米国のBBQグリルブランド「Weber(ウェーバー)」をご存知ですか? 気になっているけど使い方が分からない、持っているけど使いこなせていない人も多いはず。そんな初心者からBBQに自信のある人まで、レベルに合わせてWeberグリルをまるごと学べる「Weberグリルアカデミー青山」を訪れてみました。
アカデミーでは、アメリカンバーベキュー、魚料理、ケーキやパイなど多彩なレシピが用意してあり、 低温低速でじっくり行う調理、簡単なスモークをする調理など一味違った調理方法も体験できます。選べるコースは4種類。基本的な知識を習得できる「Discover Grillingコース」、グリル、ロースト、スモーク、ベイクの方法を学べる「American Classics / Backyard Heroesコース」、グリルスキルを究極のレベルまで引き上げる「Advancedコース」から好みのレベルをセレクトできます。Weberを持っていなくても大丈夫! 入会金などはなく実践的な授業を1回から受講できるので、気軽にアメリカンバーベキューを体験できます。
Weberとひと言で言っても、その種類は様々。創業当時から変わらない炭を使う代表的なグリルの「オリジナルケトルシリーズ」、小さなバルコニーや裏庭、キャンプ場などで使いやすい小型のガスグリル「Q1250」や、アメリカのお庭にあるような本格的なBBQ向きの大型グリルがあります。さらに、スマートテクノロジーを搭載しスマホで調理を管理できる電気グリル「PULSE1000シリーズ」、どこへでも炭を持っていけるポータブルグリル「SMOKEY JOEシリーズ」とシーンによって使い分けられるグリルを取り揃えています。
そして、最大の特長は“蓋を閉めたまま調理する”こと。高火力で焼き上げるクリスピーな食感に加えてスモーキーな香りを閉じ込め、熱が対流することで食材本来の味わいを引き出します。どのグリルを使っても同等に美味しく仕上がるので、ライフスタイルに合わせて選ぶとよいそうです。
今回体験したのは、メニューが3品ある初心者向けのコース「Discover Grilling」。さまざまな種類のグリルを紹介しながら、点火、温度調整、Weber流バーベキューの大事な4 つのスキル、グリルのメンテナンスなど、基本的なバーベキュースキルを学びます。魚、ステーキ、野菜を自身で味付けしてから調理。ガスグリルと電気グリルを使用します。料金には食材とソフトドリンクがついており、レッスンが終わると修了証を渡してくれるので達成感があります。
食材はカットしてあるので、オリーブオイルとバジルペースト、塩コショウを混ぜこむだけ!
本日は電気グリルを使用。ベジタブルバスケットに入れて蓋を閉め、10分待ちます。
あっという間に彩り豊かなグリル野菜が出来ました! 調理後に試食するのも楽しみのひとつ。
ケイジャンスパイスを揉みこんでレモンとローズマリーをトッピングしたサーモンは、
濡らしたシダープランクの上で焼くとふっくらとした仕上がりになり、下に焦げ付きません。
最後はサーロインステーキ。温度計を挿しているので中の温度が適温になったら食べ頃。
蓋をあけるタイミングは、スマホが教えてくれます。
アプリがお知らせしたくれた時間に取り出してカットすると、ほんのりピンク色の絶妙なタイミング!
ジョークを交えながら軽快なトークで授業をしてくれるのは、グリルアカデミー青山 シェフの柴田ジョーシュワ・スティーブン寛樹さん。幼少からアメリカに住み、BBQレストランに勤めたりバーベキュー大会に出場したりするなど経験豊富で、日本人には目からウロコの様々なアイディアを伝授してくれます。
「Weberの創業者は、海に浮かんでいるブイを見て“蓋つきバーベキューグリル”を思いつき発明しました。今ではアメリカの家庭の6割は使っているほど美味しくできると評判です。一番の魅力は、ゆったりと調理しながら家族や友人とのひと時を過ごせること。日本のBBQはお肉が焦げないように必死で慌ただしいですよね。でもWeberグリルは違います。食材を入れて蓋を閉めたら、あとはビール片手に時間が経つのを待つだけ。毎回パーフェクトな焼き具合のお肉になります。蓋で起こすマジックを日本のみなさんにお届けしたい!」と絶大な信頼を寄せています。
「スキルアップすると、塊肉やハンバーガーなども焼けますよ。」と柴田ジョーシュワさん。初めてでも思っていた以上に簡単に美味しくできたので、ひとりでの参加はもちろん、友達や夫婦で一緒にスキルアップを目指すのも楽しそうです。
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