この20年間、40代のライフスタイルは大きく変化してきました。その変化をキャッチし、いつもマイナスをプラスに変換できるよう寄り添ってきたSTORYの、20年の変遷をたどります!
★ 【2003 - 2004】ちょこキャリ
★ 【2006】デニム
★ 【2007】男前カジュアル
★ 【2008 - 2010】ファストファッション
★ 【2011 - 2012】無糖派
★ 【2014】ゆるキャリ派
★ 【2019】セカンドステージ
★ 【2020~】ステイホーム
【2002】コンサバファッション
「40代よ、街に出よう」のキャッチコピーでSTORYが創刊。当時は専業主婦が9割でした。
2002年12月号
創刊号表紙。実際にJJ、VERYで活躍してきた表紙モデルの黒田知永子さんは、リアルにSTORY読者の生き方を体現する存在に。
創刊当時は、街へ出て人と会うためのきちんと見える服を特集。JJ育ちの読者層が見える、ニュートラ企画が組まれました。
【2003 - 2004】ちょこキャリ
おうちで仕事したり、外へ出て人に会うようになった40代。女性らしさをあきらめない、その象徴が「大人の可愛い服」でした。
2004年2月号
専業主婦以外には、サロネーゼのような趣味を活かして働く「ちょこキャリ」派が台頭。お仕事では羨望感あるエレガント服を支持。
2004年7月号
2022年も甘盛り服が支持されていますが、2000年代前半の大人可愛いはプリティ柄やフリル、ストーンのキラキラでデコラティブに表現。
【2006】デニム
カジュアルが苦手…を払拭し、「デニム」でどこへでも行ける特集が組まれました。
2006年1月号
デニムは作業着、の偏見が薄まりファッションアイテムとして注目を集めるように。美脚に見えるブーツカットのデニムで女らしさはキープ。
【2007】男前カジュアル
清原亜希さんの登場をきっかけに「男前カジュアル」 時代に突入。
2007年3月号
清原亜希さんが初登場。男前パンツをヒールで女らしく着こなすスタイルが新鮮で大反響! その後、カーゴパンツが大流行しました。
【2008 - 2010】ファストファッション
リーマンショックをきっかけに。「ファストファッション」がSTORY世代にも広く浸透しました。
2010年4月号
不景気を受けファストファッションとハイブランドをミックスした、高く見えるプチプラ服の着こなしが定着。マダムっぽいテイストは下火に。
【2011 - 2012】無糖派
富岡ショートの誕生に、DKJ世代の参入!
2011年11月号
可愛いの代名詞だった富岡佳子さんがショートヘアに。また、バブル世代の次のDKJ(団塊ジュニア)世代の登場で、甘さを一掃したスタイルが可愛いという価値観が生まれました。
2012年1月号
家事・育児・仕事をこなす40代が急増。気負わず着られる〝媚びないけれど、脱普段着〟な無糖派ファッションが忙しい40代にフィット。
【2014】ゆるキャリ派
1人でいくつもの肩書を持って色々な人に会うから、〝同世代にウケる〟を重視。
2014年3月号
ブログなど個人での情報発信が可能になり、会社に所属しなくとも、人脈を駆使して働く層が。好感度が高い服が求められヘアメークもナチュラルに。
【2019】セカンドステージ
もはや読者層の8割が働く時代に。
2019年3月号
働き方と共にファッションの選択肢も増えていった時代。インスタをはじめSNSが盛んになり、お手本は半径500mのおしゃれ有名人に。
【2020~】ステイホーム
人と会うことが制限。そんなマイナスもプラスに変換してきました。
2021年1月号
世界が急速に変化したコロナ禍。マスクという慣れないアイテムも、これで広がるオシャレの幅もあるはず、と前向きな提案が話題に。
2021年12月号
外出は減り、家族が家にいる分一人時間が減ってしまったママ読者。雑誌を開く瞬間だけはママから解放、自分の未来への思考に使ってほしい。創刊19周年記念号はそんなメッセージも。
2022年2月号
コロナ禍で見えてきた、着回し力、タイムレス、楽ちんキレイな服が最強という現実。令和は未来を見据えたモト取れ服が主流に。
撮影/佐藤 彩 取材/味澤彩子 ※情報は2022年12月号掲載時のものです。