アン ミカさん（以下敬称略）20代は、吸収力と素直さが違う気がします。周りからどう思われるかを気にするよりも自分の感情に素直だから、感情表現の反応が早い！そこが強みで、駆け引きなしの素直な感情表現が魅力ですね。逆に、30代からは人生の中で様々な経験をしてきたからこそ、相手に恥をかかせないような心配りや配慮が出来たりと、大人の振る舞いで何事にも対処できるのが魅力。そこはやはり、経験値の違いだと感じますね。

若槻さん（以下敬称略）30代のレディーチームは、先のことを考えて、自分で冷静に次の展開を予測しながら恋愛していますよね。逆に20代ガールたちの良いところは「甘え上手」！30代以降のレディになると、少し強く生きてきている部分があるから、素直に甘えられない、出来ないですよね。やはり20代の真っすぐさは眩しい！

―若槻さんとアンさんの若い時はどうでした？

若槻　めっちゃ甘えまくりです～！

アン ミカ　武器というより、やはり女の子として思う感情を素直に出せたよね。

若槻　テレもなかったし、怖いものなしでした。

アン ミカ　好きな人を見たら「キャッ」ってなっちゃう。それを誰にどう思われるかなんて、気にしなかった。でも今の年齢になると、こう思われてしまってるかな…と気にしてしまう。

若槻　そう！めっちゃどう見えているのかが気になってしまいます。

アン ミカ　「性分」という「本性の部分」は、女の人の場合は学ぶと、それを隠したり、まろやかにしたり、角を取ったりして、見つからないようにするもの。でも男の人は、そのまま真正面からいくからぶつかったりするの。ひとつ男性が成長できるとしたら、 大人になるほど、言葉の責任感と行動力が一致してくる人は多くなるなと思います。

言葉と行動が一致していない男性には、女性って「なんで○○してくれないの！」って言っちゃう。私はこれを壁際ワードと呼んでいます。「前こうしてねって言ったよね。なんで○○してくれないの。」というと、正論すぎて男性は出口を塞がれ「いつもごめんって言わされてる」と逃げてしまい、もう会いたくなるんですよね。女性は壁際ワードを言わないで居心地よい関係に導くことも大切ですし、男性は言葉に責任感を持って言動と行動が一致するようになっていってほしいですね。うちの夫は、めちゃくちゃ一致してます（笑）。だから私は壁際ワードは言いません（笑）。

―若槻さんがこの番組を作った人天才！とおっしゃっていましたが、それはどういうところで感じたのですか？

若槻　最後の最後までホント天才でしたよ！世の中に恋愛番組は溢れていますが、私自身が大好きでホントにたくさん見てきました。でもさすがに流行っている歌のように、結局なんか全部が似てきちゃうんですよね。だけど、今回はこんなに新しいルールがあるんだ！ってびっくりして。

アン ミカ　ホントどこにもない！いろいろな場面でフェアなルール作りですね。そしてあったらいいなと思うルールもある。今までの恋愛番組で全く気付かない、言われてみればこれあったら次の恋愛に学べたじゃん！というのがあるよね。ただ原因がわからず振られたのではなく、相手のことなどがわかるルールなどもあるんです。

若槻　結局のところ、言いたいけどネタバレになるからいえない、ルールがいくつかあるんですけど、このルールを作った人が一番最強の天才ですね（笑）。

撮影／杉本大希　取材・文／東 理恵