毎年4月にミラノ全域で、1900社以上の家具やインテリアの企業やブランドが参加し新作を披露する「ミラノデザインウィーク」。街全体がデザインをキーワードにした展示に包まれ、盛り上がる特別な1週間です。
今年も「グランドセイコー」はその中心となる、ブレラデザインウィークの公式タイムキーパーを務め、歴史的なギャラリー「Galleria d’arte moderna “Il Castello”」で3人の日本人クリエーターのインスタレーションを通じ、ブランドの世界観を発信しました。
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★ 和紙アーティスト川原隆邦氏が作り出した、和紙のトンネル
★ 進藤篤氏が表現した「PULSE OF TIME」
★ ミラノでも高い注目を集めたグランドセイコー
「THE NATURE OF TIME」をテーマにした展示
テーマはブランドフィロソフィーでもある「THE NATURE OF TIME(時の本質)」。
今年は時計の顔でもある「ダイヤル」に焦点を当てた作品を、それぞれのクリエーターが展開しました。
和紙アーティスト川原隆邦氏が作り出した、和紙のトンネル
富山県で400年続く「蛭谷(びるだん)和紙」唯一の継承者の川原隆邦さんは、自然が生み出す、うつろい、過ぎゆき、変化していく時間を、100mの和紙をトンネルのように折り重ねた作品で表現。
実際にその空間に足を踏み入れると、和紙のグラデーションを通じて届くミラノ独特のクリアな光、重なり合いそよめく音、和紙の間を折り抜けて届く複雑な風。
ミラノの春の空気と日本の和紙が織りなす、そこを訪れた人だけが感じることのできる、刹那で特別な時の空間でした。
進藤篤氏が表現した「PULSE OF TIME」
進藤篤さんは自らの作品テーマでもある「空気感との対話」を、グランドセイコーの世界観に落とし込み、3Dプリンターで出力した約600本のオリジナルの植物由来の樹脂の構造体を用いて「グランドセイコーの時計の世界の小宇宙」をインスタレーションに。
様々な光源から光を受けることによって多彩に展開される作品の色の変化と、グランドセイコーが精度高く刻む時の変化。この二つの「時」を同時に感じることによって、時間にも多様性や揺らぎがあることを可視化。
作品を眺めていると、すっとその世界観に引き込まれ、そして常に時に追われていることを拭いきれない心を見透かされ、緊張した心を解きほぐしてくれるような和らいだ気持ちに。
ミラノでも高い注目を集めたグランドセイコー
時間を「時計」という精度を極限まで追求する計器としてだけではなく、身体や心で感じるインスタレーションの源として世界に発信する、そんなグランドセイコーのブランドとしての取り組みは、時計をファッションやストーリーでも捉えたい女性心もグッと引き寄せられました。
グランドセイコーは欧米の時計愛好家の中での注目度は急上昇中。
今回のインスタレーションも多くの有名ブランドの展示が行われているブレラ地区の中で、常に入場待ちの行列が絶えないほどの人気。
日本の時計ブランドのトップランナーとして走り続ける、力と勢いが感じられる場所となっていました。
取材・撮影/浅岡繁美





















