株式会社ベビーカレンダー
11人に1人の確率で乳がんにかかる可能性がある事実を約6割が「知らなかった」と回答
妊娠・出産・子育ての毎日を笑顔にする、ママと専門家をつなげるプラットフォーム企業 株式会社ベビーカレンダー(旧社名:株式会社クックパッドベビー、本社:東京都渋谷区、代表取締役:安田啓司、以下「ベビーカレンダー」)は、10月1日に「乳がん検診の日」を迎えることから1,501名のパパ・ママを対象に、「乳がん」に関する意識調査を実施致しました。(調査期間:2018年9月6日~9月7日)調査・分析の主なポイントは以下の通りです。
<調査結果のサマリー>
約9割が乳がんに関心あり!その反面、意外と知られていない乳がんの恐ろしさ
妊娠判明前に乳がん検診を受診したママは約4割に留まる
子どもの存在がきっかけ!約6割が妊娠・出産を機に検診を決意
忙しいしお金もかかる……約4割のママが乳がん検診に消極的!
セルフチェックで発見できる乳がん。その実施率は約5割!
約7割以上のママが妊娠・出産を経て健康への関心が高まる
自身のことは後回し……ママが健康管理できない理由
1.約9割が乳がんに関心あり!その反面、意外と知られていない乳がんの恐ろしさ
「乳がんについて関心がありますか?」という問いに対し、全体の95.1%にのぼる1,427名が「とても関心がある」「まあ関心がある」と回答し、乳がんに対する関心が非常に高いことが判明しました。現在、生活の変化に伴い乳がんにかかる人は国内で年々増加傾向にあり、生涯で11人に1人という高い確率で乳がんにかかる可能性がある*といわれています。しかし、この事実を知っている人の割合は4割に留まっており、乳がんに対する関心が高い一方、がんリスクの高さに対する認識は低いことが伺えます。
*国立がん研究センターがん対策情報センター 最新がん統計より
2.妊娠判明前に乳がん検診を受診したママは約4割に留まる
妊娠判明前後の乳がん検診の受診率を調査したところ、全体の44.6%が妊娠判明前に「乳がん検診を受けたことがある」と回答しました。妊娠判明前に検診を受けたことがある方へ、出産後も継続して検診を受けているか質問したところ、77.1%が「妊娠・出産後にも継続して検診を受けている」「今後受診を予定している」と回答し、すでに一度乳がん検診を受けている方の定期健診の意識の高さが伺えました。
3.子どもの存在がきっかけ!約6割が妊娠・出産を機に検診を決意!
妊娠判明前に乳がん検診を受けていない方へ、妊娠・出産後の受診状況を質問したところ、9.7%が既に受診、49.8%が今後受診する予定であると回答しました。
さらに、約7割以上の人が妊娠・出産を経て乳がんへの意識が高まったと回答しており、子どもが生まれたことにより自身の健康の重要性を再認識するママが多いようです。
乳がん検診への意識が変わった理由を尋ねると、「妊娠・出産を経て、乳がんへの関心が高まったから」という理由に続いて、「著名人の乳がんのニュースを知って他人事ではないと感じたから」という回答が多く挙がり、著名人が乳がんで亡くなった昨今のニュースの影響による意識の高まりも感じられる結果となりました。
<具体的なエピソード>
・授乳しはじめてすぐに、片方の乳房にしこりのようなものが触れたため、乳がんでないか心配になり検診を受けた。
・乳がんで亡くなられた方のニュースを見ると子どものためにも長生きしないと、と感じる。そのためにも早期発見、早期治療が重要だと思う。
・妊娠、出産前から受けなければとは思っていたが、忙しさを理由に受けていなかった。子どもが生まれてから子どもの為にも健康で長生きしなければという思いが強くなり、検診を受けようと思った。
・年齢的にもそろそろ受けたいと思っていた。
4.忙しいしお金もかかる……約4割のママが乳がん検診に消極的!
妊娠前に検診を受けたことがなく、妊娠・出産後も検診を受ける予定がないと回答した方へその理由を尋ねると、多忙なことや金銭的な負担が主な理由として挙げられました。乳がんは、30~64歳の女性のがん死亡原因の第1位であり、 30代から乳がんと診断される人が増え始める*といわれていますが、その年代に差し掛かっても子育てが忙しく、検診を受けることができないというママたちの現状があるようです。
*国立がん研究センターがん対策情報センター 最新がん統計より
<具体的なエピソード>
・子どもがいるため検診に行く余裕が精神的にも体力的にも時間的にもない。
・妊娠中に乳がん検診へ興味を示すようになったが、つわりや切迫早産など体調が優れず行けなかった。
・検診をいつどこで受けていいのかわからない。受けないではなく受けたいけどわからない。
・検診を受けたいけど子どもにお金がかかるので子どもが優先になる。
・症状がない状態でいくのは、あまり年齢的にも意味がないと感じるから。30代になったら毎年検査したい。
5.セルフチェックで発見できる乳がん。その実施率は約5割!
乳がんは体の表面に近いところに発生するため、自分で観察したり触れたりすることによって発見できる可能性が高いといわれています。乳がんのセルフチェック(自己検診)での発見率は6割と非常に高い*1ことに加え、早い段階で見つかれば10年間の生存率は9割を超す*2ことも分かっており、セルフチェックの認知拡大が重要視されています。
しかし今回の調査で、セルフチェックについて「知っているがおこなったことはない」「知らない」と46.1%が回答しており、セルフチェックの実施率がまだまだ低い現状が伺えます。
*1日本乳癌学会 全国乳がん患者 登録調査報告より
*2全国がんセンター協議会 全がん協生存率調査より
6.約7割以上のママが妊娠・出産を経て健康への関心が高まる
妊娠・出産経験後の自身の健康への関心がどう変化したか質問したところ、全体の75.3%が出産・妊娠を機に自身の健康への関心が高まったと回答しました。
理由としては、「子どもという守るべき存在ができたから」という回答が最も多く、「子どもの成長を間近で見守っていたい」といったママとしての責任感を感じている方が多いようです。
さらに出産後に疲れを感じやすくなったり、腰痛・肩こりがひどくなったといった意見も多く聞かれ、出産を通じて体の変化を感じ、自身の健康への意識が高まった方も多くいるようです。
<具体的なエピソード>
・妊娠、授乳を通し、自分の健康が子どもの健康に直接つながることを実感したから。
・家事、育児、仕事をこなすには、体力が必要だから。子どもに関わる時間をもっととってあげたいので、そこまで考えると自分が疲れたなんて言っていられないため。
・自分が倒れてしまったら家族に負担がかかるし、まだ小さい子がいるので治療や入院などとても考えられないので、しっかり検査等を受けて未然に防ぎたい。
・出産の代償はとても大きく、1~2週間に一度病院に掛かっている。妊娠前はそんなことはなかったのに。子どもを守るため、健康でいなきゃいけないので検診等は必ず受けたい。
7.自身のことは後回し……ママが健康管理できない理由
自身の健康への関心が妊娠・出産前より気を使わなくなったと回答した方へその理由を尋ねたところ、多忙から自身の健康管理の優先順位が下がってしまったとの意見が多く寄せられました。
家事や子育てに日々奮闘しているママですが、家族の太陽であるママにはいつでも元気でいてほしいと家族みんなが願っているはず。愛する家族の笑顔を守るためにも、まずママが自分自身の体をいたわってあげられるような家族のサポートや環境づくりも大切といえそうです。
<具体的なエピソード>
・子どものことが最優先になり、自分の体にまで構っていられないから。
・子どもへのケアに集中してしまい、自分の事を忘れてしまう。例えば、子どもには手作りのバランスの良い食事を準備するけれど、自分はカップ麺で済ませたりしてしまう。
・守るべきものが増えたので本来であれば健康に気を使わなくてはならないのだが、子どもが小さいので自分にかける時間がないのが現状。
▼ベビーカレンダーのニュース記事はこちら
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/7633
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
調査期間:2018年9月6日~9月7日
調査件数:1,501件
<ベビーカレンダーとは>
『ベビーカレンダー』は、月間150万人以上が利用している、医師・専門家監修の妊娠・出産・育児の情報サイトです。妊娠してから赤ちゃんが1歳になるまでの間、赤ちゃんの成長に合わせて、毎日必要な情報をお届けします。
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<会社概要>
■社名 :株式会社ベビーカレンダー (https://corp.baby-calendar.jp)
■本社所在地: 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-38-2 ミヤタビルディング10F
■代表者 :代表取締役 安田啓司
■設立年月日:1991 年 4 月
■主要事業 :産婦人科向け事業、メディア事業
【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社ベビーカレンダー担当:二階堂美和
TEL:03-6631-3600 FAX:03-6631-3601 MAIL:info@baby-calendar.jp