「平成最後の〇〇」という言葉を最近よく耳にしますが、私も平成最後の年末に1年を振り返ってみました!(“平成最後”という言葉を使ってみたかったんです。笑)
個人的には、平昌オリンピックにワールドカップ、あとは安室ちゃん引退など、今年は画面を通して感動することが多かったような気がします。でも、画面を通して痛ましいニュースも目にしました。虐待をうけて亡くなった船戸結愛ちゃんの事件――きっと覚えていらっしゃる方も多いと思います。今月号の「私たちのCHALLENGE STORY」では、この事件をきっかけに動き出したという眞鍋かをりさんにお話を伺いました。
母になってから何とかしなきゃという想いが強くなったこと、「#こどものいのちはこどものもの」という言葉を掲げ活動したこの半年間のこと、ご自身の子育てについてなど、気さくにそして熱く語ってくださった眞鍋さんが、子どもの虐待防止イベントに登壇すると聞き行ってきました。
そのイベントは、世田谷区主催の「世田谷区子どもの虐待防止推進講演会&養育家庭体験発表会」。眞鍋さんはパネラーとして、日本女子大学の林浩康教授と里子経験者の高山優斗さんと共に登壇。高山さんがリアルな里子経験をお話すると、眞鍋さんも、
「とある養護施設の園長が『私たちは施設をやっていますが限界を感じる。生活を提供することはできるけど、家庭でなければ得られないものもある』と仰っていました。里親の重要性を今日、高山さんのお話を聞いて改めて感じました」と続きます。
そして、
「里親や養子など、実子ではない家族の設定が海外のドラマなどでは普通に出てきます。日本もそれが普通のこととして受け入れられるようになればいいなと。今後も微力ながら発信していきます。」とお話されていました。
“普通”の基準を作って浸透させるのは、私たち母親なのかもしれません。
子は親をよく見ています。言葉に出さなくても親の価値観って伝わってしまうものだから、まずは私たちが意識を変えなければ……。
そんなことを考えさせられた、眞鍋さんのお話でした。
是非1月号をご覧ください。