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Beauty齋藤薫さん「悩み多き40代に答える、美の叡智」

「集中ケア」より、いまは「没入ケア」! 年末年始の疲労肌を立て直すケアとは?【美の巨匠・齋藤薫さん連載】

数々の女性誌で長年活躍している美容ジャーナリスト・齋藤薫さんが、STORY読者の悩みに寄り添うQ&A連載。体の変化が目に見えて表れはじめ、不安や悩みも増えてくる40代に、美の先輩からの叡智をお届けします!

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【INDEX】 ★ お悩み:【お疲れ肌の立て直し方は?】
時々お手入れ法を変えると、美肌が目覚める?
だから、集中ケアより「没入ケア」!
時間も手間も3倍、心にもしっかり効く没入ケアのテクニック
★ おすすめのアイテムはこちら

お悩み:【お疲れ肌の立て直し方は?】

年末年始はどうしても忙しくて、肌も疲れがち。いつものケアだけだとなんとなく物足りなさを感じるのですが、肌をしっかり立て直す方法を知りたいです。

時々お手入れ法を変えると、美肌が目覚める?

同じ化粧品を長く使い続けると、効きが悪くなる……よくそう言われるけれど、それってホント? 結論から言うなら、ノー。確かに最初に使った時よりも、効果実感が薄くなることはあるけれど、それは肌が改善した分、実感の幅が減るだけ。肌が慣れてしまうというのは、基本的に誤解であると言われる。
ただ、そう感じるのは確かで、それも”肌が慣れてしまう”というよりは、自分が”そのお手入れに飽きてしまう”からなのではないか。だからこそ、たまにお手入れ法を変えてみる。
自分を飽きさせないためのお手入れ法チェンジ、 それだけでも肌が覚醒し、美肌印象が増すのは本当に不思議なほど。
極端な話、化粧品そのものを変えなくても、塗り方を変えるだけで、ハッとするほど効き目を感じたりするものなのだ。

だから、集中ケアより「没入ケア」!

かつては市場を騒がせた”集中ケア”。例えば2週間にわたり、いつものお手入れをそれにすっかり切り替えるといった短期集中スペシャルケア。試したことはあるだろうか? 高級ブランドにはそうした製品が今もあるけれど、正直、期待したほどではなかったと言う声が少なくない。
それは裏を返せば、その「集中ケア」と言う響きに期待値が大きすぎたから。2週間後には見違えるほどキレイになれると思ってしまうからこそ、どうしても不満が残る結果になりがちだが、ある意味そこまでしなくても、集中ケア的な実感を得ることはできるはず。

それを叶えるのが「没入ケア」。文字通り、ただひたすら一つのお手入れに没頭すること。同じ化粧品を使っても、お手入れの仕方を変えるだけで効果実感が増すように感じるのは確か。さらにその行為に没頭すれば、明らかに効果が増すのだから、もう迷わず試してみて欲しいのだ、没入ケアを。

例えば、自分自身こんなことがあった。外出中に見た鏡で、あまりにも衰えと疲労感が激しかったので、その夜は家に帰って初めて自分なりの没入ケアをしてみた。つまりいつもと同じ化粧品を使って、3倍時間をかけ、3倍丁寧に、3倍集中してお手入れをしてみたのだ。するとどうだろう。それだけで、肌が本当に見違えた。お手入れに没入するだけで、こんなに肌って変わるものなのかと驚くほどに。

時間も手間も3倍、心にもしっかり効く没入ケアのテクニック

没入ケアの決めては、繰り返しになるけれど、3倍の時間をかけ、3倍の丁寧さで、3倍集中しながらのお手入れ。私たちがエステに行ってフェイシャルマッサージを受けると、それだけで「素顔で帰りたい」と思うほど肌が見違えるのも、要はプロの手による没入ケアだから。

もちろんプロのような技を駆使できない自分ケアで、どうしたら3倍時間をかけて、3倍丁寧にお手入れできるのか? それはまず五感をしっかり使うこと。意識して五感を研ぎすませ、感触や香りを存分に味わいながらお手入れをすること。そして、さらなる絶対のコツは、いつものお手入れをゆっくりゆっくり、できるだけゆっくりと行うこと。実はそれだけで、無意識にも感触や香りを楽しみながら、じっくり丁寧なお手入れになっているからなのだ。だからまずはゆっくりモードで。

そしてもう一つは、心を込めてお手入れすること。これも最初は戸惑うのだろう。いつものルーティーンになっているお手入れに、どうしたら心がこもるの? と。
でもこれも、ゆっくりゆっくり五感を研ぎ済ませることが、約束になる。できるならば、心地よい音楽や自分の好きな曲をかけて、その1曲が終わるまで、短い曲なら化粧水だけでそのくらいかけるつもりでお手入れすると、とても自然に心がこもる。そうするとまるで瞑想でもしたかのように、心がすっかり整い、浄化されるのだ。
つまり“肌にも効くけど、心にも効く”、それが没入ケア。やらなければ損。特に年末年始で疲れている時、衰えやトラブルが目立つ時、そして今年からちょっとお手入れ方を変えてみようと思う時、迷わず没入ケアを始めて欲しい。
いつもの化粧品でも構わないが、没入ケアにぴったりの化粧品を以下に上げてみたので、ぜひ!

おすすめのアイテムはこちら

Remii H2ジェルパック

4回分 ¥16,500 (2025.1.23発売)/ブラウレミィ

ビックリするほど肌が見違える、水素発生システムパックは
1回30分以上の没入ケアが不思議なほど効く

いわゆるシートマスクでも充分に没入ケアできるけれど、もっと劇的な即効性と集中力を体験したいのなら、ともかくこの水素マスクを使ってみて欲しい。
活性酸素除去率97%水素濃度40万ppmと言う、化粧品としてはありえないほどの超高濃度水素発生システムを搭載したすごいジェルパックが登場。水素水に関してはいろいろ言われているけれど、この高濃度発生システムがどんな怪しさも一掃。天然ヒト型セラミドやCICA、ナイアシンアミド、リンゴ果実培養細胞エキスなど、見事な成分群が水素と一緒に送り込まれた時の肌の透明感、ハリ、毛穴の見えないなめらかさ、想像してみて欲しい。
30分じっくりかけて出来立ての水素を瞬間的に送り込めば、週一回の使用で十分に美肌をキープできる。試して欲しい。

エンスィ スキンアウェイクニングエッセンス

50mL ¥8,000/I-ne

独特な二層式が決め手
シェイクして乳化した状態を作ってゆっくりじっくり馴染ませれば、ハッとするほどの”もち肌”へ

いわゆる二層式、上部のオイル層には、肌の皮脂に近くビタミンやミネラルもたっぷり含んだバラ科のオイルを配合。美容液層には、さらにヒト型セラミドや高機能ペプチドなどを配合し、角層のすみずみまでに、うるおいを長時間届け続けるオートリリースカプセル処方。言うまでもなく、この2層を振って混ぜて届けるわけだが、2層が分離するギリギリの状態が肌に効果的な実感をもたらす状態とされるだけに、1回目から驚くほどの美肌実感。これを二度三度と繰り返すようにゆっくりゆっくり馴染ませれば、本当に肌は見事にふっくら、もちもちのハリ肌が出来上がる。それは肌のバリアがサポートされたサイン。肌が理想の状態に導かれて綺麗がどんどん巡ってくると考えて。また脳科学に着目して天然香料を使ったフローラルムスクの香りは、目を閉じて味わうようにお手入れすると、本当に脳がすっきり幸福感に満たされる。

ドモホルンリンクル 保湿液+クリーム20

保湿液 120mL ¥5,500、クリーム20 30g ¥14,300(2025.1.8発売)/再春館製薬所

他にはない4ステップのお手入れ法で、毎回が没入ケア
毎回が驚くほどの肌仕上げ

じつは出合った全ての人を、お手入れの大切さに目覚めさせてくれるのがドモホルンリンクルの基本ケア。”基本4点”を、ゆっくりじっくり丁寧に、肌を慈しむように大切に送り込むことを大前提とするお手入れで、肌はこれだけ違うのかと思い知らされるからなのだ。特に最初に使う保湿液は、一度丁寧に馴染ませたら、もう一度手に取ってゆっくり馴染ませる。すると手指が吸い付くように潤って、その時点でもう肌が出来上がってしまったように整ってしまう。
その後に、美活肌エキス→クリーム20 →保護乳液の順番で使うのだけれど、この他にはない独特なお手入れ順序が、自分でも見たことのないような肌を作り上げる。お手入れ順序も大切、ときっと痛感するだろう。いずれにせよ毎日の没入ケア、やってみて欲しい。ちなみにクリーム20 は市場No. 1の売り上げを記録してきたクリーム。ぜひ全身全霊、思いを込めて使いたい。

デュオ ザ クレンジングバーム ホットa

90g ¥3,960/プレミアアンチエイジング

肌にほっこり吸い付くような温感バームの没入ケア
これほど気持ち良いクレンジングはこの世になし

肌に温かいというだけで、お手入れの満足感と幸福感が爆上がりになること、きっと知っているはず。それも、クレンジングでの温感は、独特の喜びがあるもので、なんとも心地良いマッサージができ、いつの間にか毛穴の奥の汚れまでもがするすると湧き上がってくる。クレンジングにおける没入ケアはとりわけ大きな効果をもたらすことにも気づくはずなのだ。だからたまにはいつもよりも丁寧に時間をかけて、クレンジングマッサージ。没入ケアの素晴らしさがきっとわかるはずだから。
独自のヒートクリア成分と、温感が長い時間続くこだわりのホットアクティブ処方。スムーサーオイルが指の滑りと止まりを絶妙にコントロール。クッション性と伸びの良さも緻密に計算されていて、うっとりするほどの極上摩擦レステクスチャーが本当にクセになる。クレンジングバームをこれほどまでに本気で作りつづけているブランドは無いからこそ生まれた、類稀なるバーム処方なのだ。ヒートシールドと保湿効果で、洗顔後の熱の放出と水分蒸散を防ぐというありがたさ。ゆずとジンジャーが香る、冬にぴったりの香りにも没入できる。

KANEBO ラッピング ボディー ポリッシャー

220g ¥4,950(2025.3.7発売)/カネボウインターナショナルDiv.

ボディ洗いと、スクラブと、潤いラッピングが1つになった、
生まれながらの没入ボディーケア

習慣になっていないと、ついつい面倒になってしまうボディケア。ただ、入浴中のスクラブは圧倒的に効果がありそう、ということで、きっと誰もがやってみたいはず。それでも洗うことが精一杯という人に、ぜひとも知って欲しい逸品が生まれた。今や何を作ってもヒットする、飛ぶ鳥を落とす勢いの大人気ブランド”黒KANEBO”からの提案だ。
ラッピングボディーポリッシャー……このネーミングだけで何をしてくれるか一目でわかる。いやそれ以上のことをやってくれるのがこの逸品。まずボディークレンジングでありながら、肌に優しいポリッシャーでもあり、毎回無理なく肌の角質を取り除ける上に、洗い流した後もまるで肌をラッピングしたようなうるおいの膜ができて1日中すべすべの肌でいられる。こんなに何もかも欲しいものを凝縮してしまったボディーケアは他にないくらい。しかも、3種類の崩壊性スクラブとトリートメントオイル50%配合という渾身の処方で、肌をゆっくりと撫でているだけで至福の時が得られてしまう、生まれながらの没入ケア。もうバスタイムが楽しみで仕方なくなるほど。手間をかけるレベルでは全然ないのに、不思議なほどに手間のかかったボディーになってしまう。本当によくできた没入ボディ一ケアは、一度使えば必ずはまる。

齋藤薫さん 美容ジャーナリスト/エッセイスト 女性誌編集者を経て、現在は女性ファッション誌やネット媒体など多数の連載エッセイを担当。そのほか美容記事の企画、化粧品開発アドバイザーを務めるなど幅広く活躍中。最新刊は『一生美人 セカンドステージ 63の気づき (朝日新聞出版)
お問い合わせ先 カネボウインターナショナル Div. 0120−518−520
再春館製薬所 096-289-4444
ブラウレミィ support@blauremii.com
プレミアアンチエイジング 0120-557-020
I-ne 0120-333-476

写真/光文社写真室 イラスト/MAKOTO   取材/沢亜希子 

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