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夫側のお葬式やお通夜の席で気を付けるべきこととは? 第1回【裏STORY連載Vol.3】

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結婚していれば、いつかは必ず訪れる夫側の家族の死。「縁起でもない」と思うかもしれませんが、いざその時がきたら、嫁として何をすべきか把握していますか? 誰も教えてくれない、誰にも聞けない……ならばSTORYが。大事な時に家族を支えるために、こっそりしっかり読んでみてください。備えあれば憂いなしです。


教えてくれたのは… 一般社団法人終活カウンセラー協会代表理事 武藤頼胡さん
終活カウンセラーの生みの親。『終活』という考えを普及すべく、メディアへの掲載も多数。8月に初の著書となる「元気なうちから始める!こじらせない『死に支度』」(主婦と生活社)を出版。


第1回 いざ慌てないために「我が家のお葬式の形」を知っておきましょう

○お彼岸やお盆、法事のときなどのタイミングであらかじめの情報収集が大切です

「地域による違いに戸惑った」という話を聞いた事がある方もいるかもしれませんね。これは、正確に言うと【地域】と【宗派】の2つによって違うということを覚えておいてください。

“北海道のお葬式” という一くくりで語れるものでは なく、その地域の○○宗という宗派のお宅のやり方があるはずです。どのような葬儀を行っているか事前に知っておくには、実はお彼岸やお盆などで行くお墓参りや、法事でお仏壇に手をあわせる機会などがあれば、そのときがチャンスなのです。

「うちの宗派はなんですか?」などと年長のご親戚に質問しても不自然な感じはしません。自分で聞きづらければご主人を通して聞いてみるのもよいでしょう。男の人というのは意外と自分の家のことを知らないものです。特に地方の方は事前に情報収集ができると安心だと思います。

○"終活"が増えてきたように、今はさまざまな選択肢があるので覚えておきたい

昔よりも“終活”という言葉が知られるようになり、各々が自分の人生の終わりに備えて身の回りを整理し、最期のセレモニーについても考えるようになってきました。それに伴って“葬儀を行う”ことは同じでも、形式については多様化。【どのような葬儀の形があるかを知っておく】だけでも、いざというときに全然違います。

〜覚えておきたい、今どきの〝葬儀〟の形〜

<家族葬> 家族・親族・親しい知人などで小規模に行う葬儀。故人が高齢で参列者が少ないケースや身内だけで静かに見送りたいと考える方も増えているため、近年ではこの家族葬を選ぶ方が多い。
<一日葬> 通夜・告別式と2度行うところを、通夜を省略し告別式だけにすること。 遠方から参列する方の負担が軽減されるというメリットがある。
<無宗教葬> 決まった儀礼方式や伝統的な作法で執り行わない葬儀。僧侶も呼ばないため、音楽やビデオを流して故人を偲ぶことができる。ただし、決まったお寺やお墓がある場合は選択できない。もしもお寺など決まっている状態で、無宗教葬を行ってしまった場合には、やり直しという可能性もあり注意が必要。
<直葬> お通夜や告別式などを省き、家族などごく近しい数名で火葬のみを行う。一般的な葬儀に比べて費用は大幅に抑えられる。

※葬儀社によって同じような内容でも名称は異なる場合があります。
 
第2回へ続く

取材/篠原亜由美 イラスト/naohiga

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