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Lifestyle特集

知花くららさんが、自身や家族の【未来/ミライ】のために取り組み続けていることとは

Kurara Chibana

モデル。沖縄県出身。2006年ミス・ユニバース世界大会2位。国連世界食糧計画(WFP)日本親善大使。2021年京都芸術大学建築科を卒業。短歌にも造詣深く、著書に『はじまりは、恋』(角川書店)等。2児の母。

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自分・家族・社会・世界……
それぞれのミライに向けて
まだまだ取り組んでいきたいことがある

建築を本格的に学びたい、そう思ったのは沖縄の離島にある祖父の家を譲り受けたのがきっかけでした。国連WFPの活動でも現地の人々の暮らしを間近で見る機会に恵まれ、様々な住居・家に興味はあったのですが、その土地の風土に見合った〝家〞。私が祖父の土地に築きたいものはそれだ! と。長女を妊娠中に京都芸術大学建築学科の社会人課程に入学したんです。月2回のスクーリングに課題の製図や模型作り。家族の支えがあってこそ成し遂げられたものですね。

祖父の生家を自分の手で建て直したいという強い気持ちも原動力でした。その家がある島は国立公園に指定されているので景観保全も必要なこと、島の地域活性にも貢献したいという思いもあって。100年先の未来に残る〝家〞を造る。ありがたいことに、この壮大な計画を一緒に考えてくれる仲間たちを、大学やその学びの中で得られました。目下、建築士の資格取得に邁進中ではありますが、着実に夢に近づいていると思います。

「家族の支え」は今回のスクーリングで痛感したことです。夫をはじめ、義母義姉まで総動員で私の夢を応援してくれました。通信といえども2年間の通学中に長女の出産、次女妊娠・出産も重なり、壮絶なものでした。あまりに夫への負担が重く、さすがにもうやめようかと伝えたところ、今更何言ってるの? と笑って一蹴されて(笑)。生まれてくる娘たちに頑張っているお母さんの姿を残して見せてあげようと動画を撮ってくれたり、深夜まで及ぶ課題制作に遅くまで付き合い夜食を作ってくれたり、彼があってこその私だと何度思ったことでしょう。

実は昨年都内から、海の近くに引っ越しもしました。「のんびり子育てをする環境を整えよう」。夫と話し合い、海で過ごす時間が私たちに合っていると即決。自宅のテラスから見える海を眺めながら、私たちは未来へ思いを馳せてます。

今はコロナウイルス感染症の関係で儘ならない国連WFPの活動ですが、いずれは再開させたいですし、娘たちが大きくなったら連れていき様々なことに触れてほしいです。私自身、よくそんなにいろんなことができますね? と驚かれることがありますが、その根底に〝好き〞があります。娘たちにも多くの経験からその〝好き〞を得てもらえたら嬉しいです。

海辺の家への移住

天気の良い日はテラスで食事をとることが多いです。地元の野菜もとても美味しく食育環境も最高です。やはり海が好きですねー!

故郷・沖縄への思い

古民家風の建築物が好きで日頃より撮りためています。受け継いだ家をどのようにするべきか? 島の皆さんのご意見も伺いたいと思っています。

ニット¥78,100ロングシャツ¥161,700(ともにANTEPRIMA JAPAN)

撮影/鏑木 穣[SIGNO]モデル/知花くらら ヘア・メーク/内田香織 スタイリスト/山本隆司[style3] 取材/竹永久美子 ※情報は2022年4月号掲載時のものです。

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