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キャッシュレス時代の【子どものお小遣い】|ファイナンシャルプランナー八木陽子さん

キャッシュレスの時代。
子どもに渡すお金はどんなことに気をつければいいですか?

◯ 教えてくれたのは… ファイナンシャルプランナー 「キッズ·マネー·ステーション」主宰 八木陽子さん ファイナンシャルプランナーやキャリアカウンセラーとして活動し、2005年からお金教育などを普及する「キッズ・マネー・ステーション」を運営。約300人の講師が所属。2児の母。

 

★ お年玉こそ、子どもに お金のことを考えさせるためのチャンスです

STORYママたちにのアンケートでは、子どもに渡すお金は「お小遣い制」「その都度制」では「その都度制」が半数以上でしたが、本当は少し早めのタイミン グで「お小遣い制」にしたほうがいいですね。

例えば、小3~小4ぐらいの、子ども同士で出かけるようになる年齢がいいかもしれません。そうすると、少ないお小遣いで交際費を考えるようになります。そして、中・高・大と大きくなるにつれて、お金がないから少し貯めてみようとか、自分の持っている範囲内で予算管理をするようになりますから。

「その都度制」は悪いわけではなく、練習が必要です。例えば、お祭りで「今日は500円渡すから、何を買うか考えて使って」と促すことが大事です。「その都度制」の子は少額だったら問題なくても、週や月単位の、大きな金額に悩む子が多い。でも、本当は大きな金額を任せることが大切で、その意味では「お年玉」は絶好のチャンス!

まず、お年玉を3つに分けて。1子どもが好きなものを購入。2親が教育資金にすると話して貯金。3子ども自身が管理する銀行口座を一緒に作って数千円入金。特に3はお勧め。 銀行の仕組みや子ども自身が通帳管理することで、お金が〝視える化〟され、やりくりする自覚が芽生えます。

また、電子マネーが進んでいるとはいえ、まだできるだけ現金とキャッシュレスの併用を勧めます。あえて現金で支払い、チャージする不自由さも大事。そのほうが「お金の重み」は伝わります。

  • 八木さんは『10歳から知っておきたいお金の心得』(えほんの杜)、『おこづかいの基本』(つちや書店)など、著書も多数。自分らしい「お金」とは? を親子で考えさせられます。深いです。
  • キッズ・マネー・ステーションは、「お金」や「経済」について、全国の小・ 中・高などで授業や講演を開催。
  • わかりやすい! と親にも大好評。
  • 本物の1円玉1,000個の重みを体感したり、オリジナル教材で、電子マネーカードや QRコード決済などの詳しい話も。
  • 八木さんが娘に金利を教えるため始めたのが〝ママ銀行〟。月1%、年利12%で設定し、お小遣いを預けさせて、金利分をプラスして管理。「貯金箱より増える」と知った娘も積極的に。「ハロまね」というアプリを使用。

撮影/吉澤健太 取材/東 理恵 ※情報は2021年12月号掲載時のものです。
 

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