キラキラした生活を過ごしているように見えるSTORYモデルだって、仕事が終わればママの顔。「疲れた」と降参する日があって当然です。それでも自分の気持ちを保ちながら、ポジティブに子育てに取り組むにはどうしたらいいのか--彼女たちの言葉に何かヒントがあるのかも!? 今回は中村仁美さんに伺いました。
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【中村さん】育児書的にはNGなことで、私も育てられてきたのだから(笑)
三人三様! 自分と異なるからこそ別の人格として尊重していきたい
最初の子って、“きちんとしなきゃ症候群”にとらわれちゃうのかな。平均値に入っていてほしい。子どもの良し悪しが親の評価みたいに思ってしまう。その意味では長男には申し訳ないことをしたと思います。でも育児書を何冊も読破した結果、“あれ? 私自身は結構NGなことで育てられてきたけれど、普通に生きてるじゃない?”。そう思ったら肩の荷が下りました。
特に次男以降はその教訓を活かし、周りを気にするのではなく、子どもが満足できることを第一に考えるように。ムードメーカーで話題の中心をさらう次男に対して、ビジュアル的にも真面目キャラな長男。本人が意識しすぎている面もあるので、日頃から長男ファーストにする部分を作ったり、三男の世話を任せたりすることで、頼れる兄として彼を立てています。
いつかは反抗期も来るのでしょう。それも三者三様と思いますが、愛していると伝えること、毎晩寝る前に抱きしめることで心に貯金をしてもらえたらと思います。私とは全く違う個性だから、彼らを個として尊重できるかな? 多くを求めるのは、いい意味で諦め、その子の長所を伸ばしたい――そう思っています。
取材/竹永久美子、松葉恵里 ※情報は2022年12月号掲載時のものです。