齋藤さんのお仕事は…
アロマ調香デザイナー
京都に家系があり、白檀の薫りが身近にありアロマにも興味を持つようになりました。18年前にインストラクターの資格を取得。その後、必要な学びを重ね、美術館やホテル、企業の調香、空間デザインを手掛ける。いまは自分にしかできない新しいアロマの可能性を追求するために、異業種とのコラボレーションに挑戦しています。
一般社団法人プラスアロマ協会代表。天然精油に魅了され、結婚出産後、将来的に香りに関わる仕事がしたいと思い、アロマの世界へ。アロマセラピストの資格を取得。出産後、ベビーマッサージの資格も取得し、ママと子供のためのスクールを開始。企業やブランドの香り創り、アロマ調香デザイナー®の育成、20年の実績と6000種のブレンド経験を基に「アロマ調香デザイン学」を確立。メインに、国内外でアロマ調香デザイナーとして活躍中。
好きを仕事にしようと思ったきっかけis…
物心ついた時から香り好きな子供でした。もともと生理痛がひどく、特に会社員のころは吐き気を催すほどの痛みがあり、鎮痛剤を服用することもしばしば。でもそれは体に強すぎると感じていて、その頃日本に入ってきたアロマセラピーに興味をもつようになりました。実際に、ベルガモットを嗅いだときにガラッと気持ちが変わる、精油をたらした温湿布をすると体が楽になる。そんな自身の経験から、もっと学びたいと思い、独学でアロマ検定を受講しました。その後、精油を何本が買って、夜寝る前のリラックスなどに使うようになったりとライフスタイルの中にアロマを取り入れていきました。
出産後はベビーマッサージの資格も取り、ママと子供のためのスクールをスタート。子供が大きくなり、今後どうやって生きていきたいかを考えたとき、大好きな「香り」を作る仕事をしていきたいと決意。35歳の時に、精油学、ブレンド学など300時間以上履修するプロフェッショナルコースに1年間学びました。
そしてその中でなにを特化しようと考えたところ、そのころまだ目新しかったアロマブレンドやアロマ空間デザインをメインにしようと決意。同時期に、一般社団法人プラスアロマ協会を設立。それまでアロマでの香り作りに特化した方もいない中、試行錯誤を行い、精油の選定や香りの作り方などのオリジナルメソッドをまとめた「アロマ調香デザイン」確立し講座を開講。アロマを知ってもらうために「アロマ調査Lab」運営もスタート。
人とは違うことをすることが自分の原動力だと思っているので、タブーとされてきた香りと食のイベントや、タワーマンションの販売センターでの記憶に残る香りのプロデュースにも挑戦中。新しいアロマの可能性を広げていきたいと思っています。
好きを仕事にするまでのスケジュール
アロマ&ベビーマッサージスクール『bienange』スタート
2012年
JAIプロフェッショナルアロマスクール受講(1年間コース300時間履修)
2013年
一般社団法人プラスアロマ協会設立
法人のアロマ空間デザイン スタート
2017年
ミラノサローネ2017@Panasonic Panasonic Design
展示の香りをプロデュース
2018年
香りの初個展開催
2019年
『アロマ調香デザインの教科書』出版
認定講師制度スタート
齋藤さんに4つの質問!
体の不調にもアロマは効果がありますか?
おすすめの香りの楽しみ方は?
香り作りのこだわりは?
個人、企業や展示会など目的やコンセプトに合わせて、必要な精油を抽出するために蒸留作業をします。
仕事が増えてきたターニングポイントは?
その後ホテルやライブ、美術館、企業からの香りのプロデュースの仕事の依頼を受けられるようになりました。
「働き方を変えたら、好きな仕事を再開できた」SHIMAKOさん【趣味キャリ生き方図鑑vol.2】
「子育てしながら家でできる仕事を見つけた」松田星子さん【趣味キャリ生き方図鑑vol.3】
「好きなことを極めたら子育てと、自分の時間との両立に成功」大島延子さん【趣味キャリ生き方図鑑vol.4】
「好きなことが自立の原動力に」石上素子さん【趣味キャリ生き方図鑑vol.5】