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フレンドのふりしたエネミー(敵)…「ママ友フレネミー」被害報告7選

いつも仲良くしていると思っていた女友達。でも最近なんだか私をイライラ&モヤモヤさせる……。〈この違和感は何?〉〈もしかして私って攻撃されてる?〉そんな体験ありませんか。ここでは「羊の皮をかぶった狼=フレネミー」に出会った読者の体験談を聞きました。

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目次 ★ 友達だと思っていた相手からの【被害の体験談集】

友達だと思っていた相手からの【被害の体験談集】

マウントを取られるのとはちょっと違う……?

エビソード1 同時期に転職した7つ下の女性S。職場ではいつも一緒で、プライベートでも遊ぶほどに。部署が変わってもランチやお茶など、毎日話す仲に。ところが徐々にタメ口でダメ出しをされるように……。内容は、美容の話や、「ブランドを持たないの?」みたいな内容。Sはお金持ちで、いつもエルメスを身にまとい、会うたびに新作を自慢してくる。マウントを取られていると感じ、会うとぐったり疲れるので、距離を置くように。他の人に聞いたら、なんと別の女性にターゲットが移っていました。 ――N・Sさん(45歳・総合商社勤務)
エビソード2 長男の国立小学校受験の時。それまで毎日のように一緒にいたママ友が、2人でいる時は変わらないのに、お受験ママ集団の中にいる時には、私とは口を聞かないようになった。受験だからセンシティブな状況なのかと思っていたが、蓋を開けてみたら、私の受験内容や子どもの状況を、お受験グループにこと細かに報告し、「本気の受験ではないくせに」などと悪口を言っていたらしい。それを別のグループから聞かされ、頭がおかしくなりそうだった。 その後、私の長男が試験には受かったものの、最後の抽選で落ちたことを知ると、そのママ友は「残念だったね」と笑いながら近づいてきた。私には殺意が芽生えました。 ――K・Tさん(39歳・専業主婦)
エビソード3 娘のママ友は、都合のいい時にだけママ友関係を利用しようとする。自分の子どもについての悩みや相談事がある時は、時間も曜日も関係なく連絡してきて、いろんなアドバイスをもらおうとするが、逆に頼られた時には「ごめんね。力になりたいんだけど私には難しい。涙」と、即レスで返ってくる。綺麗で、サバサバとフレンドリーな人なので、仲良くしていたのですが……。 ――R・Eさん(48歳・金融会社勤務)
エビソード4 旅行先のフィリピンで知り合ったGちゃん。同い年、同じ大学ということで意気投合。 いい会社に勤め、実家も裕福な子で、一緒にいて楽しいけど、とにかく私と一緒を求めてくる。「このブランド、お揃いで買おう」とか「一緒に海外旅行に行こう」というのは良かったけど、私が結婚する報告をしたら、「じゃあ、私も結婚する!」と言って急に籍を入れたり……。張り合ってる? と思うことが増えてきた。私が夫の転勤で仕事をやめると、毎日電話してきて「暇でしょ?」と自分の仕事の話を始める。その後、1000万円前払いで外貨保険に入ったらしく、「私はその運用で儲けるから、あなたもやったほうがいい」と同じ保険を勧めてくる。断ると、「即金で1000万円用意できないなんてヤバいよ?」と言われました……。――T・Kさん(40歳・会社員)
エビソード5 職場での話。同期の前ではめちゃくちゃ先輩の悪口を言うのに、先輩の前では〝いい子〟ぶって「同期の中では、私ばっかりが嫌なことや大変なことを押しつけられてるんです……」みたいな悲劇のヒロイン的なことを言う女がいた。その結果、同期の私が先輩から「〇〇ちゃん1人に押しつけたらかわいそうでしょ」と怒られました。 ――K・Aさん(49歳・インテリアコーディネーター)
エビソード6 昔グラビアモデルをやっていたことがあるのですが、そのことは幼稚園のママ友A1人だけに話したことがあります。ところが幼稚園のクラス替えをしたときに、全然知り合いでないママから、「昔アイドルだったんでしょ? すごいね!」ってみんなの前で言われて……。Aがわざわざ昔の写真を発掘して、LINEで拡散していたみたい。子どもや子ども関係の付き合いには、あまり知られたくなかったので悲しいし、人間不信になりました。――M・Sさん(41歳・主婦)
エビソード7 昔の同僚Aは、職場で同じフロア内の男性に、既婚未婚問わず次々と手を出す。当然、男性の間では〝すぐ寝れる女性〟として有名になりましたが、本人は気にせず遊んでいて、そのうちの1人の男性の奥さんから電話がかかってきたりして修羅場もあったそう。それでも男性と関係を持ち続けて、最終的には内容証明が届き訴えられるも、逆ギレして内容証明は受け取り拒否。浮気相手の中には、同じ会社でAと顔見知りの奥さんがいる男性もいたのに、そんなことはおかまいなしに手を出していました。 ――S・Kさん(42歳・ライター)

◯ 精神科医、片田珠美先生に聞きました

エピソード1や4は、張り合っているのがわかりやすく出ているので、下手なフレネミーですよね。わかりやすい人は、離れさえすれば実害は少ないですから。本当に怖いのはエピソード5の方。周りにバレないよう陰湿に行動したり悲劇のヒロインぶったりしており、本当にフレネミーだと思います。こういう人が、したたかにエリートと結婚したり、ママ友間でマウントを取って引っ掻き回したりするんですよ。巧妙にやるのが上手いんです。
社会にはびこる病「自己正当化」。その原因と対処法を、長年臨床に携わってきた著者が徹底解剖。自己正当化に至る動機とは? 根底に潜む強い自己愛を生み出した社会的背景を、15の具体例と合わせて解説した一冊。

取材/佐藤奈保子、竹永久美子 イラスト/kame ※情報は2023年3月号掲載時のものです。

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