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結婚生活65年のリアル。中村メイコさん(後編)―― 夫婦ふたりっきりになったら、こんなに楽なのかと思えるようになります【夫婦のカタチ】

40代を折り返し、あと数年で50代……。その先には、ぼんやり漠然とした不安がすぐそこに迫っているのだろうか。そう遠くない未来、自分とパートナーとの、『夫婦としての在り方』とは? にクローズアップするインタビュー連載。
第2弾は、結婚生活65年という中村メイコさん。前回前々回に引き続き、夫・神津善行さんとの暮らしを振り返っていただきながら、夫婦円満の秘訣についてお聞きしました。

中村メイコさん

女優、歌手、タレント。1934年東京生まれ。2歳の時に映画「江戸っ子、健ちゃん」(P・C・L映画製作所/現東宝)にてデビュー。テレビには実験放送時代から出演し、数々のドラマ、バラエティ、映画に出演。1957年に作曲家 神津善行氏と結婚し一男二女を設け、「神津ファミリー」として親しまれる。

今とこれからの夫婦の在り方について

――神津さんは、家事・育児に協力的だったとおっしゃっていましたが、メイコさんも専業主婦の方と同じくらい炊事洗濯はしていたと聞きました。

ええ。そうなんです。神津さんは、料理や洗濯はしませんでしたから。
それでいて神津さんは昔から、夕飯は必ず家で食べる人なので、私が忙しかった時代は、もう嫌になっちゃうくらいでしたね。
でも、2年ほど前に私が骨折してしまい、家の中でも杖を頼りにしないと動けないようになってからは、朝食の支度も、洗いものも、全部、神津さんがやってくれるようになりました。夕食の支度も、メイン料理は神津さん担当です。
「板前さんも、コックさんも、男が多い。だから、美味しいものを食べようと思ったら、男性のコックに限るぞ」なんて言っちゃってね。
ところが、これが結構上手でプロ級の腕前なんです。変に手出し、口出ししないほうが美味しいものがいただけるので、最近はすっかりお任せしています。
そうやって台所を明け渡したら、気持ちも体も楽になりました。
ふたりとも小食なので、大家族だった頃と比べれば、料理も本当に簡単ですみますしね。
夕食は、今は夫婦の会話の時間にしています。ほとんど私がしゃべっているのですけれどね……(笑)

――STORY世代には、まだなかなか想像できないんですが、育児を終え、家事も楽になるときが来るんですね。

そうですよ。ふたりっきりになったらこんなに楽なのか、と驚くほど。
また、私たちは断捨離をして物を手放し、一軒家から小さなマンションに引っ越したので、家事の手間は格段に減りました。
だからこそ、怠けずに、安いものでいいから、季節ごとのお花を飾るとか、テーブルクロスを変えるとか、そんな気遣いをするといいんじゃないかなと思うんです。

――神津さんもお料理や洗い物をするようになってメイコさんを気遣われて、また、メイコさんもお花を飾ったりして神津さんを気遣われていて、素敵ですね。

男も女も、優しさがいちばんの支えになると思うんです。
例えば、白のパンツを穿いて前を歩いている人が水たまりでハネをあげてしまって、パンツが汚れちゃったとしますよね。そうすると、険しい顔をして文句を言う人もいれば、「あーあ、せっかくのおろしたてのパンツを汚しちゃったよ」と言って、ティッシュで拭う人もいます。
私は断然、後者の人が好き。
どんなにお金持ちでも、どんなにかっこよくても、心が冷たい人とは一緒に暮らせないですよね、女は。
年齢を重ねれば重ねるほど、お互いに対する優しさが、いちばんの支えになると思うんです。
神津さんは、3日でも長生きして面倒を見たいと言ってくれています。
「私そんなに頼りない?」って笑うんですけれどね。

――ご夫婦の思いやりの深さ、心にしみました。最後に、STORY読者に向けて、夫婦円満の秘訣を教えてください。

あまりべったり一緒にいないことです。
うちでは、朝ごはんと夕飯の時間以外は、それぞれが、それぞれの生活を持って別々に過ごしています。それに加えて、夫婦であってもほどよい距離感を保つこと、プライバシーを大切にすることもとても大切です。
神津さんの着替えているところを見たことがないと言いましたが、私たちは、お互い、いつ入れ歯になって、いつ老眼鏡をかけ始めたのかも、知りません。いつの間にやら、そうなっていたという感じで。
他人行儀といえばそうですが、最低限の礼節を守ることは大事だと思います。
それは子育てでも同じですよね。ある年齢以上になったら、子ども部屋に入るときはノックをするとか、郵便物を開封しないとか、かたくなに距離を保ってプライバシーを尊重するほうが、いい関係が築けると思います。
私たち夫婦は、お互い、もう飽き飽きするくらい一緒にいますが、そのくらいになると、昔の腹立たしかったことなんかみんな忘れて、自然といたわり合い、支えあうことができるようになるものです。
STORYの読者さんたちも、今は、頑張りすぎず、頑張ってほしいですね。

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