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【心療内科の名医 姫野友美先生】リモート勤務が続く夫へのモヤモヤを解消するために分けた方がいいものは?

夫が家にいることで家事が増え、息抜きできないうえに気も遣う日々で妻たちのストレスは今、限界。でも、この日々は続くかも…だから今、あらゆる角度から生活と夫婦関係を見直す必要があるのです。心療内科の名医 姫野友美先生に伺いました!

Tomomi Himeno

心療内科医として自身のクリニックで診察する傍ら、TVなど様々なメディアで活躍。栄養療法に基づいたレシピ本を出版するなど、心とからだの健康について情報を発信。


◇ 夫婦には適度な距離が大切。「時間」と「空間」をしっかり分けて

夫のリモートワークが定着し、家事の増加やストレスによる心身の疲れを感じている方が多いのではないでしょうか。終わりの見えない我慢の日々にモヤモヤが募り、夫婦の間に隙間風が吹くというのはごくごく自然な流れ。そんな夫婦間のモヤモヤを解消するために意識してほしいのは「時間」と「空間」を分けることです。

まず、「時間」を区切ることを意識してみましょう。リモート夫の仕事とオフタイムを区切り、終業時間や晩ご飯の時間を決めることをお勧めします。それに加えて、毎朝お互いのスケジュールを確認し合うことも大事。お互いの時間割を把握できれば、その日の自分の行動を頭の中で組み立てることができます。それだけでだいぶストレスを軽減できるはず。また、通勤にかかっていた時間を、子育てや家事に参加してもらう時間に充てるのもひとつの方法です。

次に「空間」を区切ること。仕事時間は、お互いが目に入らないよう、パーテーションを置いたり家具の配置換えをしたりして、夫の仕事スペースを改めて考えてみましょう。家の中に限らず、最近増えているコワーキングスペースを活用するのも選択肢の一つです。また、お金や環境が許すなら、思い切って郊外に引っ越して広いスペースを確保するのもいいでしょう。

一方で、リモートワークでストレスが募るのは、妻だけじゃなく夫も同様です。そんな心のバランスを整えてくれるのが、「セロトニン」という脳内ホルモン。セロトニンは、日の光を浴びたり、適度なリズム運動によって生まれるので、夫婦でウォーキングなどいかがでしょうか。

また、食事は「低糖質高タンパク」を意識して。タンパク質はセロトニンの原料となり、糖質を摂りすぎないことで感情のアップダウンを起きにくくさせる効果が期待できます。 今、夫婦間で起きている問題は、もともと歪みとしてあったもの。それが、コロナ禍を機に露呈しただけ。だから今、夫婦と家族のあり方を見直し、考えるチャンスなのです.

撮影/西崎博哉(MOUSTACHE) 取材/奥村千草、松葉恵里 ※情報は2022年6月号掲載時のものです。
 

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