「ファッション」を天職に、無我夢中で駆け抜けてきた、ファッションエディター・スタイリスト大草直子さん。彼女を支えた最愛の戦友アイテムたとは?
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大草直子さんは「ジャケット×ブラウス×パンツ」で、春の新しい生活を始める!
大草直子さんprofile
「デニム」は絶対

デニムは公私を支えてくれたエポックメーキングな存在。3人の子どもを自転車に乗せてそれぞれ別の場所へ送迎するときもデニムがあることで自分らしくいられました。当時、デニムがご法度だった「Grazia」に、バッグや靴はハイブランド、ジュエリーは3割増しを提案、一つ一つ扉が開き「デニムでラグジュアリー」を確立しました。
初めてのブランドはまずデニムから試す派。【左上】グレーデニムはHAIKUREのもの。【右】10年以上穿いているLevi’sは、このサイズがピッタリでいられるよう、せっせとボディメイク(笑)。【下】裾をカットオフして穿いているRE/DONE。(すべて大草さん私物)
「ジャケット」は、相手に対する敬意だと教えられた

トラッド好きの母の影響で、七五三、小学校の制服と幼い頃から着慣れたジャケット。10代もちょうどアメカジ&キレカジブームでずっと着ていましたね。社会人1年目のとき、ファッションは時に相手に対する敬意を示すもの。「リースに行くときは必ずジャケットを着てね」と教えられました。
ジャケットはシルエット、素材、色味とパーフェクト。今、最も気に入っています。【左】CELINEと【右】MADISONBLUE。(すべて大草さん私物)
直線的な「四角いバッグ」がすごく好き

自分はもちろん、スタイリングにも多く登場する四角いバッグ。歳を重ねだんだんと丸みを帯びていく大人の体に、シュッと鋭角のラインが足されることで、全体を凜と締めてくれる。Valextraのイジィデはサイズ違いでいくつか持っています。HERMESのバーキンはマチュアなブラウンがお気に入り。
【右】ヴァレクストラはバッグブランド名が前に出ない佇まいで、公式な場に活躍。【左】艶感のあるカーフブラウン×ゴールドのバーキンは大切にメンテナンスしながら、いつか娘たちに受け継ぎたい。(すべて大草さん私物)
撮影/鏑木 穣(SIGNO) ヘア・メーク/コン イルミ(ROI) 取材/石川 恵 ※情報は2025年4月号掲載時のものです。