能勢さんのお仕事は…
‟週末”木こり
間伐材の可能性を最大限に考え、<熱海の森に新しい風を>をミッションとして週末に森林保全に取り組み中。NPO法人「熱海キコリーズ」を立ち上げ、活動を通して「持続可能な林業活動」や「地域復興の実現」を目指しています。パワー溢れる能勢さんの活動はTV「マツコ会議」や「ニュースキャスター」、雑誌「ソトコト」などのメディアでも紹介されました。
岐阜県飛騨高山市出身。大学時代は東京とLAで暮らし、その後東京で就職。結婚後、‘12年に働き方を変えるために熱海に家を購入し、東京にも拠点を持ち、二拠点生活をスタート。平日は東京の広告会社でコミュニケーションプランナーとして勤務、週末はNPO法人「熱海キコリーズ」としてパラレルキャリア続行中。森の再生化プランニング・実践を行う林業に従事。
熱海キコリーズInstagram: https://www.instagram.com/atami_kicollys
熱海キコリーズFacebook: https://www.facebook.com/atamikicollys
好きを仕事にしようと思ったきっかけis…
熱海は海の印象が強いと思うのですが、実は森林率が63%。それまで林業のことは全く知らなかったのですが、熱海と関わりを持ちたいと思っていた5年前に熱海市が主催した「自伐型林業研修」に参加しました。幼い頃は飛騨高山の山々に囲まれた環境で育ち、いつも自然が側にある生活でしたので、ワクワクドキドキした研修でした。「チェーンソーが使える!」とアドレナリンが出まくったのを覚えています(笑)。
豊かな資源でありながら、熱海には放置林が多く存在する課題を抱えていました。自然に触れあいたい、熱海市民にとって良いことをしたい、地球に優しいことをしたいと、「自伐型林業研修」に参加したメンバーと「熱海キコリーズ」を結成。放置林となっているヒノキ中心の人工林を蘇らせる間伐活動で、森林の再生化を実施しています。
間伐材は伐りっぱなしにはせず、搬出し製材、乾燥、そして加工をして熱海市内に還元しています。またキコリーズの体験会、熱海マルシェなどの地域イベントでワークショップを開催。ホテルやカフェ、商業施設などとコラボをするなど、開けた林業を目指しています。
森林を整備していくことは私が考えている以上に人と繋がり、発展していきました。熱海には海以外にも歩いて「気持ちいい!」と感じる森がある、海を見ながら森で過ごす滞在型熱海もお勧めです。
林業は5年、10年、15年先を見据える産業だからこそ、仲間たちとは一生付き合いたいですね。これからもマイペースに欲張りに、林業スキルを磨きながらいろいろな可能性に挑戦していきたいです。
好きを仕事にするまでのスケジュール
結婚
2012年
熱海に移住
2016年
熱海市主催の林業研修に参加する
2017年
熱海キコリーズ誕生
2020年
NPO法人になる
2021年
熱海に“森林浴フィールドを作りたい”とクラウドファンディングを実施
現在に至る
能勢さんに4つの質問!
所属している「NPO法人 熱海キコリーズ」はどんな集団?
間伐材を加工してどんなことに使っていますか?
木こりとしてどの作業がいちばん好きですか?
切った後には倒れた木の上に寝転ぶこともあるんです。空を見上げると切った分の空が広がり、よく見えるようになるんですよね。そして間伐したことで、他の木たちが元気に育っていく…感慨深いですね。
現在手掛けているモノは何ですか?
今回のクラウドファンディングでは、森林浴フィールドにウッドデッキスペースを整備するための資金を募らせていただきます。今年10月の完成に向けてがんばっていきます!
未来に続く森づくりへの挑戦!熱海に「海の見える森林浴フィールド」をつくりたい! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)