夫婦同寝室でうまくやってる人たちだっている!睡眠は夫婦の同室派の意見を聞きました。
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横で、夫が寝ている姿を見て安心するんです
夫とは結婚当初から同寝室です。イビキが気になった時はイビキ軽減枕を使用してもらい解決。室温の違いはエアコン直下に夫のベッドを移動することで改善。今では私も快適に眠っています。寝るまでの時間も、夫は別部屋で仕事、私は寝室でひとり時間を満喫と、思い思いに過ごしながら、自らのタイミングで就寝します。就寝時間は異なりますが、目覚めた時に夫が横にいるだけで自然と安心できて、幸せな気持ちになるんです。
お互いに快眠できている夫婦は「傍にいる安心感」と 「相手を気遣う安全性」を享受しています
25年前、別寝室の内容を含む夫婦の就寝形態の研究を行った際には、夫婦同室就寝を前提とした住宅が常識だったため、主に男性の研究者から「夫婦同室に問題はない」と批判的な意見をいただきました。当時は別寝室派だった私ですが、同室派の人たちを調べると、就寝時以外には、お互いひとりひとりの時間を尊重し合っているという夫婦もいて、こういう関係なら同室就寝も素敵だな、という考えに変わりました。
ライフステージ(年齢、家族構成など)やライフスタイル(就労状況、生活意識など)、そして夫婦間の関係性によっても異なりますが、同室就寝のメリットとしては、
①安心感(傍にいることで安心する、落ち着く)と、
②互いを気遣う異変時への対応があります。
私自身も夫と寝室を別にしていたことがありましたが、これから老後の住まいとして設計している家は、やっぱり同室で、と考えているんですよ(笑)。
撮影/沼尾翔平 取材/小出真梨子 ※情報は2024年1号掲載時のものです。