夏期講習を終え、秋からの勝負には塾の通常授業のほか、塾から提案される「特別講座」や「個別指導」、それに加え「家庭教師」など、何を選び、どこまで投資したらいいの……!? というのが一番の悩みどころ。ママ&パパ達は、それを課金と呼び、受験まで残りの日々の投資術に手腕が問われます。
▼あわせて読みたい
大人になって気がついた“中学受験のメリット”とは?
ラストスパート「中受・課金事情」
【Report 1】
中受投資額平均は、大手塾のALL課金額とイコールの150万円!
大手塾の小6秋以降からの後期授業料は約70万円。さらに直前期オプション講座「週末特訓」「正月特訓」「志望校別講座」等すべて含めると年間約150万円、と読者アンケートの中学受験投資額平均と同額に。講座課金は今や基本常識!
【Report 2】
大手塾をベースに 個別塾をプラスして、下期投資額最大 300万円の人も!
大手塾はそれぞれ個別指導塾も持ち、マンツーマン指導では1コマ約9,000円、1対2指導では約5,700~6,600円。指導歴により先生にもランクがあり、ベテランではさらに単価もUP!
【Report 3】
1校最大3万円かかる受験料、どこまで 保険をかけるかが問題
読者アンケートでは、お子さんの平均出願校数は7~8校程度。「もう少し受験校を絞れば良かった……」という声も多く、合否結果によって翌日の受験校をどこにするか作戦を練るのも負担に。
【Report 4】
過去問のコピーは、中受ママの お決まりの仕事。A3コピー機購入派も!
秋から重要課題となる過去問の練習は、本番のA3答案用紙サイズに拡大コピーし、試験当日と同じタイムスケジュールで実施するのが、今や常識。秋からこの拡大コピーこそが、ママの大事なお仕事となります。
「過去問の背表紙にアイロンを当て、熱でボンドを溶かすとキレイに1枚ずつ剝がれてコピーが簡単に」と昨年の中受体験者ライター・宮寺。
【Report 5】
子どもに寄り添った指導なら家庭教師も! 大手塾に+α派や家庭教師ONLY派も!
個別に受験校の傾向を摑み対策できるのが家庭教師のメリットですが、大学生の場合は大学ランク別に2,500~8,000円/h、プロ家庭教師の場合も人気の先生は2万円/hと幅があるため、どんな先生を選ぶかもポイント。
6年生の1年間でかかった費用
撮影/佐藤 彩 取材/羽生田由香、石澤扶美恵 取材協力/宮寺佳愛、佐藤絵美子、香取紗英子、端迫絵実、山本亜矢 ※情報は2023年10号掲載時のものです。