今年の夏は酷い暑さが続き、アタマもカラダも思うように動かなくて困る・・・と思っていたところに、軽井沢マリオットホテルから長野ワインのサマーガーデンパーティを行うという話を聞き、取材に向かいました。
「軽井沢ならきっと涼しいに違いない」と気軽に訪れたところ、長野ワインの情熱と奥深さに感動! ワインと同じ信州の地で育ったみずみずしい野菜をメインにしたアペタイザーも用意してくれました。ガーデンパーティの様子とともに、長野ワインの今をお届けします。
パーティはこの日限りでしたが、ホテルでは信州の恵みたっぷりのディナーコースと長野ワインのテイスティングセットをレストランでいただけます。読者プレゼントに5万円相当の食事券をいただきましたので、後ほどご紹介します!
東京駅から新幹線で向かうこと1時間。軽井沢駅にはマリオットのバスが来ており、あっという間にホテルへ到着しました。軽井沢って本当に近いですよね。子どもを見送ってから10時の新幹線に乗りましたが、日帰りでも十分にランチを楽しめる距離です。
案内されたテーブルへ向かうと、乙女心をくすぐるバスケットがお出迎え。セレブなピクニックにお招きいただいた雰囲気で気分が上がります。バスケットを開けると、ワインとペアリングした彩り豊かな4種類のアペタイザーが! 信州のフレッシュな野菜を際立たせたメニューが並びます。
そして、これから飲むワインの数だけグラスも置いてあり、期待に胸がふくらみます。
まずはキリっと冷えたロゼスパークリングで乾杯。きめ細かくスムースな泡立ちで夏にぴったり。ペアリングのアペタイザーは彩り希少野菜のラタトゥイユです。屋外で飲むワインって、どうしてこんなに美味しいのでしょう? 自然の中で飲む開放感はガーデンパーティならではですね。標高の高い軽井沢では夏でも爽やかな風が吹きます。
この日のパーティは、軽井沢マリオットホテルのJ.S.A.ソムリエ・エクセレンスの的場隆史氏がセレクトした【ドメーヌ・ヒロキ】のワインと信州野菜のペアリングを楽しむテイスティングイベント「NAGANO WINE Discovery ~Summer Garden Party~」。ワイナリーの方や野菜農家の方もかけつけ挨拶してくださいました。
ご登壇いただいたのは、「日本ワインコンクール2022」(国産ブドウを100%使用し、日本国内で醸造されたワインの審査会)で金賞を受賞した新進気鋭のワイナリー【ドメーヌ・ヒロキ】代表の横山氏。もともとワイン専用のブドウ農家でしたが、満を持して2020年に自身のワイナリーを立ちあげたドメーヌ(ブドウ栽培から醸造・熟成・瓶詰めまでを自分たちで行う生産者のこと)です。
「信州の中でも、安曇野の池田町にあるワイナリーは、北アルプスを臨みながら5haのブドウ畑を見渡せる美しい場所にあります。世界に誇るワインを生み出すために丁寧なブドウ作りにこだわり、手塩にかけて育てたブドウを愛情込めてワインにしています。どなたでも立ち寄れますので、ぜひワイナリーにも足を運んでください」と気さくに話してくださいました。
【ドメーヌ・ヒロキ】のシャルドネ2021に付いている「GI長野プレミアム」のラベルにも注目です。「GI長野」とは、長野県内で生産される日本酒やワインの産地を明らかにし、基準を満たした認定品のみに与えられる原産地呼称管理制度のこと。そのうち、より厳しい基準を満たしたものに「GI長野プレミアム」を表す金色のシールが貼ってあるので、どれを買おうか迷ったら参考にしてみましょう。
アペタイザーで使った野菜は、【ドメーヌ・ヒロキ】と同じ安曇野の地で西洋野菜を中心とした野菜やハーブを手がける「信州ゆめくじら農園」のもの。西洋野菜を中心とした野菜やハーブを少量生産で150種類以上栽培するレストラン専門の小さな野菜農家さんです。野菜を「この子たち」と呼ぶほど大事に育てているそうで、農薬をなるべく使わずに美味しい野菜たちを作っています。
「『孫が遊びに来ても安心して食べられるものを』と、おばあちゃんたちが一生懸命作っているので、お子さんにもぜひ食べさせてほしいです」と生産者の古田氏が熱く語っていました。
みずみずしいレタス、甘みが詰まったトマト、パリッとしたキュウリ、ふくよかなナスやズッキーニなど採れたての高原野菜は東京では味わえない主役級の美味しさ。安曇野の水はワサビを栽培するほど良質なので、その水で作った野菜は格別です。
そして、丹精込めて作った野菜たちを最高の状態で調理するのが軽井沢マリオットの梅津シェフ。
「軽井沢マリオットでは日々新鮮な野菜を仕入れています。産地の野菜を使い、彩り、香りにこだわってワインと合わせています。夏のディナーコースでは“笹の香りをまとった信州プレミアム牛フィレ肉”や、“森林の香りとドライアイスのスモークに包まれたみずみずしい夏野菜と鹿肉”といった高原の夏を味わうことができます。私が料理するからには、美味しくないわけがありません(笑)」と、頼もしいお言葉をにこやかに話していました。
ソムリエの的場氏に長野ワインの魅力について伺うと、
「長野の4つのワインバレーの特徴に着目すると大変興味深いです。松本から安曇野に産地が広がる日本アルプスワインバレーは古くからブドウの栽培が盛んな地域。小諸市から長野市にかけての市町村一帯にある千曲川ワインバレーでは個人経営のワイナリーが増加しつつあります。また、全国的に知られた産地である塩尻市の桔梗ヶ原ワインバレーは、老舗のワイナリーを中心に小規模ワイナリーも増えつつあるエリア。そして中央アルプスと南アルプスの間に流れる天竜川の松川町から宮田村にかけて伸びる天竜川ワインバレーは、古くから果物の産地として知られています」
「当ホテルでは、春は日本アルプスワインバレー、夏は千曲川ワインバレー、秋は桔梗ヶ原ワインバレー、冬は天竜川ワインバレーと四季を通して4つのワインバレーを巡るようにそれぞれの地域のワイナリーからそのシーズンでベストなワインを選んでいます」
「ワインは仕込みに水を使わないので、ぶどうの味がダイレクトに伝わることが魅力のひとつです。信州は昼と夜の寒暖差がある気候と水はけのよい土地という条件が、良いぶどうを作るのに適しているため美味しいワインができます。近年、長野ワインの評価が世界的にも上がっており、ワイナリーが増えて活性化してきているので、自然派ワインや無農薬ワインなども今後期待できます」
「ホテルにいらっしゃったお客様で、シャンパーニュや海外のワインしか飲まないと言う方に長野ワインのテイスティングをお勧めしてみると、“信州、凄いね”という声を多くいただき反響の高さを肌で感じています」
と語っていました。
私も日本のワインはあまり飲まない方だったのですが、実際飲んでみてその美味しさに驚きました。従来ありがちだった甘いワインや酸味の強いワインではなく、ワイン好きが納得できる味に仕上がっています。
通常、ホテルのレストランでは、初めて長野ワインを味わう方や、いろいろな味を少しずつ楽しみたい方に向けて、長野ワインのテイスティングセットも用意しています。信州ワインバレーの中からシーズンごとに的場氏が厳選しているため、飲めるワインは一期一会。
パーティでは【ドメーヌ・ヒロキ】をいただきましたが、レストランのほうではこの日のお勧めは、ドメイヌ・ソガで有名な【小布施ワイナリー】のソガペール エ フィス、青木村の【ファンキー・シャトー】のストラテゥ・キャッセとファンキールージュが味わえる「NAGANO WINE Discovery Summer 2023千曲川ワインバレーナチュラルセレクション」でした。
また、常時9種類のワインの中から3種類を選んでグラスでいただける「信州Tasting Set」もあるので、ワイナリーの特徴などを尋ねながら長野ワインでアペロタイムを楽しんではいかがでしょう?
取材・撮影/本條千春
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2023年8月7日20:00~2023年9月7日23:59
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