亡くなってから今年で25年。今もなお愛され続けているダイアナ元妃。 30年以上の時を経て今もお手本にされる彼女の自由なファッションには、おしゃれがマンネリ化したSTORY世代こそ、取り入れたい要素が実は沢山ありました。今回は、家族や旅行などの「リラックス時間」ファッション編です。
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★ 家族とのリラックス時間は、「スタジャン」をきれいに着るミックススタイルで
★ 休暇先への旅行スタイルは「風対策&きちんと感」も計算したファッションに
★ 常に挑戦するセンスで「ジムスタイル」さえもファッションとして確立
私たちがダイアナファッションを解説します!
家族とのリラックス時間は、「スタジャン」をきれいに着るミックススタイルで
「王子達の送り迎えや、リラックスタイムなど彼女の中での親近感スタイルとして、登場することが多かったのがスタジャンスタイルです」(にしぐちさん)
アメフトチームの本格的なスタジャンを、ベーシックかつやや女らしさを感じるコーデと合わせたミックススタイルは、カジュアルが苦手なSTORY世代のお手本になりそう。
今着るなら……グリーンにベージュのワントーンで旬度アップ
合わせるコーデをよりカジュアルな色、膝下丈スカートに更新。最旬のスポーツミックスコーデに。スタジャンを主役にした親近感コーデは、世界中に愛されたダイアナ元妃らしいスタイル。
スタジアムジャンパー¥97,900(アンスクリア/アマン)ニットタンクトップ¥19,800スカート¥27,500(ともにカオス/カオス表参道)バッグ¥61,600(デメリエー/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)ブーツ¥25,850(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)時計¥49,500(セイコー×シンゾーン/Shinzone LUMINE YURAKUCHO)
今着るなら……スタジャン×きれいめパンツで大人顔にアレンジ
パンツスタイルにアレンジするなら、カジュアルよりハンサムに。足元もスニーカーではなくヒールを。
スタジアムジャンパー¥143,000(ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)ニット¥26,400(LE PHIL)パンツ¥20,900(ザ シンゾーン/Shinzone LUMINE YURAKUCHO)バッグ※一部店舗のみ販売¥69,300(フルラ/フルラ ジャパン)靴¥59,400(ペリーコ/アマン)ストール¥11,880(ツイードミル/アルアバイル)
休暇先への旅行スタイルは「風対策&きちんと感」も計算したファッションに
独身時代から懐かし柄ニットを愛用していたダイアナ元妃。「このスタイルは機内でリラックスできつつ、足元できちんと感を計算しています。 実は、公務でのファッションは常に風との闘い。このニットはヒップまで隠れるサイズなので、両手が塞がっている状態で強風が吹いてもインナーが露出する恐れがないなど、よく考えられています」(にしぐちさん)
今着るなら……ポイントを「柄」から 「素材感」に変えてよりリアルに
モノトーンは真似っこ。難しい柄ニットは毛足の長いニットに変更し柔らかスカートはプリーツスカートに! 体を締め付けないリラックスコーデながらきちんと感があるのは、素足にポインテッドトウに秘密が。
ニット¥16,940(メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店)スカート¥23,100(FRAY I.D)バッグ¥70,400(マーレット/サザビーリーグ)パンプス¥53,900(ネブローニ/アッシュプラスエリオトロープ)バングル¥11,550(エイチアッシュ/フォーティーン ショールーム)
常に挑戦するセンスで「ジムスタイル」さえもファッションとして確立
「離婚後、パパラッチに追われすぎた結果とった苦肉の策が毎日同じ服を着て撮れ高を減らすこと。 その時に多用されたのがロイヤル時代から目撃されていたスウェット×バイカーパンツのジムスタイルです」(にしぐちさん)
ヘイリー・ビーバーなどが真似をするダイアナ元妃の時代の先をゆくセンスを感じさせるスタイル。
今着るなら ……ハイネックINやミニスカートで脱ルームウェア感を
バイカーパンツは大人には難しいので旬のミニスカートを。レースアップシューズ、靴下の仕上げで大人スポーティに。
スウェットプルオーバー¥17,930(キャル オー ライン/ユナイト ナイン)Tシャツ¥14,300(ユニオンランチ/サザビーリーグ)ミニスカート¥25,300(ロンハーマン/ロンハーマン)バッグ¥35,200(オルセット/オルサ)ブーツ¥41,800(ファビオ ルスコーニ/ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店)ソックス¥1,100(靴下屋/タビオ)メガネ¥39,600(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)
撮影/佐藤 彩〈静物〉 監修/にしぐち瑞穂 スタイリスト/MaiKo yoshida 画像提供/AFLO 取材/味澤彩子、石澤扶美子 ※情報は2022年11月号掲載時のものです。