バイエル薬品株式会社
大学発ベンチャー企業とのコラボレーションから誕生
・約 7 割の日本人女性は、葉酸を体内で利用しにくい体質
・葉酸代謝に関わる酵素の DNA タイプが分かる：「しっかりはたらくタイプ」「はたらきが弱いタイプ」など
・バイエルオンラインショップ（https://www.shop.bayer.jp）から注文
大阪、2021 年 3 月 30 日 ― バイエル薬品株式会社（本社：大阪市、代表取締役社長：ハイケ・プリンツ、以下バイエル薬品）は、葉酸代謝に関する体質を知る葉酸 DNA 検査「フォリチェック」を、バイエルオンラインショップにて本日より販売を開始します。
葉酸 DNA 検査「フォリチェック」は、バイエル薬品と名古屋大学発のベンチャー企業で食品の機能性バイオマーカーを利用した未病セルフケア郵送検査を開発・展開する株式会社ヘルスケアシステムズ（本社：愛知県名
古屋市、代表取締役社長：瀧本 陽介、以下ヘルスケアシステムズ）とのコラボレーションから生まれました。「フォリチェック」は、葉酸が効率よく体内で働くために必要な酵素のタイプをどなたも自宅で簡単にチェックできる検査キットです。オンラインショップからオーダーし、送られてきた綿棒で採取した口の中の検体を郵送、オンラインで検査結果を確認するという、3 つのステップをすべて自宅で完結できます。検査の結果から、酵素が「しっかりはたらくタイプ」か「あまりはたらかないタイプ」かが分かり、葉酸を上手に利用できるかどうかご自身の体質を知ることができます。
葉酸は、胎児の成育に関わる重要な栄養素です。厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」※1 の中でも、妊活・妊娠中・授乳期の女性には、通常より多い量の葉酸摂取が推奨されています。しかし、約 7 割の日本人女性は体内にある葉酸の代謝を促す酵素の力が弱いため、葉酸をうまく使うことができません※2。この酵素の働き具合は、個人それぞれの葉酸代謝に関わる酵素の DNA によって決められています。
そのため、自分が葉酸を利用しやすいのか利用しにくいのか、どちらの DNA のタイプかを知った上で、個人にあった形で葉酸を意識的に摂取する必要があります。
バイエル薬品は「フォリチェック」を通じて、ご自身の体質や葉酸の大切さを知っていただき、これからの生活習慣を見直す機会の提供を目指しています。
葉酸 DNA 検査「フォリチェック」 概要
【商品情報】
【検査の流れ】
下記 3 つのステップで、全て自宅にいながら簡単に検査ができます。
STEP1 葉酸 DNA 検査「フォリチェック」をバイエルオンラインショップからオーダーします。
STEP2 到着したキットの綿棒で口腔内の頬の内側をグルグルと回しながら擦って、検体を摂取します。
その後、付属の返信用封筒にいれてポストに投函します。
※検査依頼時に商品・検査サービスの提供者である株式会社ヘルスケアシステムズのお客様専用ページでの会員登録が必要です。
STEP3 約 4 週間後、結果をお客様専用ページで確認します。
【含まれるもの】
下記 7 つのアイテムが同梱されています。
検査の手順、表紙、プラスチックケース入り綿棒、同意書、研究説明書、ID シール、返送用封筒
【株式会社ヘルスケアシステムズお客様専用ページの結果画面イメージ】
※画像は開発中のもののため実物と変更になる可能性があります。
【検査結果について】
下記いずれかのタイプに分類されます。
葉酸代謝に関わる酵素の DNA タイプがもつ葉酸代謝を助ける酵素の働き具合の情報から、体の中の酵素が「しっかりはたらくタイプ」、「はたらきが弱いタイプ」、「はたらきがとても弱いタイプ」のいずれかに分類します。
「しっかりはたらくタイプ」の人は食事から摂取した葉酸を効率よく利用することができます。そのため、葉酸
を食事から十分に摂取すれば、体の中で上手に葉酸が活用されます。
「はたらきが弱いタイプ」、「はたらきがとても弱いタイプ」は、食事から摂取した葉酸を上手に使えない体質
です。そのためより意識して葉酸を摂取する必要があります。
葉酸代謝に関わる酵素の DNA について
葉酸代謝に関わる酵素の DNA とは、葉酸代謝に関わる酵素の遺伝子のことを指します。体内で葉酸が
効率よく働くには MTHFR （メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素）という酵素が必要ですが、日本人女性の約
67.2%がその酵素活性が低い型の DNA を持っており、葉酸を利用しにくい体質といわれています※2。
※1 厚生労働省：「 日本人の食事摂取基準（2020 年版）」
※2Hiraoka M et al: Biochem Biophys Res Commun2004; 316（4）: 1210-1216.
バイエルについて
バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。その製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力します。同時に、収益力を高め、技術革新と成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。グループ全体の売上高は 414 億ユーロ、従業員数は 100,000 名（2020 年）。特別項目計上前の研究開発費は 49 億ユーロです。詳細は www.bayer.com をご参照ください。
バイエル薬品株式会社について
バイエル薬品株式会社は本社を大阪に置き、医療用医薬品、コンシューマーヘルスの各事業からなるヘルスケア企業です。医療用医薬品部門では、循環器領域、腫瘍・血液領域、ウィメンズヘルスケア領域、眼科領域、画像診断領域に注力しています。コンシューマーヘルス部門では解熱鎮痛薬「バイエルアスピリン」をはじめ、アレルギー性疾患治療剤や皮膚科領域に注力しています。同社は、技術革新と革新的な製品によって、日本の患者さんの「満たされない願い」に応える先進医薬品企業を目指しています。詳細は www.pharma.bayer.jp をご参照ください。
バイエル薬品株式会社
2021 年 3 月 30 日、大阪
将来予想に関する記述 （Forward-Looking Statements）
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 （Forward-Looking Statements） が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWeb サイト上（www.bayer.com）に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。
