毎年数え切れないほどの新商品が登場する中、ネーミングから話題となりロングセラー商品になることがあります。例えば、桃屋「江戸むらさき ごはんですよ!」など、喫食シーンから商品のイメージが膨らむネーミングは、一度目にしたら頭から離れなくなることがあり、ネーミングは商品戦略の重要な軸といえます。それに加えて近年では、ヒットするネーミングはシーンに加え、一世代前とは違う要素が加わっているんです。そこで今回は、そんな「ネーミングでヒットした商品5選」をご紹介します。
①カネカ食品「パン好きの牛乳」
パン好きを主人公にした、画期的なネーミング。パン屋で思わず手に取り、そのおいしさの虜になるファンが続出!乳製品の本場ベルギー、ピュアナチュール社の独自の技術を取り入れ、コクがありつつも後味がすっきりしているという画期的な味わいが人気です。
また、「パン好きの牛乳」というネーミングを販売戦略にも活かし、商品をコンビニやスーパーだけではなく、主にパン屋に置くという画期的な方法をとったという点もヒットに繋がっています。
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②桃屋「江戸むらさき ごはんですよ!」
戦後間もない1950 年、桃屋の戦後初商品がのり佃煮「江戸むらさき」でした。その後、子どもにも美味しく食べてもらおうと考えて登場したのが「ごはんですよ!」。昭和時代の幸せな食卓のイメージが思わず目に浮かび、ストーリー性を感じるネーミングです。
一度は食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
⇒「江戸むらさき ごはんですよ!」公式サイトはこちら
③王子ネピア「鼻セレブ」
2020年日本ネーミングアワード大賞を受賞。前身は「モイスチャーティッシュ」として1996年に発売しましたが、保湿ティッシュの認知度が低く、「鼻に使う高級なティッシュ」としてコンセプトがひと目でわかるネーミングなりました。鼻セレブは他にもシリーズがあり、3枚重ねで極み保湿の「鼻セレブ プレミアム」や「大人の鼻セレブ」、濃厚保湿トイレットロールの「おしりセレブ」、肌ざわりがやさしい「鼻セレブマスク」などがあります。
⇒「鼻セレブ」公式サイトはこちら
④ハウス食品「やさしく夜遅カレー」
2021年2月に発売し、食シーンをあえて限定したネーミングに注目が集まりました。シーンを限定することでターゲットは狭まりますが、キャッチーなワードとして響いた商品です。約90キロカロリーという、夜遅く食べる人には罪悪感を持たないで食べられるカレーです。「まろやか完熟トマト&5種の野菜」と「濃厚あめ色玉ねぎ&ブイヨン」の2種類があります。
⇒「やさしく夜遅カレー」公式サイトはこちら
⑤岡本「まるでこたつソックス」
岡本独自の特殊保湿素材と冷えに効くとされるツボ三陰交に発熱素材を使用し、そのネーミングの通り、まるでこたつに入っているようにホカホカが得られるソックス。わかりやすさと機能性が伝わり、心もあたたまるネーミングです。こちらもシリーズ化されており、「まるでこたつソックス」の他に写真の「まるでこたつレッグウォーマー」や「まるでこたつ足首ウォーマー」などがあり、冷え対策にぴったり。締めつけ感がなく、暖かさとはき心地の良さで人気の商品です。
⇒「まるでこたつソックス」公式サイトはこちら
いかがでしたか?
気になる商品があれば、ぜひチェックしてみてくださいね!