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毎晩飲んだくれて朝方暴れ出す自分勝手な夫を、どうして許せるようになったか

一人の人間としては魅力的だけど親としては役立たずどころか悪影響…そんな男の人って案外多いみたいです。今月はそれでも新しい形の夫婦関係を見いだした読者のお話です。

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目次 ★ 自分勝手夫からの解脱

自分勝手夫からの解脱

◯ 話してくれたのは...松下美樹さん(仮名)

東京生まれ。短大卒業後アメリカで20年、通算30年、エステティシャンとして、ヘア・メーク、ヨガなどを通じ、人をきれいにするのが生きがい。松下由樹さん似の朗らか美人。30歳で結婚。長男18歳、長女15歳。
夫 大阪生まれ。イタリアンレストランのヘッドシェフ。高校卒業後、20代で渡米して活躍後、拠点を日本に移動。若かりし頃は、写真を逆さから見ると藤井フミヤと言われたくらいのイケメン。

アメリカに憧れて渡米したのは25歳の時。数年間エステを勉強し、エステティシャンとして働いていました。29歳で1歳年上の料理人の夫とお付き合いをスタート。私は型にはまった真面目な性格、夫はアーティスティックでゴーイング・マイ・ウェイと、180度タイプは違うものの、面白くて勢いのある人柄に魅かれて30歳で結婚。すぐに長男・長女に恵まれ、お互い仕事も順調で順風満帆なスタートでした。

ところが、わかっていたけど、いざ子育てが始まると、夫は協力しないし、協力を望めば、「俺をそういう型にはめるな」と言う、案の定自分勝手で変わり者。気分で生きている人なので、家族でご飯を食べていても、突然買物に出掛けて行ったり、本を読みだしたりと自由気儘。時間にもルーズで、遅れてもいいじゃん、というありえない感覚。その度に夫に突っかかり、夫婦円満にできないことにイライラを募らせていました。

一番許せなかったことが酒癖が悪いこと。毎晩酔って帰ってヘベレケで、時間のある週末でさえ家で朝まで飲んでいて、「また酔っ払ってるの?」とイライラすると、「俺の勝手だろう」と怒鳴り返す。私は顔を見るたびにキレてしまい、そのうち夫は部屋の中の物に当たるようになり、物は壊すし、壁は叩くし、ごみ箱はひっくり返すし、最悪の状況に陥っていきました。

子供達も怖がり、私は堪忍袋の緒が切れかかっている状態が続きました。夫婦としての将来も全く描くことができず、何かある度に「離婚、離婚」と言いながらも遠い異国の地で行動に移せないままだったのです。

やがて、夫の母の介護が必要になり、今から5年前にひと足先に子供達と私で帰国。夫は数カ月後に帰国し、日本での生活が始まりましたが、夫婦の状況は同じ。義母の介護をしているにも拘わらず、夫は飲んだくれの日々で、私は爆発寸前でした。

しかしこの頃、相次いで同じ年代の友人が亡くなるという不幸が続き、人はいつどうなるかわからないことを身近で実感しました。友人がフェイスブックに「夫の意識はないけど、生きていることが有難い」と投稿。この時、相手が何かをしてくれるから愛しているのじゃなくて、存在を有難く思っている友人の気持ちに涙が出ました。

自分を振り返ってみた時、「うちの夫は、生きて、働いて、お金も入れてくれている。十分有難いことなんだ」とふっと思えたんです。許せない、と腹立たしかった感情がすうっと消えていきました。

考えてみると、うちの夫は変わり者というだけで、女性問題も金銭問題もない。「自分の人生の意義を他人に頂戴しない」が口癖で、夫らしさ・父親らしさを望めない代わりに、私にも妻らしさ・母親らしさを望まず、私の存在を認めてくれている。まさに見方を変えれば、とても理想的な夫だと思えるようになりました。

今は、私が子育てでバタバタしている横でグーグー寝ていても、「お疲れなのねー」と思えるし、夕飯を作ってくれると、以前は料理人だから当たり前だと思っていましたが、「ありがとう。ごめんねぇ」と言ったことのない感謝の言葉が出るようになりました

私、思うんです。妻という存在は、日々起こる家族の出来事で、怒ったり悲しんだり、個々の軸が思わずぶれてしまうのですが、ぶれても戻せばいいんです。それが1日で戻るか、5秒で戻せるのか個人差はあると思いますが、私はふっと怒りが出そうになっても、「いえいえ、有難いじゃないのー」と無理やりでも数秒で戻せる努力をしているうちに、夫に嚙みつかなくなったんですよね。

私たちは、ほぼ15年以上仲の悪い夫婦でしたが、私が変わると数日で円満に。ラブラブとは言えないけど、嫌なところが気にならなくなり、お互いを認め合う関係でいます。

とはいえ、夫は何一つ変わってません。私が変わっただけ。昨日も私がパソコンに向かっていると、「面白いドラマ見つけたんだよ」と話しかけられ、以前なら「そんなの見る暇ないんだけど」と喧々諤々していたところを、「どういうストーリィ?」と優しく応じると、夫、ご機嫌です。

結婚を決めた頃、当時習っていたヨガの先生に、「できるだけ自分と性格の合わない人と結婚して、悩みながら、自分が成長できる結婚がベスト」と言われました。どれだけ自分が歩み寄れて、そこを乗り越えたら成長しているということ。そういう意味ではうちはベストな結婚かしら?(笑)

ちょっと前、夫が巻紙の手紙をくれました。そこには「絶対君から離れないよ。便器にこびり付いた汚物のように」と。不器用ながら愛情たっぷり。つかず離れずだけど、仲良く年を重ねたいと思えるようになりました。

撮影・取材/安田真里 刺繍/みずうちさとみ ※情報は2014年掲載時のものです。

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