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ストーリー性のある展示が話題! 怪しくも美しいアートイルミネーションの世界観を一挙公開

光と影が織りなす空間アートと百物語の世界観を表現したアートイルミネーション「和のあかり×百段階段 2022~光と影・百物語~」が、ホテル雅叙園東京にある東京都指定有形文化財「百段階段」にて開催中です。さまざまな手法によるあかりの中に見え隠れする幽霊や妖怪たちの姿、光によって生み出される影、展示ストーリー、BGMやアロマを五感で愉しむ没入型のアートイルミネーションを体験できます。

「薄暮のあかり」、「竹のあかり」、「情念のあかり」など部屋ごとにテーマがあり、「光と影・百物語」の主人公になったような感覚に。祭りのような雰囲気の夕暮れ時からスタートする物語は、階段を上るにつれ、夕暮れ、宵、夜更けと闇が深くなり、先に進みたい気持ちと不安が交じり合う心境になります。静と動、明と暗などを織り交ぜた舞台音楽のような仕立てで物語の世界へと誘う、音楽家ヨダタケシ氏のオリジナルBGMのも魅力のひとつです。

見どころ1. 草丘の間・情念のあかり

歌舞伎や落語の演目としても知られる「牡丹燈籠」や「六条御息所」、「八百屋お七」など、愛に溺れた女性たちの情念を、松竹衣裳と歌舞伎座舞台による歌舞伎の世界で創り上げました。ひと際目を引く和傘と灯籠は、「牡丹灯籠」の妖しくも悲しい恋心をモチーフに、手前に映りこむその景色は、相手へのゆがんだ気持ちを表しています。 また、耳に入る切ない音楽は「紅絲(べにいと)」。 絲をたぐれどたぐれど、あの人に繋がる紅い絲だけは見つからず、いつしか情念の炎を纏った恐ろしい妖怪となり、すすり泣いたり、高笑いをしたりと、沸き起こる悲しみや抑えがたい感情を音楽でも表現しています。

見どころ2. 静水の間・さかさまのあかり

中里繪魯洲氏による馬頭を戴いた3本の樹。 樹と人間、馬と人間の立場を置き換えてみた幻想的な風景を、草原の中にいるかのような すすきの欄間絵とともに愉しめます。本作品「さかさまのさかさま」では、この地球上には野生の馬はおらず、人間が手を加えてきた馬たちは、漆黒の闇を見るように美しく哀しく微かに揺れ動きます。馬に支配される人間、見えることのない世界を表現した巨大なオブジェを水晶玉越しに見ると景色が逆転し、“さかさまの目”で見る世界観を味わえます。

見どころ3. 星光の間・真夜中のあかり

怪しげに揺らめく妖怪提灯の廊下を通り抜けると、そこは、丑三つ時。人間が寝静まった闇の中で妖怪たちが賑やかな宴を繰り広げています。古来より疫病封じの妖怪とされるアマビエですが、 人が人を疑うことや、人の心に巣食う悪しきモノの方がずっと怖いという現代社会をアマビエの心で表した「ニンゲンコワイ」や、時空を超えた猫たちの宴を表現した作品など、現代作家による遊び心に溢れた妖怪アートを愉しめます。妖怪を表現した生きものの声も交じる音楽も流れ、目を閉じると妖怪たちの真夜中の宴の様子が浮かびます。

ほかにも、日本の染物を支える伊勢型紙が照明作家弦間康仁氏の手により行灯となったり、静岡県の放置竹林が竹あかりという芸術に生まれ変わったりと、日本の伝統と匠の技による作品が会場を彩ります。約200種類から選べる浴衣を着て食事ができる「浴衣プラン」もあるので、浴衣でアートを体感するのもよいですね。

<和のあかり×百段階段2022~光と影・百物語~>
9月25日(日)まで
11:30~18:00(最終入館17:30) *8月20日(土)は17:00まで(最終入館16:30)
当日券 ¥1,500 / 学生 ¥800(要学生証呈示)/ 未就学児無料
詳細:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2022
浴衣プラン:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/52142

お問い合わせ ホテル雅叙園東京
東京都目黒区下目黒1-8-1
TEL 03-5434-3140(イベント企画 10:00~18:00)
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