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モデル、実業家、4人の母、”おばあちゃま”の顔を持つMALIA.さん(41)が「長男夫婦に伝えたい3つのこと」

モデル、実業家、4人の母、そして……STORY世代に突入しても現役感しかないMALIA.さんに昨年末「おばあちゃま」の肩書きが増えました。そんなMALIA.さんが長男夫婦に伝えたいこととは?

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目次 ★ MALIA.さん 41歳
★ 長男夫婦に伝えたい、3つのこと


MALIA.さん 41歳

1983年生まれ、本名・新保真里有。ギャル雑誌のモデルとしてキャリアをスタートし、現在は7つの会社を経営。波瀾万丈のプライベートにも注目が。最後の子育てに邁進すべく、ドバイに移住。

長男夫婦に伝えたい、3つのこと

◇ お金のこと

日本の学校でももう少しちゃんと教えてくれればいいのに、と思うのがお金や身近で役立つ経済に関すること。

貯め方や殖やし方、投資や借り入れについてなど、何も知らずに大人になってしまった私は、会社を立ち上げてから必要に迫られる形で、独学で知識を身につけていきました。

子育てにお金がかかるのは覚悟のうえですが、当然ながら資産には限りがあります。特に私は一馬力、どこからもお金が降ってはこないから、無駄なく有効に活用したい! だから子どもたちを巻き込むのが私流。彼らのために支払っている金額も、必要だと思う範囲で開示しています。何をするのにどのくらい必要なのか、それは適切な金額なのか、ほかの手段を検討すべきなのか……敏感でいてほしいから。

上の3人の子育てでは、現金出納帳をつけさせたり、お年玉を仮想通貨であげた年もありました。コンビニにお使いに行かせ、お釣りはいくらだった? みたいなお勉強をしたことも。でもドバイにはコンビニがない。どこかで買物をするにも「ピッ」で終わっちゃう時代。見えないお金が増えて、お金の実態がわからなくなっちゃうんじゃないかと不安にも感じます。

日本人には円があたりまえだったけれど、これからは外貨の知識も重要だし、親側のアップデートも必須ですよね。チャレンジングな時代、流れをキャッチするアンテナを敏感にしておくべき!

◇ 性教育のこと

高校時代、カナダに留学した私が驚いたこと、それは性についての授業内容です。たとえば性病の種類や症状、PMSについてなど、具体的かつ実践的な内容は、知っておきたいことばかり。日本の公立中学では、卵子と精子の受精について植物のめしべとおしべにたとえて教えられたあと、生理についての簡単なレクチャーがあっただけ。だからそのギャップにとにかく驚いたのです。

日本の家庭では、性について親子で話し合う習慣がないですよね。私と母もそうでした。でも、自分の体は自分で守っていかなくちゃ。そのためにも正しい知識が必要なのです。

日本で子どもを育てていく以上、性教育を学校任せにするのはダメという認識だったので、子どもたちが幼いころから体のことや性のことを家でも話題にしてきました。たとえば、お風呂上がりの「おちんちん、ちゃんと剥いて洗った?」という声がけは、大事な部分を清潔に保つ習慣づくりのため。恥ずかしいという認識を持つ前から、普通の会話と同じようにフラットに話します。

私と子どもたちはコンドームの使い方やキスやセックスに関しても赤裸々に語り合えますが、今まで性について話さなかった家庭が急に我が家のようになるのは無理。まずはなんでも話せるオープンな親子関係を目指してみるのがいいと思う。なんでも、の部分に少しずつ性のことも組み込んでいけたら、だんだん変わっていけると思います。

◇ サンクコストの こと

「サンクコスト効果」とは、投資したコストに捉われて正しい判断ができなくなってしまうことを表すビジネス用語です。子育てにおいてもこの言葉が使える! と最近気づいたのです。

お金はもちろんだけど、それだけじゃない。親は時間も体も心も神経も魂まですり減らして子どもに寄り添う生き物。なのに! と思ってしまった経験、ないですか? 私にはあります。私はこの状態を「サンクコストの呪縛」と呼んでいるのだけど、その渦中にいる親は、自覚がないからまた厄介。

ここまでやったのに、裏切られたり嘘をつかれたり、結果が伴わなかったり……ほかにもいろんな形があるのでしょうが、そこで恨んだり怒ったりするのは違うのです。

今まで寄り添ってきたのは子どもの成長のため。思うようにいかないからといって、怒ったり責めたりしても子どものためにはなりません。今、苦しんでいるお母さんは、まず自分が沼っていることを自覚して。でないと、どんどん深みにハマっていくだけ。やってきたことは消せない、つまりその沼には出口がないからです。

子育ての見返りで自分を癒そうと期待しちゃダメ。自分のことは自分で癒すのが親の役目です。きれいごとに聞こえるかもしれないけれど、私も深みにハマっていたひとり。子どものことを本当に思うなら、過去を見てもしょうがない。今とこれからを信じてあげて。

撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) モデル/MALIA. ヘア・メーク/JunJun 取材/西道倫子 ※情報は2024年6月号掲載時のものです。

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