Lifestyle

「漫画家、自衛官、WEBデザイナー etc. そして行きつく先が‟つまみ細工作家”でした」 高橋一枝さん【趣味キャリ生き方図鑑vol.13】

人生100年時代。一つの仕事・肩書きだけで働くというモデルそのものが変わりつつあります。結婚や出産等がきっかけで、それまでと全く違った仕事や働き方をスタートさせるケースも珍しくありません。STORY読者の間では“好き”を仕事にして、耳慣れない肩書きで活動している人が増えています。そんな、人生のセカンドキャリアをスタートさせた方を取材。第13回目は、つまみ細工の作品作りの面白さに引き込まれ、「作品を欲しい」というお問い合わせに答えていくうちに、作家として活動を開始した高橋一枝さんのお話です。

高橋さんのお仕事は…
つまみ細工作家

会社員として働きながら、趣味の一環としてつまみ細工の作品を作っていました。完成した作品をSNSでアップしていくうちに、「作品を欲しい」というお問い合わせがどんどん増えていき、作家として活動を開始する。

プロフィール
短大在学中に漫画家としてプロデビュー。その後、自衛隊広報官&写真手として8年間勤務する。30才過ぎて、WEBデザイナーなど会社勤めをしながらつまみ細工作品を作り始める。現在はマーケティング業務とつまみ細工作家「蒼菊」として二足の草鞋で活躍中。インスタグラム https://www.instagram.com/aogiku/

つまみ細工
つまみ細工は江戸時代から伝わる日本伝統文化の一つ。 正方形にカットした絹織物などの生地を、ピンセットを使ってつまみ、折りたたんで糊づけし台紙の上で花や蝶などを形作る伝統工芸です。

好きを仕事にしようと思ったきっかけis…

創作する事が人生を豊かにするから

幼い頃から絵を描くのが好きでした。念願かなって、20歳の短大在学中にプロ漫画家デビューできました。
しかし、漫画家だけでは生活するのが難しかったため、21歳の時に自衛隊に入隊しました。自衛隊を選んだのは、身内に自衛隊員がいたことと、国家公務員のため、時間がきちんと守られているから、空いた時間に漫画を描くことができると思ったからです。入隊してからは自衛官広報官の写真手として働いていました。機関紙やHPのデザインを主にしていました。

しかし、漫画を描ける時間が少なく、またプロの漫画家として、好きなことだけを描くことが制限され、書くことがあまり楽しくなくなり、漫画家をやめてしまいました。その後、自衛隊も辞め、30歳でWEBデザイナー&ディレクターとして、会社員になりました。

40歳からはWEB系のスキルとシステムの知見を生かして現在も続けています。
マーケティングチームのディレクター兼、システム担当として会社でも2足の草鞋で業務を対応していましたので、それぞれの業務リソース配分にはいつも苦労していました。
特にシステム担当としては社内で一人だったので、何かあった際は休みでも自分の方で対応が必要だったり、相談相手がいない中で自身で調べたりして対応していくことが大変でした。ただ、マーケチームとして目標達成できたり、システムでは新しいツールを提案&導入し、社内の業務効率化が図れたときは嬉しかったです。

これまでに、漫画家、自衛官、webデザインやディレクター、システム導入など多岐にわたる仕事をしてきて、それぞれの経験を活かせるポジションとして現在の会社で働いています。マーケティングやシステムの職業をあえて選んだということではなく、これまでの働き方の中で培った経験やスキルを活かす形になっています。

2017年につまみ細工に出会い、作品作りの面白さに引き込まれて行きました。完成した作品をSNSでアップしていくうちに「作品を欲しい」というお問い合わせがどんどん増えていき、作家として活動を開始いたしました。元々副業 OKな会社でしたので、迷いはありませんでした。なので、特に両立において大変なことはありませんでした。副業のほうは土日や平日夜など隙間時間で行っていくスタイルで始めたので、創作活動はいいリフレッシュの時間。楽しんでやっているのであまり大変なことはありません。

ただ、<お客様の要望に対して、いかに、さらに上回るものを作れるか>という意識をしているので、緊張感が常にあります。お客様に作品を喜んでもらえたり、SNSで多くのフォロワーにコメントをいただけると嬉しいです。これからも、お客様のハレの日に華を添える作品を作っていきたいと思っています。

好きを仕事にするまでのスケジュール

1995年
プロ漫画家デビュー
1996年
自衛隊入隊
2005年
WEBデザイナー&ディレクター
2010年
マーケティング担当として働く
2017年
つまみ細工を始める
2018年
SNS等で作品を発表
2018年11月
SHOPオープン オーダーが入るようになり受注制作を始める
2021年
業務委託で契約した仕事をしながら、つまみ細工作家として活動
現在に至る

1日のスケジュール

まだ子供が小さいので、子どもが学校の時や、寝静まってからが仕事の時間です。つまみ細工は制作を始めたら途中でやめることができないので、集中して何時間でも作ってしまいます。

1週間のスケジュール

仕事と制作の時間をきっちり分けることによって、頭の切り替えがスムーズにできます。オフの日は子供とお菓子作りをしたり、友人との食事でリラックスするのが習慣です。他には、参考のために美術館やデザイン展に行ったり、和紙などの雑貨を買いに行ったりします。※仕事はマーケティング業務 制作はつまみ細工 

高橋さんに4つの質問!

いちばんお気に入りの作品は?

手元にはないのですが、芍薬です。ミモザのもお気に入りのひとつです。つまみ細工で花や家紋を表現するために、自分独自のデザインを考えるのがとても楽しいです。いち凛かんざしはオリジナルデザインで半球体に造形するかんざしです。一見和菓子にも見えるデザインです。

仕事道具へのこだわりは?

制作自体の道具は特別なものは使っていないです。逆に、皿や花器の撮影小物だったり、作品が出来上がったときに入れる包装の和紙や組紐には、品質の良いものを使うようにしています。作品の雰囲気や、お客様のオーダーに合わせて、ラッピングを考えることも楽しみのひとつです。

作品のヒントになるものは?

和菓子や本物の花(自然だったり、花屋さんだったり)です。
和菓子は食べることも好きですが、繊細に作られていて、また季節を感じられる練り切りなどは、作品のヒントになります。

最近ハマっていることは?

着物です。もともと和文化が好きでした。つまみ細工に使う布は着物地の反物などを利用した作品もあります。
お客様から着物に合わせた簪をオーダーされることが多く、その勉強も兼ねて、着物に触れる機会が多くなり、着付けも自分でできるようになりました。これから少しずつ着物や小物を集めていきたいと思っています。

撮影/BOCO 取材/加藤景子

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