
次の旅はどこに行こうか。そんな悩める大人女子たちにSTORYからの新提案。エネルギッシュな活気にあふれる国、アラブ首長国連邦の都市「ドバイ」がおススメです。
ドバイというと砂漠? どんな楽しみが?といまいちピンとこない方もいるかもしれません。今回訪問して感じたのが、家族、親子、女友達と、ドバイは「全世代」を満足させるアクティビティが揃っているということ。滞在するホテルや食事の工夫でなんとハワイと同じくらいかそれ以下で楽しめるのも魅力。 ぜひドバイで新たな体験旅を!
今回は、親世代と行っても心から楽しめるバラエティ豊かなホテル、スパを厳選してご紹介します。
★ ’24年2月オープンの新スポットThe LINK「ザ・リンク」
★ 知る人ぞ知るMadinat Jumeirahのスパ「Talise spa」
最高のホスピタリティが嬉しい「Banyan Tree Dubai」

今回、宿泊した「バンヤンツリー・ドバイ」。2023年12月にオープンしたばかりのドバイ初のバンヤンツリー施設です。中心街から少し離れたブルーウォーターズ・アイランドの静かな海岸に位置し、自然に囲まれた極上モダンな隠れ家的ホテル。
ドアを開けた瞬間、あまりの素敵さに心がワクワク! 各客室の広さは54平方メートルから315平方メートルとゆったり広めで、オーシャンビューのバルコニーや大理石張りのバスルームで優雅な姫気分を味わえます。
驚くべきはそのホスピタリティ。部屋にはウェルカムペストリーやフレッシュなフルーツ、アラビックデザインのキッチュなギフトたちが。これから始まる旅のストーリーのはじまりにふさわしいおもてなしに心を鷲掴みにされました。
Visit Dubai(日本語):https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/banyan-tree-dubai
プチ不調に効く!心も体も〝整う〟「Banyan Tree SPA Dubai」
バンヤンツリーホテル内にあるスパ「Banyan Tree SPA Dubai」。ここでは、アジアのウェルネス哲学に従ったウェルネスと元気が回復するプログラムを提供。バンヤンツリー・アカデミーでトレーニングを受けたセラピストによる心地良い極上の施術が受けられます。施術に使用しているオイルやスクラブもこだわりぬいたオーガニック素材で安心。
私が体験したのは「サウンドヒーリング・アンド・メディテーション」。ヨガマットの上で横になり、セラピストが奏でる鐘の音の響きやゆらぎに頭を無にして全意識を集中させ、瞑想状態に。瞑想から解けた後は、頭の奥がすっきりし、浅かった呼吸がゆっくりと深くなり、日ごろから何かと気忙しい心が「整う」感じがとても心地よかったです。
メディテーションの後は「レインフォレスト・エクスペリエンス」。スチームルーム、サウナ、テーマシャワー、ジャグジー、ジェットバスなどが1つバスルームに。スパへとつながる最初のテーマシャワーは、まるで森の中にいるような不思議な空間。歩みを進めるたびに、リズミカルにいくつもある天井のシャワーから水が流れ、まるでライトな滝行のよう。ひとつひとつ水が体にあたる感覚に意識を集中させていくと、もうすでに心がほぐれているのを感じました。2人1組で貸し切り状態にできるから、人目を気にせず、遠慮もせず、十分にリラックスができ、母娘のコミュケーションも広がりそうです。
Visit Dubai(日本語):https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/banyan-tree-dubai
会話が広がるドバイの和スイーツを「TOCHA」で愉しむ

スパで思い切り心と体がほぐれたら、今度は目とお腹を満たして。TOCHA(トーチャ)は、Banyan Tree Dubai内にある落ち着いたラグジュアリーなカフェ。厳選されたお茶のセレクションを揃え、日本にいてもあまり馴染みのない品種もあり。なんて言っても器や盛り付けが芸術的。写真映えするアイスドリンク、小皿料理を中心とした目でも楽しめるモダンな和食メニューが揃っています。
おすすめは、写真のジャパニーズアフタヌーンティ。伝統と新しく解釈され、モダンに融合したユニークで魅力的な空間の中で味わう茶碗蒸しやビーフサンド、抹茶ロールケーキ、ほうじ茶プリン、チョコレート餅、チーズケーキはまた絶品です。
Visit Dubai(日本語):https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/banyan-tree-dubai
’24年2月オープンの新スポットThe LINK「ザ・リンク」

2024年2月にオープンした、One Za’abeelは、二つのビルからなる注目の施設。オフィス&ホテル棟とレジデンス棟にわかれ、その二つのビルを世界最長67.5mのカンチィレバー(「片持ち梁」=片方の端が固定され、もう片方は自由な構造)の「ザ・リンク」が繋いでいます。梁は、なんと6車線の高速道路から100メートル上空に吊り下げられており、このダイナミックな設計は日本のスタジオが行ったそうです。この「ザ・リンク」は、レストランとバーが入る商業施設で、UAEで一番長い120mのインフィニティ・プールが最上部に設置されています(レストランtapasake内)。
120mのインフィニティ・プールから見渡すドバイの風景もまさに圧巻。各国の旅行者の方々がのんびりプールサイドで読書やドリンクを飲んでいる姿すべてがまるで絵葉書のようでした。
Visit Dubai:https://www.visitdubai.com/ja/restaurants/the-link
知る人ぞ知るMadinat Jumeirahのスパ「Talise spa」

今、日本でも話題のウェルビーイング(幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態のこと)。今ドバイで最も注目されているスパ、マディナ・ジュメイラのウェルネス・ディレクターは、日本人のAyuko Suzukiさん。「ウェルネスは手段であり、ウェルビーイングはライフスタイルである」という信念の持ち主。Ayakoさんは、健康的な習慣を身につけるために、食事、ライフスタイル、睡眠パターンを徐々に変えていくという、日常のルーティンに無理なく取り入れられる持続可能なアプローチを提唱。メンタルヘルス、意識的な動き、内面の健康、回復と修復、高度な療法、再生医療という6つの指針を導き出しました。
https://www.jumeirah.com/en/stay/dubai/madinat-jumeirah/wellbeing/talise-signature-spa
Visit Dubai(日本語):https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/madinat-jumeirah
タリーズ・スパはそんな彼女の今までの経験や知見、情熱をすべて注ぎ込み、体を癒すだけでなく、心も、今後、充実した人生を送るための最高のスパプログラムを考案しています。
スパの敷地内はかなり広く、心の栄養となるような自然あふれる空間に。私がここに足を踏み入れた時に一番に「家族を連れてきてあげたい。きっと一生忘れられない感動経験になるんだろうな」と感じるぐらい素晴らしい空気感。本当にスペシャルな時間を過ごせそうです。

ドバイは、今回訪問したラグジュアリーなホテルもたくさんありますが、同時に低価格の居心地の良いホテル(通常1部屋1万円台のドバイ生まれのブランドRove hotelなど)もあり、工夫しだいで予算に応じた選択肢もたくさんあります。エネルギー溢れるこの国で何を旅のメインとするのか、母娘でたくさん話し合うこともまた楽しみに繋がります。
ぜひ、新しいドバイを体験してみてください!
〈vol.2 ドバイのグルメ旅へ続く〉
取材協力/ドバイ政府観光庁 取材/STORY編集部