Lifestyle特集

自死という選択をした我が子。これ以上ない悲しみの中で 自分にできること……それは我が子が残した“言葉”を伝えること

「私たちのCHALLENGE STORY」を担当しているライターの上原亜希子です。早いものでこのコーナーを担当させていただくようになってから今年で丸5年になります。
どの方のお話しも印象深いものばかりでしたが、中でも2016年10月号にご登場いただいた小森美登里さんのことは特に記憶に残っています。小森さんは1998年、当時高校1年生だった娘の香澄さんを“自死”という形で亡くされています。
わが子がどんな理由で自ら命を絶ったのか、そしてそれを知ったときのご自身のやり場のない感情や悲しみを伺いながら、同じように子どもを持つ親として、取材時は涙が止まらず胸が張り裂けそうでした。

悲しみに暮れながらも「自分と同じ苦しみや悲しみを味わう人を増やしたくない」という思いから、いじめ問題に取り組むNPO法人ジェントルハートプロジェクトを立ち上げ、現在では全国各地で講演活動を行ってらっしゃいます。

ジェントルハートプロジェクトという会の名前の由来であり、小森さんが講演の際に必ず紹介する言葉「優しい心が一番大切だよ」。これは亡くなった小森さんの娘さん、香澄ちゃんが自殺行為4日前に言った言葉です。実はこれには続きがあり「優しい心が一番大切だよ。その心を持っていないあの子たちがかわいそうなんだよ」。これが香澄ちゃんが残した言葉の全文です。
「いじめ解決の糸口は、被害者ではなく加害者に寄り添い加害者を救い出すことにあるんだよ、ということを香澄は言いたかったんじゃないかと思います」と小森さんは言います。
私の娘の学校でも講演を行ってくださった小森さん。そして今日もどこかで子ども達、もしくは大人たちを前に語り続けています。わが子の残した言葉を伝えるために、子ども達の未来のために、教室で、家で、大人と子どもが“一緒に”いじめについて考えるようになるために。

上原亜希子
FROM上原亜希子 ライター歴6年目。思春期真っ只中の中学生の娘と都内で家族三人暮らし。20代後半にパリへ留学。結婚を機にアメリカへ拠点を移し、フランス・アメリカの美味しい食べ物、美しい女性・男性を見て国際感覚を養う(笑)。現在誌面では「チャレンジSTORY」担当。取材先での“人”との出会いを楽しんでいます。
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