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浦井健治さん「素敵な作品が出来上がっていく空気を強烈に感じています」【インタビュー前編】

――作品自体には、どういった印象をお持ちですか?

内容的には、シェイクスピアの『ハムレット』や『マクベス』を彷彿とさせるものがあります。特に、1幕後半にかけてのアーサーは、とても孤独なマクベスの心情に似ている気がして。そもそもアーサー王の話の舞台は中世で、シェイクスピアの時代よりも前。きっと、シェイクスピアは『アーサー王伝説』に影響を受けていたんだなと、あらためて感じますね。すごくドラマチックなミュージカルではあるんですが、人間の機微というものもきちんと描かれていて、ルピナさんはそこを突き詰めていきたいとおっしゃっているので、そういう意味ではミュージカル『GHOST』とか、『ヘンリー』シリーズの稽古場を思い出したりもしています。

――これまで出演された作品で浦井さんが経験してこられた様々なことが、全て活きてきそうですね。

要所要所で「あの作品をやっていて、よかったな」と感じることが多いです。特に今回、『ヘンリー』シリーズの稽古場や本番を通して先輩方からダイレクトに学んだことが、すごく活きていますね。王の佇まいであるとか、ちょっと難しいセリフを表現する時に、先輩方の顔を思い浮かべて、その模写から入っていけるのは自分の強味だと思うし、それを後輩達にも伝えていく責任というか、ちゃんと見せていく役割も課せられていると感じるので、できる限りのことをしていかなきゃと思っていて。そう思えるのも、あのシリーズがあったからだと思います。

――今回の衣裳デザインは、その『ヘンリー』シリーズの衣裳を手掛けられた前田文子さん。カッコよくて、とてもお似合いです。

ありがとうございます。劇場も同じ新国立劇場なので、そこで前田さんの衣裳を着ているだけで、自然と『ヘンリー』シリーズで王をやらせていただいた体験が思い出されて、何かこう落ち着くというか、安心感や懐かしさを感じます。前田さんには、剣をしっかり握れるように手袋の素材をメッシュにして欲しいとか、みんなで色々お願いして、デザインは活かしつつ、なるべく軽くて動きやすいものにしてもらいました。それくらい、みんなよく動くんです。身体能力に長けた人が多いこともあるんですが。

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