクルコットンを使用。
■ポリエステル:H&M認証もしくはRCS (Recycled Claim Standard)/GRS(Global Recycled Standard)による
リサイクルポリエステルを使用。
■混合原料(装飾とトリムを含む):製品総重量の最大5パーセントのみとし、特定の目的の場合に限り、非持続可能な材料を含むものを使用。
■有害化学物質:サプライチェーン全体で有害化学物質は使用せず、最終製品にも含まれていません。
GOTS 4.0 もしくはGOTS 5.0認証済み。OCS認証コットンの場合は、サプライチェーンはH&M RSLへの準拠、最終製品は H&M RSLに準拠する残留レベル。
■水質:BSRに準拠した工場(すべての染色仕上げ工程、現場での染色)。
■水使用とエネルギー使用/ CO2排出:Higgインデックスと H&Mサプライヤー評価で、水使用およびエネルギー/ CO2排出について、50%以上の評価を得ている工場を使用。
■プリント:高懸念物質(SVHC)が含まれていない水性インクの使用。 MAKグループIII A1およびA2に属する染料、PVC、またはクロロ有機物を含む他の物質が含まれていないインクを使用。
■紙/タグ:FSCリサイクル認定をうけたもの、もしくはPVCなし。
■社会的基準:サプライチェーン全体にわたるILOの尊重。GOTSまたはH&M COCへの準拠。
■消費者の行動:コレクションにClever Careの取り扱い表示ラベル。
<WWFとH&Mのパートナーシップについて>
WWFとH&Mは、2005年に共に創業メンバーとしてBetter Cotton Initiative (BCI) の取り組みを開始し、2010年には海洋保全をテーマに t-shirt collection共同キャンペーンを実施しました。
2011年より、「水資源管理に関する協業(water stewardship)」を開始しました。これは、サプライヤー、従業員、消費者、政府やその他のステークホルダーをターゲットとした、バリューチェーンにおける水資源管理や、企業、政策立案者、民間団体と共に取り組む絶滅危惧種のカワイルカなどが生息する中国の河川域の保全活動を通じた、責任ある水資源の利用と管理の認知度向上を目的としています。
また、2016年にはキッズコレクション共同グローバルキャンペーンもスタートし、パートナーシップを気候変動分野へも拡大しました。そこでは、WWFが先進的な温暖化対策を進めている企業とパートナーシップを築き、その業界における地球温暖化対策の推進リーダーとしての役割を果たしてもらうプログラム『クライメート・セイバーズ』へH&Mも2017年に参加し、2020年、更には2040年までの削減目標を発表しています。
<WWF(World Wilde Fund for Nature)について>
1961年にスイスで設立された地球環境保全団体です。人と自然が調和して生きられる未来を築くため、現在100カ国以上で、希少な野生生物の保護や、森や海などの自然環境の保全、自然資源の持続可能な利用、地球温暖化の防止などを目指したプロジェクトを展開しています。 https://www.wwf.or.jp/
(注1)WWFグローバル・コーポレート・パートナーシップについて
環境課題とその改善に向けた共通の思いに基づき、WWFとパートナー企業の二者間で、グローバルな規模で、(1)持続可能な事業活動の実現、(2)社会への環境コミュニケーション、(3)WWF自然保護プロジェクトへの資金支援の3分野を含む協働を行うパートナーシップ。