STORY世代にとってもはや定番となった「シェア時計」。これから狙うならば「メンズから借りる」目線ではなく、「私の腕に無理なく馴染む」ジェンダーレスな魅力のあるモデルです。セレクトの2大ポイントは、文字盤ケースの直径（ケース径）が40mm以下のサイズであることと、ストラップはできればサイズ調整可能なベルトタイプであること。
さらに、同じケースサイズでも厚みによって印象も異なってくるので、店頭を訪れてお互いの腕に乗せて試着してみることも大切。今回は体育会系アクティブカップル、金融系バリキャリカップル、文化系カルチャーカップルの3タイプに分けておすすめモデルを紹介します。

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今秋の新作「タンブール」のリリースで時計に注目が集まっているルイ・ヴィトン。新作タンブールはユニセックを前提にしたモデルで直径40mm、厚さ8.3mmの薄型ケース。以前のモデルよりだいぶスリムになって、シェアしやすいサイズ感に。文字盤には数種類の素材を使用、素材ごとに段差を入れたデザインになっているので間近で見ると、奥行きとググッと吸い込まれるような存在感を感じるのが新鮮。ちなみに11月頭に史上最多を更新する8度目のバロンドール授賞式でリオネル・メッシが身につけていたのもタンブールのイエローゴールドモデル。「タンブール ストリートダイバー」はピンクゴールドと発光性のインデックスがアクセントになったダイバーズウォッチ。100m防水仕様なのでサーフィンなど水上スポーツに対応可能です。

1860年にフィレンツェで創業し、イタリア海軍に製品を納入していた歴史を持つブランド。ルミノールはアイコンシリーズのひとつで、リュウズプロテクターとクッションケースがデザインのポイント。ルミノール ドゥエは40mmをきった、ブランド最小の38mmケース。レディースモデルとしてリリースされていますが、メンズライクなデザインなので、男性がつけても全く違和感なし。むしろ華奢な日本人男性の腕には無理なく馴染むボリューム感です。ストラップを簡単に交換できる、クィックリリースシステム搭載。カラーベルトも豊富に揃っているのでイメージに合わせてセレクトして。

問い合わせ先：パネライ https://www.panerai.com

シェア時計人気のきっかけとなったロレックス。新作はケース径39mm、ケース厚9.5mmのエレガントな薄型。フィット感も高いので女性でも無理なく馴染みます。ロレックスとしては稀有なトランスパレントケースバッグ（バックスケルトン）、そこから覗くのは高精度で耐磁性に優れる新開発ムーブメント。腕時計を外した瞬間のオーラも抜群です。

問い合わせ先：ロレックス https://www.rolex.com/ja

ブランド創業時に人気を博した、ウブロの原点といえる「クラシック」を現代に蘇らせたシンプルな3針モデル。大きめのブランドロゴとラッカー仕上げの黒文字盤の艶っぽさがカジュアルスタイルに華を添えてくれます。
素材はチタニウム、18Kイエローゴールド、ブラックセラミックの3種。中でもチタニウムケースは軽量でアレルギーを起こしにくい、肌に優しい素材なので、シェア時計にぴったり。ケース径も3種あるので、カップルの体型バランスに合わせて選べます。

問い合わせ先：LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン　ウブロ https://www.hublot.com/ja-jp

故アンディウォーホルが生前に愛用していたブランドとしても知られる、ウォッチ＆ジュエリーメゾンブランド。アルティプラノは1957年の誕生以来、ピアジェのシグネチャーモデルとなっている極薄ウォッチで、無駄を一切削ぎ落としたデザインが魅力。超薄型ケースなので一般的なサイズよりもコンパクトに感じられるはず。

問い合わせ先：ピアジェ コンタクトセンター 0120-73-1874

スイスのジュウ渓谷に工房を構えるスイスメゾン。1833年の創業時からすべての時計製造を自身の工房内で行うマニュファクチュール。レベルソは「反転する」という意味で、「ポロの競技中にガラスを守る」ことから生まれた画期的なデザイン。裏側の鏡面仕上げの部分にはイニシャルや記念日を刻むこともできるので、自分たちだけの1本に拘りたい二人にぴったり。

問い合わせ先：ジャガー・ルクルト https://www.jaeger-lecoultre.com/jp-ja

イラスト／Shapre　取材／安西繁美