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Lifestyleジェーン・スー×HARUKO「四十女、しじゅう悩みどおし!」

嫁ぎ先のお墓に入らなくてはいけないの?【ジェーン・スー×HARUKOの人生相談Vol.33】

40代女性の気持ちを代弁するような明快な語り口が人気のコラムニスト、ジェーン・スーさん。新聞やラジオ、雑誌で多くの方のお悩みに答え、その胸のすくような回答には励まされる読者も多数。
一方、波乱万丈の人生経験を持ちながら、いつも前向きで飾り気がない人柄で、誰からも愛されるモデルのHARUKOさん。歯に衣着せぬ語り口で、仲間のお悩みにさっと答えてくれると評判です。
そんなおふたりに『STORY』読者の真剣なお悩みに答えていただきます!

<PROFILE>

ジェーン・スーさん

コラムニスト。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」(月〜木11:00〜)のパーソナリティを担当。毎日新聞をはじめ新聞・雑誌で数多くの連載を持つ。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』は、第31回講談社エッセイ賞を受賞。近著に『これでもいいのだ』。

HARUKOさん

モデル。短大時代、『JJ』にて山田明子(はるこ)の名でデビュー。以来、数々のファッション誌で活躍。’03年に結婚後、九十九里浜に移住、長女を出産。’12年に離婚。HARUKOに改名し、現在『STORY』にて活躍中。趣味はサーフィンと読書。


~第33回~

嫁ぎ先のお墓に入らなくてはいけないの?

最近、母に「私の遺骨は海に散骨してね」と言われるようになり、お墓について考えるようになりました。まだお墓を持っていない私たち夫婦ですがあとに残される子供たちに迷惑のかからない方法を選択したいです。夫は、関西にある実家近くのお墓に入ると考えているようですが、私にとっては全く縁のない土地。義父母とも年に1~2回会う程度なので一緒のお墓に入ることに抵抗があります。また、東京に住む子供たちにも心苦しく感じます。嫁いだからには同じお墓に入るべきなのでしょうか。(東京都在住 Y.Sさん 42歳会社員)

HARUKOさん
HARUKOさん
嫁ぎ先のお墓に入る必要はないですよ。好きなところに入ればいいんじゃないかな。私の母方の祖母は、祖父が嫌いで、死んでも一緒のお墓に入りたくないと言っていて、祖父より先に亡くなっちゃったのね。それで、婚家のお墓に入らず別のお墓に入れたの。そのあと祖父は、その10年後に亡くなったんだけど、その後ずっと「妻に悪かった、妻に悪かった」と言っていたんだって。それで、母ときょうだいが相談して、「もう10年も懺悔したんだから許してやろう」ということになり、一緒の墓に入れてあげたんだって。お墓はやっぱり自分の好きなところに入れればいいんじゃないのかな。死んだときぐらい、その人の思い通りにさせてあげた方がいいんじゃない?
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
私が思うに、これからは永代供養ですよ。お墓の管理は大変ですから。ただ、母を亡くしたときの経験から考えると、お通夜とか、お葬式とか、お墓って、残された人のためのものだと思うんです。亡くなった人を偲ぶ時間や場所を作るということ。そう考えると、ご自身が亡くなったあとに残される、お子さん達やご主人と話してみるのがいいんじゃないですかね。「関西にお墓があったら、大変じゃない?」とか。
HARUKOさん
HARUKOさん
永代供養っていうのは、合同墓のような感じで、そこにいけば、供養できるってイメージですか?
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
そうそう。
HARUKOさん
HARUKOさん
お墓もどんどん増えちゃってだんだん足りなくなるだろうしね。 お墓のことなんてあんまり考えたことなかったけれど、だんだんそういうことも考える年齢になってきたということかな。

当連載は毎週金曜日配信です。
お二人に相談したいことを募集中です。storyweb@kobunsha.comまでメールでお送りください(お名前はイニシャル等匿名で掲載します)。採用された方にはQUOカードをプレゼントいたします。

撮影/吉澤健太 取材/秋元恵美

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