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STORYモデルの「思春期の我が子」との送迎ストーリー

あれだけの時間と労力を捧げたのに、子どもはあっという間に成長し、親を必要としなくなる。でも大丈夫! ママの頑張りは子どもの胸の中にしっかり刻まれ、未来へと進む勇気へと繫がるはずです。今回は、今月からSTORYモデルデビュー!鈴木六夏さんの「送迎ストーリー」をご紹介。

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目次 ★ 鈴木六夏さんの送迎ストーリー


鈴木六夏さんの送迎ストーリー

心配と尊重が入り交じる思春期の子育て。落ち合う友達と彼の姿を見れ「あぁ大丈夫だな」と思えます

現在、高3の息子。高校1年生頃までは、なんだかふわふわしていているように見える息子にヤキモキした時期もありました。「私が正しい方向に導かなきゃ!」と生活態度、テストの結果……と、口うるさく言ってしまう瞬間も多々ありましたが、彼は言い返してくることもなく黙ってしまう。打っても響かない感じにまたイラッとし、上手くコミュニケーションがとれないように感じました。

それが高2くらいから、だんだんと言い返してくるようになり、しかも彼なりの意見がしっかりあって説得力もある。「あれ? なんかしっかりしてきたかも」と。その頃から、私自身も母として意識を変え、この子を信じ、任せていこう、とポジティブに考えられるようになりました。

そんな中、サッカーの試合や雨の日の学校など、たまに車で送っていく時、息子と友達が落ち合った瞬間を垣間見ることがあります。本当に一瞬のできごとですが、すごく楽しそうで幸せそうで「この子はこの子で、自分の世界をちゃんと作っているから大丈夫」。そう思えるようになりました。私にとって〝送迎〟は18歳の彼の外の世界を見ることができる一瞬のチャンス。そういった少しの瞬間を見逃さず、信じる方向性を見つけていきたいと思っています。

来年、息子は大学生になります。だからこそこの1年は、試合や学校行事もなるべく行って、お兄ちゃんファースト。初心に戻ってお弁当づくりも頑張っています。その気持ちが伝わったのか、帰宅後、何も言わなくても自分でお弁当箱を洗うようになりました(今まではカバンから出すことすらしなかったのに!)。

甘えが感謝に変わってきたのは、彼なりに成長していて、進路や将来についても真剣に考えだしているのかなって。普段、向き合って話すような機会はなかなかないから、送迎の車内で、彼の今興味のあること、将来のこと……。自然と話せるような環境を作ってあげたいと思っています。

高校生になり、カフェテリアの利用率が多くなった時期もありましたが、高3になって母の作るお弁当に戻ってきたようです(笑)。私もお兄ちゃんのお弁当はあと数カ月で卒業なので頑張りたい。5歳の長女の分と。

一日の予定が多岐にわたるから、オールマイティな黒パンが制服

パンツは六夏さんのオリジナルブランド。ハイウエスト、撥水加工など、嬉しいポイントが満載。

パンツ¥34,500(THE 9 SHOP)カーディガン¥70,400(マディソンブルー)ブラウス¥18,700(ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)バッグ¥62,100※参考価格(カフネ)シューズ¥33,000(ツル バイ マリコ オイカワ)

撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉 モデル/鈴木六夏 ヘア・メーク/川村友子  スタイリスト/竹村はま子 取材/石川 恵 ※情報は2023年10号掲載時のものです。

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