15歳でアイドルとしてデビューし、21歳で俳優へ転身。ときに主演、ときにバイプレイヤーとして数々の映画やドラマで作品を支え、キーパーソンを演じ続けてきた中村ゆりさん。儚げで可憐な空気感をまといながら、役によって軽やかに印象を変化させていく、その素顔と輪郭をファッションキーワードとともに描きます。
「俳優として、土台をさらに強くしたい。 凜とするジャケットが背中を押してくれる」
「俳優を始めて、気づけば20年以上。いわゆる天才型でも、感覚でこなせるタイプでもないという自覚があります。だからこそ、研究と準備を重ね、不安を解消してから現場に立つように。不完全なまま進むと、必ず後悔が残ってしまう。若い頃は瞬発力で乗り切れていたことも、この年になると誤魔化しが利かなくなるんです。
人からの評価以上に、どれだけ準備をして納得して挑めたかどうか。その積み重ねが俳優としての土台を築き、自分を強くすると実感するようになりました。そんなマインドはビジュアルにも表れるから、ファッションでも〝強さ〟をまといたい。ドライタッチのジャケットにキレイめなタックパンツは、気持ちが整い、自然と姿勢を正してくれるアイテム。どんなに大変でも、仕事だから前を向いてやり遂げるだけ。モードの力を借りて、正直に、自分らしく。俳優スイッチをONにします」
Outfit Details
レイヤード風のボクシーなジャケットで、コーデの更新感を底上げ。定番のジャケット×パンツは、ベージュトーンなら真面目になりすぎず、大人の余裕顔に。甘めのボウタイブラウスも、グレーを選べばハンサムに着地します。
ジャケット¥37,400ジレ¥26,400(ともにエモエレ/アダム エ ロペ)ボウタイシャツ¥52,800(バウト/エストネーション)タックパンツ¥52,800(イロット/ザ・ウォール ショールーム)バッグ¥69,300(サルーチェ)靴¥79,200(ペリーコ/アマン)
撮影/嶌原佑矢(UM)モデル/中村ゆり ヘア・メーク/AYA(TRIVAL) スタイリスト/石関靖子 取材/渡部夕子 ※情報は2026年6月号掲載時のものです。





















