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野呂　
プライベートですっかり距離が近くなった波瑠ちゃんだけど、先日、2年半ぶりに、ドラマの現場でご一緒させていただく機会があって。それで、「やっぱり、すごい！」と改めて大尊敬しましたね。

波瑠　
私は、いただいた役を演じて人を魅了するというお仕事だけど、野呂ちゃんは〝野呂ちゃん〟というキャラ自体が魅力的。それが、すごく素敵だと思うよ。

野呂　
ホントは、私も女優さんのお仕事が好きで、それだけをできたらいいのだけど……。今は自分の可能性を色々探っている最中です。

波瑠　
野呂ちゃんは、お芝居の現場でも一生懸命だし、努力家ですよね。

野呂　
ありがとう！ ドラマの時の波瑠ちゃんは絶対的主演の品格があって、ストイックなぶん〝本物〟。だから、仕事で悩んだ時も波瑠ちゃんに相談すると大ていは解決する。

波瑠　
私は、14歳から芸能界に入って、ある意味世間知らずだから、「大人の女性は、いいジュエリーとか、腕時計とか、どういうタイミングで買ったらいい？」なんて、先輩女性の野呂ちゃんに聞いたりする。

野呂　
もう、ジュエリーも時計も、どんどん値が上がっちゃうから、「いつ買う？」って、「今でしょ！ 今すぐ買って！」と答えたよね（笑）。

波瑠　
大人になってからの友だちって本当に難しい。ワンクールのドラマを終えて、現実に戻ると、いつの間にか感覚が違ってしまって、友だちが少なくなってしまうこともあるけど、それは悲しいことじゃないな、と思う。

野呂
環境が変わる過程で、本当に好きな友だちが残っていくのかもしれないね。

波瑠　
私は友だちが多いほうではないけれど、「この人と仲良くなりたい！」という気持ちに正直でありたいな、と思っていて。「好き！」と思ったら、ガンガンいきます（笑）。

野呂　
それにしても、私たちって、生き方もキャラも全然違うよね。年齢だって違うし、理解できない部分もあるけど、その違いに歩み寄ることが面白かったりする。

波瑠　
お互い、違うからこそ尊敬できるのかも。

野呂　
〝類は友を呼ぶ〟じゃなく、違いを楽しめるのも、大人になった今だからかも。そう思うと、大人の友情って面白いね。