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Prtimes調査レポート

人口減少時代の「住みたいまち」とは? 女性トレンド総研が多様化する居住ニーズを徹底調査

株式会社ハー・ストーリィ

~居住決定における重視ポイントは性別やライフスタイル、ライフステージにより変化~

HERSTORYが運営する女性トレンド総研は2023年7月10日発刊のHERSTORY REVIEW8月号内にて「住みたいまちに関する本音調査」の結果を公開しました。


◆現在暮らす地域に住み続けたい人が8割以上!
 男性は交通アクセス、女性は安全面を重視する傾向
Q.今後も現在お住まいの地域に住み続けたいと思いますか?


「思う(とてもそう思う、ややそう思う)」が約82%、「思わない(あまりそう思わない、思わない)」が約18%となりました。居住地に関する満足度の結果にも表れているように、現在の居住地に住み続けたいと思う割合は8割以上と高いことが分かります。特に「ベテランシングル/単身者50~64歳)では約90%と全体平均よりも大きく上回っており、居住年数も6割以上が20年以上と長年住んでいるまちに愛着があることが分かります。
Q.居住地の住み心地について、総合的にどのくらい満足していますか


「満足(とても満足、だいたい満足)」が約83%、「不満(少し満足、不満)」が約17%となりました。どの世代も満足度は高い傾向にあり、特に「ヤング夫婦(既婚/49歳以下の子なし夫婦)」では「満足」の回答が約93%となっています。満足の理由としては、「普段買い物する場所が近い(約60%)」、最寄駅までが近い(約49%)となっており、普段の生活の利便さとアクセスの良さが高評価の要因だと見られます。
Q.居住地の住み心地について「少し不満」「不満」と答えた理由を全て教えてください


住み心地が「不満」な点として「交通手段」が少なく不便が約49%、「商店やスーパーが少なく不便」が41%、「道が狭い」が約30%となりました。特に「交通手段」への不満については性別で見ると男性は全体平均よりも大きく上回っており(約53%)男性の方が交通の便を重んじる傾向が見られました。また「道の狭さ」への不満については逆に男性19%が全体平均を大きく下回っており、女性の方がより安全面を気にする傾向が見られます。不安や不満をできる限り取り除いていくことで人が集まり地域の活力へつながっていくと考えられます。

◆「買い物場所」「アクセス」「病院」の“利便性”が重視ポイント上位に
  利便性以外は属性別で傾向分かれる結果
Q.居住地の住み心地について、「とても満足」「やや満足」と答えた理由を全て教えてください


住居地の住み心地に対する回答の「満足」と答えた理由については、全体では「普段買い物する場所が近い」が約55%、「都市圏へのアクセスがいい」が約43%、「病院・医院が近い」が約42%となりました。利便性以外に満足していることでは、年代別・属性別に見ると50代では自然や文化施設があること、シングル層と子なし夫婦層では、住宅地が静かなこと、子どもがいる層では子育てや教育施設に関わることや治安、近所付き合いが満足の理由となっています。子どもがいる夫婦に向けて近所とコミュニケーションをとるためのアプリや施設、イベントなどに需要がありそうです。
◆「安全面と子どもがのびのびと暮らせるかどうか」が住みたいまちの重視ポイント
Q.現在お住まいの地域が「重点的に取り組むべき」「改善すべき」と思うものを全て教えてください


「防犯設備が充実しており防犯上の不安がないこと」が約31%、「道路が整備されており交通の安全性が高いこと」が約30%、「子どもを室内で遊ばせることができる児童施設や娯楽施設があること」が23%となりました。現在の居住地として安心、安全の面と子どもがのびのびと暮らせるまちとなっていないことが課題と考える人が多多いいことが分かります。このことから防犯サービスや防犯関連商品の需要がうかがえます。

◆シングル・子なし夫婦層は「交通アクセス」、子育て世帯は「安全面」、シニア世帯は「資産価値」が重視ポイントにランクイン!
ペルソナごとに異なる 居住地決定における重視するポイント
以下はペルソナにより優位差があった部分を抜粋しています

Q.現在お住まいの場所を居住地として選択した理由を全て教えてください

子どものいない夫婦世帯や、シングルではアクセス面や余暇活動の便利さを重視の傾向。幼児期ママ、青年・成人期ママなど、親族の助けが必要となりやすい世帯では「出身地や実家との位置関係」が重視されることが見てとれます。核家族化の進む昨今でも、特に子育て世帯では親族の近くに居住する傾向が強くあることから、子ども用品のマーケティングに際しては祖父母世代も重要なターゲットとなりえます。このようにペルソナにより居住選択において重視するポイントが変わってくるため、住み替えや住宅購入におけるアプローチの切り口は使い分ける必要があるでしょう。

Q.現在、お住まいの地域が「整っている」「充実している」と 思うものを全て教えてください


住宅周辺のスーパーや飲食店については性別で見ると男性(47%)は全体平均より大きく下回っており、スーパーや飲食店は男性よりも女性にとって重要なポイントであることが分かります。交通の便については特に20代(64%)と世帯年収1,000万円以上(68%)が全体平均を大きく上回り、反対に児童・思春期ママは平均を大きく下回る結果となりました。子育て世代は交通が不便なことより、公園や児童施設の充実度、子育てサービスや学区をより重視していることが分かります。そのため不便と思われる地域であっても、子育てにおけるサービスや施設を充実させることで地域活性や高齢化による地域課題解決の糸口となる可能性があると言えるでしょう。

◆住み続けたいまちに必要な施設、6割以上が「スーパーマーケット・商店街」「病院・医院」と回答!
Q.住み続けたいと思う街の条件として 必要な施設はなんですか? 上位5つを教えてください。


1位がスーパーマーケット、2位が病院・医院という結果となりました。ペルソナごとでは「乳・幼児期ママ(既婚/第一子:0~6歳)」が「病院・医院(74%)」を必要な施設として挙げる割合が全体平均を大きく上回りました。病気にかかりやすい時期の乳幼児がいる世間では、緊急時や体調不良のときなど、病院が近くにあることは重要なポイントとなる。企業としては、住み続けたいと思う条件にマッチしない地域に住む人々に向け、ネットスーパーや病院への送迎、オンライン診療などのサービスを提供することで需要を補うことができるのではないだろうか。

HERSTORY REVIEW 住みたいまちについての調査 概要

調査期間:2023年5月25日~2023年6月1日
調査方法:インターネット調査
調査対象:15歳以上の男女925人(男性133人、女性792人)
調査会社:株式会社ハー・ストーリィ https://www.herstory.co.jp/
本調査のローデータ(税込33,000円)販売中:https://www.herstoryshop.jp/research
女性トレンド総研について

女性トレンドを30年以上追い続けている株式会社ハー・ストーリィの研究機関です。毎月、世代別、状態別に定量定性調査を重ね、インサイト分析を行っています。消費者動向を先読みし、企業にトレンド変化をレポートしています。
HERSTORY REVIEWについて

女性トレンド総研が消費の8割に影響を及ぼす女性の消費動向、市場の最新トレンドを毎月追いかけており結果の月刊レポートを展開し各企業のマーケティングに幅広く活用いただいています。本リリースの調査の詳細は8月号のHERSTORY REVIEWをぜひご覧ください。
https://www.herstoryshop.jp/review-list-new
HERSTORY REVIEW8月号(7月10日発行)好評発売中
年間購読税込54,000円(月払5,500円)
8月号トピック:
・Case1日本総合住生活株式会社「団地キッチン」田島
・Case2株式会社KADOKAWA「ところざわサクラタウン」
・女性視点マーケティング最前線 Marke-Jinに聞く VOL.55
・多様な居住ニーズ ライフスタイルやライフステージにより異なる「住みたいまちとは?」
・女性消費者インタビュー調査
・女性10ペルソナのトレンドワード HER TREND
・国内ローカルNEWS
・海外ローカルNEWS
【大好評】女性10ペルソナ別のトレンド

HERSTORY REVIEWでは10ペルソナ別のトレンドを毎月研究発表しており、各企業様のマーケティングで実用的に活用ができるととても好評をいただいています。

HERSTORYについて

「100年残したい日本の会社(扶桑社)」10社に選出。Forbes Japan女性活躍企業賞 全国第2位を受賞。日本で唯一の女性視点マーケティング(R)を推進し全ての企業のマーケティングのサポートを実行しながら“あしたのしあわせ”を創造することをミッションしている。
会社概要
会社名:株式会社ハー・ストーリィ Herstory Co.,Ltd.
所在地:〒106-0032 東京都港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス5F
TEL:03-5775-1581
事業内容:女性視点マーケティング(R)事業(研究調査/専門情報出版/マーケティング支援/人材育成支援)
設立:1990年8月20日
代表取締役:日野 佳恵子

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