次の旅はどこに行こうか。そんな悩める大人女子たちにSTORYからの新提案。エネルギッシュな活気にあふれる国、アラブ首長国連邦の都市「ドバイ」がおススメです。

今回は、「デザートサファリ」。やはりドバイに来たからには絶対に外せない一番の推しのツアー。大人ももちろん、ぜひ親子で体験してほしい本格的なアラブの文化体験です。

今回は、旅行と言えば、アクティブにツアーなどの「体験」を重視する方たちへおすすめのツアー、スポットをご紹介します。

オープンカーで爽快な風を感じながら（砂もあびながら）、キャンプサイトへ進みます。途中、ドバイで有名な鷹狩りのパフォーマンスを鑑賞したり、フォトスポットであるサンセットポイントで夕日を眺め、ゆったりとした時間と壮大な砂漠の景色を存分に楽しみます。

暗闇の中に現れる幻想的にライトアップされたキャンプサイトに到着。エントランスのウェルカムドリンクも広々としたサイトに感動しきりでした。

ディナーはスタッフが目の前でライブ調理。野菜やお肉が焼ける音や匂いに期待が膨らみます。伝統的なアラビア料理ビュッフェ形式でメインは焼き立てのチキンやラム肉のグリルなど。濃厚なひよこ豆のペースト（フムス）や焼きナスのペースト（ババ・ガヌーシュ）、スパイスやハーブのバランスが絶妙なサラダなどお腹いっぱい食べてもさっぱりとしていてヘルシーなのもアラビア料理の良さ。

食後は、お茶を飲みながら、きれいな星や月を眺めたり、ヨーラや太鼓などの伝統的なパフォーマンスを鑑賞したり、香り高いシーシャ（水タバコ）や1週間ほど色素が残るヘナアートでアラビア体験を楽しみます。「砂漠の船」と呼ばれるラクダは、UAEの遺産に欠かせない存在、キャメルライドで砂漠の上を歩くこともでき、まるでベドウィンになったような気分を味わえます。

2日目は夜明け前に起床し、ヒーロー・バルーン・フライツが提供する「シグネチャー・エクスペリエンス」を体験しました。熱気球に乗るのは初体験。このためにドバイに来たといっても過言ではないくらい楽しみにしていました。まだ月が出ていて真っ暗。キャンプサイトから15分ほど移動し、熱気球サイトに到着後、アラビックコーヒーやキャメルを象った可愛らしいドローンショーが。その後、パイロットと離陸と着陸の姿勢の練習をし、30分ほどバルーンの膨らむのとちょうどいい上昇気流がくるのを待ちます。

そしていざ離陸！今回は15人乗り。激しい揺れとともに、ふわっとゆっくり上昇。地上から4000フィート＝約1.2km（1200m）上空まで上がります。上空からの景色は圧巻。丸みを帯びた地平線から眺めるサンライズに胸がいっぱいに。途中、野生のガゼルの群れを発見したりと大自然の壮大さを体全身で感じることができ、大満足の空の旅でした。

このツアー催行時期は、毎年気候により変わります。5月末から6月中旬は気球の周囲の空気が熱くなりすぎて、気球がうまく離陸できないため気球の飛行を停止し、9月中旬から10月上旬にかけて再び飛行を開始。「シグネチャー・エクスペリエンス」のツアーは安全性に定評があり、世界的なアワードを何度も受賞しているため、安心して楽しめます。

熱気球の後は、夜明け前から動いていたためかお腹もペコペコ。砂漠にオアシスのように突如として現れるセンスのいいレストランへ。フルーツやチーズの盛り合わせやクロワッサンやペストリー、パンケーキなど写真映えのするオシャレな朝食でお腹を満たします。エントランスにはキャメルたちが休憩中。ここでもキャメルライドができます。

この日、私たちが鑑賞したのはLAダンス・プロジェクトによる「Romeo & Juliet Suite」。ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフの音楽に乗せて、シェイクスピアの代表作『ロミオとジュリエット』をダンスと映画、演劇の要素を融合させて現代的な舞台として再現。演出はアカデミー賞受賞映画『ブラック・スワン』の振付師ベンジャミン・ミルピエ氏と本格的。劇場のバックヤード、屋外すべてを舞台として使い、遠隔で動画を回して映像としてスクリーンに映し出す演出がとても斬新で、まったく飽きることなく、ストーリーに没入できました。1つの演目が1〜3日程度の上演なので滞在中に2つ鑑賞することも。旅先で舞台などにはあまり行ったことがなかったのですが、これは本当におススメで、ご家族で鑑賞されている方々も多かったです。

取材協力／ドバイ政府観光庁　取材／STORY編集部