髪を数センチ切るだけで、違う人格になれて、今までのファッションがガラリと変わったり、してみたかったファッションに挑戦する後押しをしてくれたり。カットによって、見た目の変化があるのはもちろんのこと、ヘアのバランスで変わるファッション、そして、短くなった分、得られた心境の変化や気づきを内田有紀さんに伺いました。
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内田有紀さん、8年ぶりのショートヘアにしてどんな変化がありましたか?
モードな黒も構えずに「自分らしく」力を抜いて受け入れられます
甘モード×ヘルシーがイイ感じ! ウエットヘアも新鮮
「ショートヘアにしたことでデコルテがキレイに見える服が気になるようになりました。フェミニンな黒ワンピースこそ、髪を少しウエットにし、カッコ良さを加えて。肌見せも、色っぽいではなくヘルシーな印象に」
「髪が長いと女っぽい」「短いとボーイッシュ」と捉えられがちですが、そんな単純なことではなく、「女性らしさ」「可愛らしさ」「ボーイッシュ」と、いろいろなキャラが混ざって奥行きが出るのが大人の女性。芝居で役をいただいたら、その女性がどんなヘアスタイルで、どんなファッションを着ている人なんだろう? と想像するのが楽しくて。ショートヘアでもエレガントな役を演じることもあるから、少しウェーブをつけたり、アイラインを効かせたり。女性ってちょっとした演出次第でガラッと印象を変えられると思うんです。
今日のワンピースもロングヘアだったらもしかしてコンサバすぎてしまったかもしれないけれど、ショートだからこそ、モードに振れて軽やかに黒が着られる。ボーイッシュなヘアと女性らしい服。そのコントラストが絶妙なバランス感のオシャレにつながっていくことを知りました。だからオシャレって面白い! いくつになっても、そのチャレンジ精神やワクワク感を忘れないでいたいです。
ワンピース¥48,400(ユナイテッド トウキョウ/ユナイテッド トウキョウ 神宮前店)パンプス¥111,100(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)
撮影/彦坂栄治(まきうらオフィス) モデル/内田有紀 ヘア・メーク/板倉タクマ(nude.) スタイリスト/竹村はま子 取材/石川 恵※情報は2023年7月号掲載時のものです。