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Lifestyle特集

中学受験を終えた母親たちの感想、後悔は…【座談会】

いよいよ中受戦線がスタートを切る2月。これまでの取材のもと、中受を親子ともに〝幸せな体験〟とするには、どうやら母のメンタルの安定がカギになりそう。そこで、一年を通し「母メンタル」を健やかに保つ方法をお届けします!

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目次 ★ 中受体験ママ @2023座談会「2月のスタートから受験直前まで、我が子の成績に 一喜一憂してメンタルはグラグラでした」


中受体験ママ @2023座談会「2月のスタートから受験直前まで、我が子の成績に 一喜一憂してメンタルはグラグラでした」

○ 参加したのは...

高山恭子さん

中1男子ママ。大手塾に小1から通うも限界を感じ小5で小規模塾へ。性格的に共学より男子校が合うと助言され小6夏前に進路変更。

松本美幸さん

中1男子ママ。大手塾で成績上位をキープしていても心配が募り精神的余裕なし。頑張る子どもへの罪悪感から1年間息抜きもできず。

井上絵実さん

中1女子ママ。大手塾から近所の中規模塾に転塾するも結果が出ず苦しい日々。仕事と両立し最後の1日まで諦めずに伴走して無事合格!


松本さん
新6年生になってからの一年は、本当に怒濤の日々でしたね。

井上さん
2月に入ってもスイッチの入らない娘にイライラして何度も「やる気がないならやめなさい」って言ってしまって……。最悪のスタートでした。

高山さん
うちは、GWの塾の集中特訓で昼夜勉強漬けの日々を経験して、ようやく覚悟し始めた気がします。

松本さん
子どもが一日中塾で頑張っていると思うと、息抜きする気になれなくて、ずっと家に篭もってました。

井上さん
えー! 私はランチは行っていたけれど、夏休みは過酷すぎてあまり記憶がない……。一日12時間勉強を言い渡されている娘の伴走が辛すぎて。お弁当も昼夜2回作ってたし。

松本さん
私は9月以降が一番キツくて。子どもは学校行事で疲れているのに外部模試や過去問が始まって疲労困憊! 模試の結果で一喜一憂してしまってメンタルはボロボロでした。

井上さん
うちも夏休みは必死でやったのに模試で結果が出ないし、10月には残り100日のカウントダウンも始まるのに過去問の点数が届かなくて。

高山さん
秋は毎日のように過去問をコピーしてましたね。誰にも見られたくなくて夜中にコソコソやってたな。

松本さん
変に情報を握られたくなくて、この頃からだんだんママ友ランチもなくなっていった気がする。

高山さん
12月に入ると出願に関わる事務的な役割も追加されますよね。

松本さん
子どものために絶対にミスできないというプレッシャー!

高山さん
苦労してきて受験できないなんてならないよう、体調管理も。

井上さん
1月は学校を休ませて親子で最後の最後まで追い込みましたよ。

高山さん
うちは受かるはずの前受け校がまさかの不合格……。そこから立て直すのが大変だった。その後も一喜一憂して最後が一番しんどかった。もう、神頼みで湯島天神、北野天満宮、大宰府天満宮と、三大神社を巡って。

井上さん
うちは必勝ダルマで願掛けした(笑)。でも、終わってみて振り返ると、一年間ずっとギリギリメンタルのまま駆け抜けた感じ。

松本さん
私の場合、終わった後は、しばらく抜け殻でした……。

高山さん
私は、イライラが息子に伝わっていたみたいで、受験後に息子の顔が明るくなったと周りに言われた時は、ちょっとショックだった。

井上さん
母親がギリギリだと子どもにも伝わっちゃうんですよね。

松本さん
はい。今思うと、〝中受〞沼に引きずられず、もっと自身のメンタルを安定させる方法を知っていれば良かったと。それが最大の後悔ですね。

撮影/田頭拓人 イラスト/香川尚子 取材/奥村千草 ※情報は2024年3号掲載時のものです。

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