皆さんは、エクササイズやダイエット以外で、脚をスリムにする方法をご存知ですか?
すらりと伸びる脚は女性にとって永遠の憧れ。でも、「脚に自信がないから…」とロングスカートやパンツばかり穿いて隠している方も多いはず。エクササイズやダイエットでピンポイントに細くするのが難しい「脚」ですが、専門医師による「足の美容外来」なら、長期間ジムやエステサロンに通わなくても時短で美しい脚を手に入れることができるそう!
今回は、日本で唯一の〝足と歩行の総合病院〟である「下北沢病院」で、「シンデレラメソッド」という美脚が叶う美容施術について伺ってきました。普段あまり耳にしない〝足の美容〟ですが、信頼できる専門医師の施術だから安心。今年の夏は、脚コンプレックスをなくして、自信をもって生脚を出していきましょう!
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★ 痛みに即効性あり!足裏への【ヒアルロン酸注入】治療とは?
STORY世代の【足の美容の2大悩み】の解決策を聞きました!
【足の美容の2大悩み①】太さ
「太さが気になって、生脚が出せません! 特にたくましい、ふくらはぎはコンプレックスです」
脚の太さの原因チェック!【美脚セルフ診断テスト】
A.むくみ型
「むくみ」というのは、何らかの原因によって、皮下脂肪に組織液(水分)が溜まった状態。様々な原因によって発生します。運動不足や同じ姿勢で1日過ごすだけでもむくみが生じたり、場合によって貧血、心臓病、腎臓病、肝臓病などの脚以外の病気が原因でも起こります。漢方薬/塩分やアルコールを控える/マッサージ/着圧ソックス/ふくらはぎのエクセサイズなどが有効ですが、「むくみ」は、さまざまな病気が原因でも起こり得るため、むくみがある場合は放置せず、まずは病院での検査をオススメします。
【むくみ型の推奨治療法】
・内科的治療…利尿剤など、薬の処方
・自宅での圧迫療法…弾性包帯や医療用圧迫ストッキング
・自宅での運動療法…足指やふくらはぎの運動
B.脂肪型
ぷにっとふくらはぎが2㎝以上つかめる方は「脂肪太り」の可能性があります。 脂肪が原因であれば、一般的なダイエットで改善の余地がありますが、ふくらはぎに蓄積した脂肪はなかなか細くなりません。全身運動によるダイエットが最も有効ですが、部分痩せはなかなか困難。そんなあなたには「メソセラピー」「脂肪吸引」が有効かも。
【脂肪型の推奨治療法】
・全体運動によるダイエット
・脂肪吸引
・メソセラピー(脂肪融解注射)
※メソセラピーとは…一般的にいう「脂肪融解注射」のこと
・複数回(3-5回)局所への注入によって効果が得られる
・少量の薬剤やアミノ酸、ビタミン剤などを脂肪層に注射し、 脂肪を分解・溶解する
・フォスファチジルコリン(高脂質血症改善薬EPLカプセルと同成分)が脂肪細胞に作用し、血中に吸収され内臓の働きにより分解されて尿や便、汗となって体外へ排出
・太ももにも施術することができる
C.筋肉型
ふくらはぎの筋肉が発達し、過剰に発達したふくらはぎを「ししゃも脚」と呼びます。ししゃも脚になってしまうと男性のような脚の印象に。ふくらはぎは足痩せしようと運動をすると、より筋肉が発達してしまいます。だからといって、ふくらはぎの筋肉マッサージやストレッチを行っても、むくみが取れるだけで筋肉自体は細くなりません。努力をしても痩せないふくらはぎを細くするには、〝ふくらはぎボトックス注射〟が効果的です。過酷な運動をしなければ、だんだんと筋肉が退縮し女性らしいスラッとした華奢な脚が手に入ります。
【筋肉型の推奨治療法】
・筋肉に負担をかけない立ち方、歩き方を心がける
・インソールの作成
・ボトックス注射
ふくらはぎ筋肉型さんにおすすめ!【ボトックス注射治療】とは?
【ボトックス注射とは】
ボツリヌス菌が作るボツリヌストキシンを加工した薬剤であり、筋肉を支配する神経を麻痺させ、注射された筋肉を弛緩させます。何度か繰り返しているうちに、力を入れにくくなった部分の筋肉が、スッキリ落ちていく効果が期待できます。
—治療の流れ、経過
・注射後、1か月程度から効果を実感します
・3か月後に効果をみながら、必要に応じて追加のボトックス注射で調整(追いボトックス)
・注射後、6か月程度で少しずつ筋肉の大きさが戻ってきます
【ボトックス注射の副作用】
・注射後、1-2週間は筋肉痛のような痛みと腫れが起きる可能性があります(歩けないほどではありません)
・ボトックスは、妊娠中、授乳中の方は打つことができません。また、注入から3か月程度は避妊推奨となります
・繰り返し可能な治療法ですが、抗体ができると徐々に効果が落ちるという報告もあります
【足の美容の2大悩み②】痛み
足の裏が痛くなるので、ヒールが長時間履けません! 家の中でも、スリッパを履かないと足裏が痛いです
痛みに即効性あり!足裏への【ヒアルロン酸注入】治療とは?
【ヒアルロン酸とは】
ヒアルロン酸は、私たちの体を構成する重要な物質のひとつです。肌の潤いを保つ成分としておなじみですが、もともと体内に存在する物質なので、アレルギーなどの副作用の心配がないのが特徴。 足に注射することで足りなくなった足のクッションの役割を果たし、約1年間効果が持続。約2~3年かけて徐々に体内に吸収されます。施術時間は約15分、すぐに歩いて帰宅できるのも安心なポイント。
—治療の流れ、経過
・注射後、1、2週間後から効果を実感し、6~9か月は持続します
・1か月後にフォローアップの診察を予定、必要に応じて追加のヒアルロン酸注射も可能
【脂肪注入術とは?】
腹部より脂肪を採取し、必要な部位に移植します。注入した脂肪は約50日で安定します。ヒアルロン酸注入よりも少しハードル高い施術の印象もありますが、「コラーゲン増生の増加/新生血管新生/真皮の厚みの増加」など美肌効果のメリットもあります。
医療法人社団 下北沢病院
日本では唯一の”足と歩行の総合病院”。整形外科、形成外科、心臓血管外科、糖尿病内科、循環器内科、内科、皮膚科など様々な観点から足を診察、治療を行う。また足の人間ドック 「足の見えるか検診」を実施し、足の健康に対する意識向上に 貢献しています。
世田谷区北沢2-8-16
03-3460-0300(代表)、03-3460-0021(予約専用)
理事長:久道勝也
詳細はこちらから: https://shimokitazawa-hp.or.jp
下北沢病院医師団による著書『新しい「足」のトリセツ』(日経BP)は、発行部数67,000部を超えるベストセラーに!
取材/笹 利恵子