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甘くせつない、カレとの日々。『グッバイ・ゴダール!』

アカデミー賞5部門受賞作『アーティスト』でハリウッドのサイレント映画時代を魅力的に再現したミシェル・アザナヴィシウス監督が最新作で描くのは、映画界の“生きる伝説”ジャン=リュック・ゴダール!
ヌーヴェルヴァーグ的表現と60年代フレンチカルチャーをギュギュっと詰め込んだ、ポップでスタイリッシュでコミカルなラブストーリーです。

原作はゴダールの2番目の妻、アンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝小説。
まだ大学生のときに世界的巨匠ゴダールと恋に落ち、新作『中国女』のヒロインに抜擢されたアンヌ。
プロポーズを受けた彼女が天才とともに過ごした新鮮で刺激的な日々、やがて押し寄せる五月革命の波とゴダールの政治への傾倒、そしてアンヌが別れを決意するまでの短くも濃厚で輝いた時間——。

憧れのスターのミューズになるという、19歳の女性に訪れた夢のような出来事。(アンヌ自身もノーベル文学賞受賞者モーリアックの孫というすごい出自だったりしますが。)
けれどゴダールとの生活は、思い描いたものとはずいぶん違う方向へ。。
コレジャナイ感が募りつつも、なんとか彼を理解しよう、愛そうと前向きに向き合うアンヌ。
自分を広い世界に連れ出してくれた人によって次第に縛られ不自由になっていく彼女が、甘酸っぱい経験を通して自分自身を発見し、大人の女性へと成長していく物語。

ゴダールといえば、ファッション映画としての側面も見逃せません!
作中のヒロインたち(アンナ・カリーナ、ジーン・セバーグ、ブリジット・バルドーetc..)の着こなしやヘアメイクは、永遠のフレンチ・アイコンとしてファッション誌で繰り返し特集され今なお愛され続けています。

当時を再現した『グッバイ・ゴダール!』もファッションからインテリアまでスクリーンに映るものすべてがとにかくオシャレ♡
そして何といってもアンヌを演じるステイシー・マーティンの圧倒的透明感と存在感!MiuMiuフレグランスの広告塔としてファッショニスタからも注目される彼女のスラリと伸びた肢体とコケティッシュな魅力は、まさに憧れのフレンチ・アイコンそのもの。

ゴダールに扮するのは、本物そっくり!と話題を呼んだルイ・ガレル(父親はかつて“ゴダールの再来”と称され、アンヌ主演作『秘密の子供』の監督も務めたフィリップ・ガレル)。
ゴダール崇拝者のルイが、偏屈で不器用でインテリアーティスト故の苦悩を抱えた面倒くさい、でもどこかお茶目で憎めない偉大な芸術家をユーモアたっぷりに演じているのも見どころです。

雑誌『ELLE』創始者の娘でふたりの友人ミシェル役にはアザナヴィシウス監督の公私にわたるパートナー、ベレニス・ベジョ。ゴダールと対等にやり合う自立した女性としてアンヌに影響を与えます。

アンヌ・ヴィアゼムスキーご本人は残念ながら昨年10月に亡くなりましたが、本作の完成品を気に入っていたそう。
ゴダールは今年のカンヌ映画祭で新作を発表するなど、87歳にしてまだまだ現役です!

色あせない60年代フランスのポップカルチャーと、若い女性が夢中で駆け抜けたビタースウィートな日々。
抱きしめたくなる心ときめく作品♡皆さんもぜひスクリーンで堪能してくださいね。


『グッバイ・ゴダール!』
(2017年/フランス/108分)
7/13(金)~ 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座 ほか全国順次公開

※Instagram ↓
https://www.instagram.com/naomi_nm_/

中林直美
FROM中林直美 渋谷の映画館でもぎりをしつつミニシアターブームに傾倒した学生時代。大学卒業後は大手映画会社で約10年勤務。映画と旅が好き。 https://www.instagram.com/naomi_nm_/
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