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Lifestyle特集

高1&高2女子のママ・モデルクリス-ウェブ 佳子さんの「おうち性教育」

★ 娘に、息子に。 「性のこと」どう伝えていますか?

── 思春期の性教育に悩む本誌ライターが、同世代STORYモデルに取材しました

◯ 女の子ママ クリス-ウェブ 佳子さん
高1・高2の女の子の母。性格の異な る姉妹とは反抗期を経てから、なんで も話し合える女友達のような関係に。

取材するのはライター 竹永久美子 42歳:中1女子と小3男子の母。年頃の娘に性教育をと思いつつ、嫌がられることを恐れてどうしようか悩んでいた。


◆ 子どもといえども一人の人間。対等な関係で尊重し合いたい

──性教育に関して意識していることは? ご自身のご経験も含めて教えてください。

大切なのは“愛とは何か?” まずはそこから教えるべき

母はとても真面目な人。付き合う人が変わるたびに小言を言われてきましたし、娘の性行為に対してネガティブでしたね。私自身も中学時代の授業内容が衝撃的すぎてSEXは怖くて汚い、ダメなものだと思っていたので、高校卒業までそういう気持ちにはなれませんでした。本来は神秘的で素晴らしいもののはず。悪い印象を植え付けないよう、娘たちには、愛とは何か?お互いの愛があってこその行為は素敵なことと伝えるようにしています。

──どの年齢でどんなことを教えるべきか意識していることはありますか?

ホルモンバランスや体のこと、成長に合わせて向き合ってほしい

年齢よりも意識しているのは体の成長。生理が始まったとき、赤ちゃんができるということを科学的見地から知るためにBBCドキュメンタリーの生命の誕生を一緒に観ました。 また、娘の肌荒れ改善がスタートではあるのですが、2カ月に1度婦人科を受診して低用量ピルを処方してもらっています。親以外に相談できる場所があるのもいいですね。反抗期ではホルモンバランスの話を。いつか抜けるから大丈夫! と毎日ハグしてました。

──SEXやコンドームについておうちでお話しすることはありますか?

実は、SEXって単語、我が家は普通に飛び交ってます

高校生になると、周りに経験者が増えてくるということもあり、自分の体を守るためにしてほしいことを伝えています。まずはコンドームのこと。女の子も持っておくべきです。そして衛生的な環境でSEXしてほしいこと。できればうちで!とも。セルフプレジャーに関しては自分が幼い頃から意識していた経験から、娘たちにもその時がきたら伝えたいです。SEXでお互いを想い合うのに自分の快感を知っておくことはいいことですから。

──クリス-ウェブさんは娘さん達にとってどのような存在でありたいですか?

「ママってママっぽくないよね」 これって最高の褒め言葉

わが家では、娘の女友達が遊びにきてお泊まり会がよく催されるのですが、学校であった嫌なこと、ちょっとした悩み相談など、親御さんにはなかなか話しにくいことを打ち明けてくれることもあります。この前はコンドームとアフターピルの話をしましたね。娘は「ママうける〜」ですって。私は娘やその友人たちにとって、なんでも話ができて味方になるような大人でありたいと思っています。

<編集後記> 真摯に向き合うことで良好な関係に 厳格な親から押し付けられた古い考えと、現代の子たちの新しい感覚との狭間で悩んできましたが、この企画の後押しで子どもと話ができ、より深く繋がる関係になれたと思います。(ライター 竹永)

撮影/河内 彩 ヘア・メーク/川村友子 取材/竹永久美子 ※情報は2021年9月号掲載時のものです。

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