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離婚届に判をつくその前に!夫婦の危機の乗り越え方を教えます‼ 第2話【裏STORY連載Vol.2】

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40代ともなれば、男女関係において恋愛、失恋、結婚、出産、離婚、再婚などなど……様々な経験を積み、幸せと同じくらい挫折を味わってきている人も数多くいるはず。この連載では、それら苦悩や試練の数々を乗り越え、最後には幸せをつかんだ女性たちのリアルドキュメントです。

仲直りをしたと思ったら、舌の根の乾かぬうちにまたどちらかが喧嘩の原因を作る……。 夫婦喧嘩は負のスパイラルに入ったらエンドレス。そんな夫婦が一体どうやって対話していったのかでしょうか?


薫里奈さん(仮名)/41歳
’77年兵庫県生まれ。京都の大学を卒業後、 損害保険会社に入社。30歳で円満退社し結婚。 35歳で長女、38歳で長男をもうける。真面目でやると 決めたことはとことんやりぬく性格。 香里奈似のスタイル抜群の美女。


’67年兵庫県生まれ。大学卒業後は 大手電機メーカーに技術職で就職。38歳で転職、40歳で再転職。現在はIT企業に勤務し、単身赴任中。優しくて思いやりがあり、誰からも信頼される人柄。


【INDEX】 ★ 第2話 4度の流産を繰り返した妻に対し、夫は一言「僕に言われてもどうしたらいいかわからない」

第2話 4度の流産を繰り返した妻に対し、夫は一言「僕に言われてもどうしたらいいかわからない」

一方で、すぐに妊娠はするんですが4度も流産を繰り返しました。調べてみると「不育症」で、原因がわからない病気であることが判明。ほんとに辛かった。そんなときでも夫は何の言葉もかけてくれないし、日に日に夫婦関係は悪化。夫も困っていたんでしょうけど、ある日「辛い」と言うと、「僕に言われてもどうしたらいいかわからないし、どうせーと言うんだ」って。共感してほしいだけなのに、いつもお互いの求めていることがずれてしまう。ついにこの人とは 生き方が違うと、離婚を決意し、離婚届を書いて机に置いておきました。

すると夫は「冷静になろう」 と言って、離婚届を破り捨て、「言葉にすると過剰になってしまうし、自分は疲れているからあなたの不満まで聞けない。だから交換日記しよう」と説得されました。えーっと思ったけど、やってみようと思いました。ノートを作って、ほぼ毎日交換。夫は一言ですが、あーこんなふうに考えていたのかと理解できたし、私も書くことで自分を客観的に振り返ることができて落ち着けたんですね。内容は暗いですが。夫への思いと不満、悲しい気持ちを書いているうちに、あのときあんなこと言ってごめんなさいと反省の気持ちが生まれてきて、だんだん私の日記は反省ばかりになっていました。結果、お互いを見直すことになり、少し信頼関係が築けたんです。それで何とかかんとか落ち着いたんです。

やがて35歳でまた妊娠。またダメだろうと落胆で始まったものの、奇跡的に無事出産までこぎつけました。続けて2人目もさくっと妊娠して、38歳で出産。一時期は養子をもらうことまで考えていたくらいでしたから、本当に幸せでした。

でもそれも束の間で、長女の夜驚症と赤ちゃん返り、長男の喘息、2人を育てるハードさが重なり、育児ノイローゼ気味になってしまいました。そのうえ、夫は20年間勤めた大企業をいきなりやめて、ベンチャーに転職したんです。ところがその会社がブラック企業で夫は相当ストレスを抱え、荒んでいきました。朝も夜も顔を合わせられないし、ほとんど家に帰ってきません。交換日記でいい絆ができていたのに、また元の木阿弥。私自身もストレスフルだったある日、家族で食事中に、ちょっと焼きすぎたステーキを出したら、「こんなもの食べられない」と言われ、私はその瞬間プチッと切れたんです。こんなしょうもないことでと今なら思いますが、積み重なっていた感情が噴き出したんです。私は涙が出てきて、わんわん泣きながら夫の前で実家に電話をし、「離婚する。帰っていいですか?」と言いました。それを見た夫はうなだれていました。もう何もかもがぐちゃぐちゃでした。

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取材/安田真里 イラスト/あずみ虫

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