先日、大丸京都店6階の大丸ミュージアムで開催されていた
『かこさとしの世界展 だるまちゃんもカラスのパン屋さんも大集合!』に行ってきました。
おそらく皆さまも、何かしら、かこさとしさんの絵本を手に取られたことはあるのではないでしょうか^^
私自身も子どもの頃、かこさんの絵本を何度も繰り返し手に取ってきました。
↑ 私が子どもの頃から持っているものや、
子どもたちが生まれてから買い足したもの。
どれも、手に取ると、夢中になってしまいます。
からすのパンやさん、どろぼうがっこう、だるまちゃんシリーズ、、。
会場では、これら馴染みのある絵本の原画や、
かこさんが少年時代に描いた絵や自画像などが紹介されています。
(↓本展フライヤー)
絵本作家、という肩書き以外に、
東京大学工学部応用化学科を卒業し、工学博士・技術士(化学)でもあるかこさん。
絵本「だむのおじさんたち」や「地球」、「海」といったかこさんの科学絵本は、
子どもたちが自然科学について興味を持つように、探究心を育むように、
科学者らしい知識や研究がベースにあって生み出されたもの。
科学者らしく、しっかり真面目な内容でありつつ、
でも真面目くさっていない作風が、かこさんの魅力なんだろうなぁ。
どの絵本も、改めて読み返してみると、
身近なことに密着した内容は、身の回りのことに目を向け、考える、興味を持つ…、
そんなきっかけになる絵本だな、と気づきます。
たとえばこちら。↓
我が家の子どもたちが大好きで、何度も何度も繰り返し読んだ「はははのはなし」。
歯の大切さや、虫歯になるのはなぜか。
歯の「は」、笑いの「ははは」を交えて、マジメに楽しく伝えてくれる絵本。
また、「だるまちゃんとうさぎちゃん」では、
りんごの切り方や、手袋で作る指人形、ナプキンの折り方などを知り、
たんげさぜんは何のことだかわからないけれど、お侍さんのことらしい、と覚えたり。
暮らしのなかの出来事を、
マジメに、優しく、絵とことばで紡いでいるかこさとしさんの絵本は、
大人になった今 読んでも、引き込まれる温かさがあります。
【かこさとしの世界展】は、
来年2月から東京・八王子市夢美術館で(2月1日〜4月5日)、
4月からは、名古屋・松坂屋美術館(4月25日〜6月7日)で巡回予定です。
ぜひ足を運んでみてくださいね^^
