2023年、話題のドラマに出演するたび存在感を高め、最近ではドラマ「こっち向いてよ向井くん」で主人公の同僚役としてレギュラー出演。今ネクストブレイク筆頭格として注目されている、内藤秀一郎さん。

いわゆる“ニチアサ”（日曜日の朝に放送されるヒーローものドラマ）出身の俳優は多いけれど、ヒーローを卒業して、大勢いる“イケメン枠”の中で生き残っていくのはほんの一握り。

その中でも、世間で顔と名前が一致しつつある彼が12月1日、ファースト写真集を発売。写真集発売前に、役者という仕事に対する覚悟と、その背水の陣をサポートしてくれる家族について率直に語ってくれました。色んな思いを味わいながらも役者以外の退路を絶った27歳のアツい思いを知れば、きっと彼を応援したくなるはず！！

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普通、3人兄弟の長男って真面目でしっかり者の人が多いと聞きますが、うちは僕がいちばん不真面目で（笑）、ちょけてるというか、家族で話す時も積極的に盛り上げるきっかけを作ったりしていますね。ムードメーカーと言えば聞こえはいいですが（笑）、母親としては、まさか長男の僕がいきなり芸能の仕事をしたいと言い出すとは思っていなかったからか、最初は反対していました。

親からしてみたら、女手一つで頑張って育ててきた3人の息子ですから、せめて最初の子どもは安定した地に足がついた仕事を選んでほしかったと思います。それが親心なんだろうな、と27歳になった今はわかりますが、芸能の仕事をやり始めたころは母親の思いまでは理解が及びませんでした。東京に出ると言ったときもかなり心配はしていたみたいですが、少し時間が経ってからは応援してくれるようになって、仮面ライダーセイバーが決まったときはすごく喜んでくれました。

STORYの読者層は40代だと聞きましたが、僕にとって40代の女性といえば、そんな母の強さと愛情、厳しくもありつつ温かく見守ってくれる懐の大きな存在というイメージです。母は今49歳。僕を産んだのが22歳ですから、青春を棒に振って子供達のために頑張ってきてくれた母には尊敬の念しかないですね。

ファースト写真集を出す時期に関して、わがままを通させてもらった、と言いましたが、本当に僕ってわがままなんです（笑）。185cmという身長の高さとかスタイル、顔立ちから割とクールなイメージを持たれることも多いんですが、中身は自分に真っ正直で、取り繕うなんて考えもしない小学生かも（笑）。

言いたいことははっきり言うし、まあまあだらしない（笑）。でもこれが僕なんで仕方ないと思ってもらうしかないですね。

40代女性というと尊敬する母親のイメージとは言いましたが、最近は自分より年上の方の恋愛に興味が出てきました。経験値の高い方との会話はこちらの知的レベルを上げなきゃならないから、もっと勉強が必要。いろんな方とコミュニケーション取ることも役者として必要ですから、わがままでだらしない僕で許して、なんて言っている場合じゃないですけどね（笑）。芝居で生きていくと決めたからには、どんなことがあっても気持ちを貫く覚悟でいなきゃ。そんな姿を弟たちが見て、彼らも彼らなりにちゃんと自分の道を極めたいと思ってくれたら、イレギュラーな険しい道に自ら入って母をヤキモキさせた長男としては嬉しいですね。