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Lifestyle大特集「更年期」03

これって更年期?ホットフラッシュだけじゃない「ありうる症状」全部!

「理由もないのにからだがダルい」「目立った病気もしていないのに、30代の頃と同じように活動することができない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。更年期を迎える頃になると、女性にはさまざまなからだの変化があらわれてくるもの。それは女性なら誰しもが経験する人生の通過点ですが、症状は人それぞれ。またその症状が“更年期障害”としてあらわれる人は一部なのです。「これって更年期?」 と思っても、具体的な更年期の症状がわからなければ判断ができません。かといって、更年期症状かその他の病気かの見分け方がわからないのも不安。ここでは「え!これもだったの!?」と気づける“更年期にありがちな症状”全部をご紹介します。

〈いち早く受診をオススメしたい順に別に、★★★〜★で印をつけてますので、チェックしてみてくださいね〉

宮沢あゆみ先生
宮沢あゆみ先生
今回、お話をお聞きしたのは「あゆみクリニック」の宮沢あゆみ先生です。
プロフィール
東京都生まれ。早稲田大学 第一文学部卒業後、TBS に 入社。報道局政治経済部記者、報道番組ディレクター、 プロデューサーを経て、 その後、東海大学 医学部に学士編入学し、医師の道へ。勤務医を経て、2003年 に女性総合外来「あゆみクリニック」を開院。
【INDEX】 STORY Web experience会員に聞いてみた【みんなの症状】
そもそも更年期・更年期障害って?
血管運動神経症状(ホットフラッシュ、動悸、頭痛、動脈硬化、更年期高血圧、高脂血症)
運動器系症状(骨粗鬆症、手指膝の関節痛、首・肩のこり、手指のしびれ・こわばり) 
皮膚粘膜症状(皮膚や粘膜の乾燥、目・口の乾き)
泌尿器系・生殖器症状(尿失禁・頻尿、性交痛、月経周期の乱れ)
消化器系の症状(吐き気、下痢・便秘、胃もたれ・胸やけ)
精神的症状 (イライラ、情緒不安定、うつ、不眠)
その他のお悩み (耳鳴り、めまい、むくみ&体重増加、倦怠感・無気力感、抜け毛、物忘れ)
適切なケアのためにはしっかり症状を見極めて

STORY Web experience会員に聞いてみた【みんなの症状】

みられる症状、第1位は「イライラ&不安」「だるい、やる気が出ない」

Q.あなたに起こった更年期症状は?

アンケートの結果、「イライラしたり、急に不安になる」「だるい、やる気が出ない」という回答が最も多くみられました。確かに・・・と、皆さんも経験があるのではないでしょうか。若い時から、月経前にはそんな症状があった方もいるかもしれませんが、それが頻繁に起こるのが更年期症状の1つ。怒りっぽく声を荒げてしまったり、気になることがあると頭から消えず、不安で仕方なくなる。これが一般的に多くの方が経験する症状かもしれませんが、あゆみクリニックの宮沢先生によると、更年期症状は多岐にわたるため、自分で見分けるのは難しく、背後に別の要因や病気が隠れている可能性もあるので、思い当たる症状があったら専門医に相談して欲しいとのこと。月経周期に乱れがなく、気になる症状がイライラや不安だけの場合、女性ホルモンの減少によって起きている症状ではないそうです。更年期は親の介護、子の巣立ち、夫の定年など大きな環境変化に見舞われ、精神的に不安定になりがちな時期。イライラの背景に社会的、環境的な要因があるのなら、まずはその環境を改善する方が大事とのこと。次々にあらわれる症状を、あれも?これも?と考えると気が遠くなりますが、どのような症状がどのような原因で起こるのかを知っていれば、適切に対処してうまく付き合っていくこともできるそうです。


そもそも更年期・更年期障害って?

更年期とは、閉経前後の約10年くらいの期間をいいます。長年分泌されていた女性ホルモンが急減するという環境変化に、からだが慣れるまでの移行期間ともいえます。

更年期障害とは、女性ホルモンであるエストロゲンの減少とそれが引き金となって起こる自律神経の乱れや、ストレスによって生じる様々な不調のことで「閉経前の5年、閉経後の5年の約10年間にあたる40代後半から50代前半」の女性に起こります。

症状にはホットフラッシュや発汗、倦怠感、不眠など個人差がありますが、影響は心身全般に現れます。エストロゲンは、脳の視床下部と脳下垂体からの指令を受けて卵巣から分泌されるホルモンですが、閉経が近づき、エストロゲンの分泌が減ると、視床下部が、卵巣にもっとエストロゲンを分泌するよう指令を送るホルモンを過剰に分泌しはじめます。脳はエストロゲン分泌を促しているのに卵巣はそれに反応できない、そのバランスの乱れがさまざまな不快症状を引き起こします。また、視床下部は体温調整をはじめ、血圧、心拍、体温など体の機能をコントロールする自律神経の司令塔でもあるので、視床下部がパニックを起こすと、ホルモンバランスと自律神経がともに乱れてしまい、更年期症状として心身に異変が生じてくるのです。

また、エストロゲンはコレステロールや血圧を安定させ、骨を強くし、肌を艶やかに、関節をしなやかにするなど、私たち女性の健康を支えてくれているもの。それが一気に減少したら、さまざまな不調が生じるのも当然のことなのです。

 


血管運動神経症状(ホットフラッシュ、動悸、頭痛、動脈硬化、更年期高血圧、高脂血症)

エストロゲンの減少によって、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることによって起こります。

1.ホットフラッシュ  ★★★

季節に関係なく熱くなったり、寒く感じたり、脈拍が増加します。さらに、めまいや吐き気、頭重感を伴い、顔面から始まり、全身に広がることもあります。短いと数分でおさまり、長いと1時間程度ほてりが持続することも。手足は冷たいのに顔が熱いといった分離現象が起きることもあります。

2.動悸 ★★☆

緊張したり、運動することで、胸がドキドキしたり、息苦しくなるのは経験したことがあると思います。それが更年期になると、緊張したり、運動をしていないのに胸がドキドキしたり、息苦しくなることがあります。

3.頭痛 ★★☆

更年期にみられる主な頭痛として、以下のような症状があります。

①片頭痛
・頭の片側が痛む
・脈拍に合わせてズキンズキンと痛む
・日常的な動作(歩行や階段の昇り降りなど)により頭痛が悪化する
・悪心や吐き気などを伴うこともある
・太陽の光や音で痛みが悪化する

②緊張型頭痛
・頭の両側、全体が痛む
・圧迫されたように、締め付けられるように痛む
・日常的な動作(歩行や階段の昇り降りなど)により頭痛が悪化しない
・悪心、吐き気などを伴わない

4.動脈硬化 ★★☆

閉経後、エストロゲンの減少により、高血圧、高脂血症、糖尿病のリスクが上がることがあります。動脈硬化が進むと心筋梗塞、脳梗塞のリスクも高まります。

5.更年期高血圧 ★★★

自律神経の乱れにより血圧のコントロールが不安定になり、変動しやすくなります。

6.高脂血症 ★★★

閉経後、脂質の調整をしているエストロゲンが減少するとコレステロール値が上昇し、血管が詰まりやすくなると心臓血管疾患のリスクが高まります。


運動器系症状(骨粗鬆症、手指膝の関節痛、首・肩のこり、手指のしびれ・こわばり) 

エストロゲンが減少することで、筋肉や関節の軟骨も衰えます。それによりからだを支える力が弱くなり、バランスの崩れが原因で腰痛や肩こりに。更年期は痛みに敏感になることもあり、より腰痛や肩こり、しびれなどを感じやすい傾向があります。

7.骨粗しょう症 ★★☆

老化やカルシウム不足、運動不足、喫煙や飲酒、閉経(エストロゲンの減少)などが原因となって骨量が減少し、骨密度が低下し、骨がもろくなる疾患です。膝や腰が重く感じて痛む、姿勢が悪くなる、立ち上がるときに足腰が痛んだり、ひどくなるとくしゃみをするだけで肋骨が折れてしまう人もいます。

8.手指膝の関節痛 ★★☆

更年期になると、手指や膝などの様々な関節の痛み、腫れ、こわばりを感じる人が多くなります。これらの症状がひどくなると、階段の昇り降りや椅子から立ち上がることが困難になり、日常生活にまで影響がでてきます。

9.首・肩のこり ★☆☆

エストロゲンが減少し、血流が滞ることによって起きます。首から肩関節または背部にかけての筋肉の緊張や圧痛、不快感、重圧感、こり感などの症状が現れます。頭痛を伴うこともあり、女性に多く見られる症状です。

10.手指のしびれ・こわばり ★★☆

更年期になると、手指の不調(腫れ、痛み、しびれ)を訴える人が多くなります。代表的な症状としては以下のものがあります。手指や腱、関節の不具合は、更年期症状だと早合点せず、まず整形外科を受診して診断を仰ぐことが大切です。

ヘパーデン結節、ブシャール結節
ヘパーデン結節は、指の第1関節が赤く腫れたり、痛みを伴ったりします。また、動かしにくくなり、関節が変形したりします。指の第2関節に同様の症状がみられるものを、ブシャール結節といいます。

母指CM関節症
母指CM関節症は、物をつまむ時やビンのふたを開ける時など母指(親指)に力を必要とする動作で、手首の母指の付け根付近に痛みが出ます。進行するとこの付近が膨らんできて母指が開きにくくなったり、母指の指先の関節が変形したりします。

ばね指、ドケルバン病
指は筋肉の力を伝える腱によって曲げ伸ばしをすることができます。指の付け根付近に力がかかり、腱と腱鞘の間で炎症が起こると、腱鞘炎になります。腱鞘炎になると、腱の動きがスムーズでなくなり、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。さらに進行すると、指の曲げ伸ばしに引っ掛かりが生じる“ばね現”が起こります。これを「ばね指」と呼びます。また、親指の腱と腱鞘の間の腱鞘炎によって、腱の動きがスムーズでなくなり、手首の母指側で痛みや腫れを感じるのを「ドケルバン病」といいます。朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくありません。

④手根管症候群
手根管とは、1本の正中神経と9本の腱が通っている靱帯で囲まれたトンネル状の器官のことです。手根管症候群では、手根管の中で正中神経が圧迫されて、親指から薬指の親指側の3本半の指でしびれ、痛みが生じます。


皮膚粘膜症状(皮膚や粘膜の乾燥、目・口の乾き)

更年期になると、皮膚の乾燥やシワだけでなく、口や目、膣などの全身で乾燥症状が現れます。

11.皮膚や粘膜の乾燥 ★★☆

エストロゲンは、皮膚の弾力性や保水性に重要な役割を果たすコラーゲンやヒアルロン酸の生産と密接に関与しています。そのため、更年期になってエストロゲンが減少すると、皮膚や粘膜に潤いがなくなり乾燥するのです。

12.目や口の乾き ★☆☆

目や口が乾く、口臭が気になる。目が疲れる。重い感じや、ごろごろする不快感がある。かゆみや発赤、涙や、目ヤニがでる。物がかすんで見える。などといった症状が起きます。女性に多い自己免疫疾患であるシェーグレン症候群と見分けることが難しいため、まず眼科や内科を受診してみるといいでしょう。


泌尿器系・生殖器症状(尿失禁・頻尿、性交痛、月経周期の乱れ)

女性は男性に比べて、尿道が短く直線的なので尿漏れを起こしやすく、加齢によって尿道括約筋がゆるんでくると、くしゃみをしただけで尿漏れを起こしたりします。また、閉経によってエストロゲンが減少すると、骨盤底筋群(膀胱や尿道を支える恥骨尿道靭帯、子宮を支える仙骨子宮靭帯などの靭帯、子宮など骨盤内の臓器を支える筋肉の総称)もゆるんできて、膀胱や子宮がさがってくる膀胱脱や子宮脱を起こしやすくなります。

13.尿失禁・頻尿 ★☆☆

尿漏れをコントロールできない状態

①腹圧性尿失禁…せきやクシャミをしたり、大笑いした拍子、急に走ったり、跳んだはずみ、重い荷物を持ち上げた時など、おなかに力が入った拍子に尿が漏れる。
②切迫性尿失禁…尿意を感じたとたん、トイレでの排尿に間に合わず漏れてしまう。
③混合性尿失禁…腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方が混在する。

14.性交痛 ★★☆

閉経前後を境に、性交時の痛み(性交痛)を感じる頻度が高まります。エストロゲンの減少によって膣が萎縮し、分泌物も減少することから膣の乾燥や感染が起こりやすくなり、それらが原因となって性交痛が起こります。この性交痛は、中高年女性のセックスレスの理由の1つとしてもあげられています

15.月経周期の乱れ ★★★

月経周期の乱れは、更年期に入った一つのサインともいえます。今まで周期的に排卵し、女性ホルモンを分泌していた卵巣の機能が衰えてくるために起こる変化です。更年期周辺では、周期が短くなったり、長くあいたり、経血量が少なくなったり、だらだらと出血が続くこともありますが、症状には個人差があります。


消化器系の症状(吐き気、下痢・便秘、胃もたれ・胸やけ)

胃腸は、自律神経のなかでも副交感神経が優位なリラックスしている状態で働く臓器です。自律神経が乱れて、心と体の動きが活発になる交感神経が優位になると、胃腸の不調が現れます。

16.吐き気 ★☆☆

吐き気やムカつきは自律神経と密接に関係があることが知られています。 更年期になると、ホルモンバランスの崩れから自律神経も乱れるため、吐き気が引き起こされることがあります。

17.下痢・便秘 ★☆☆

腸の蠕動ぜんどう運動や便の性状は自律神経と密接に関与しているため、便秘や下痢を引き起こすことがあります。

18.胃もたれ・胸やけ ★☆☆

更年期にエストロゲンが減少すると、自律神経の機能も低下し、消化力が弱まって胃もたれが起こりやすくなります。


精神的症状 (イライラ、情緒不安定、うつ、不眠)

更年期に入ってエストロゲンが減少すると、「幸せホルモン」と言われ、精神を安定させる作用をもつ脳の神経伝達物質のひとつセロトニンの分泌も影響を受けることがあります。このことが、更年期症状として「ゆううつ」「イライラする」「やる気が出ない」などのうつ症状やパニック感、不眠に悩む人が増えることに関係すると考えられています。

19.イライラ ★★☆

更年期になると、本人の意思とは関係なくイライラすることがあります。例えば、些細なことに腹が立つ、今までは気にならないことにムカッとなる、特に理由もないのに不機嫌になる、小さなことにこだわってしまい、思考が堂々めぐりになる…など。

20.情緒不安定(不安) ★★☆

更年期の時期には将来に対する漠然とした不安や、「このままでいいのか」という戸惑いなど、さまざまな不安症状が現れることがあります。

21.うつ ★☆☆

更年期の時期には、以下のようなうつ症状が現れることがあります。

・憂うつで気分が落ち込む
・物事に対してほとんど興味がない、または楽しめない
・自分自身の存在に価値がない、生きていても意味がないと感じてしまう

22.不眠 ★★☆

不眠は更年期に高頻度でみられる症状の1つ。不眠のみを感じる場合もありますが、ホットフラッシュや発汗に伴う不眠、不安感に伴う不眠、夜間頻尿による不眠などを感じている方も多いようです。


その他のお悩み (耳鳴り、めまい、むくみ&体重増加、倦怠感・無気力感、抜け毛、物忘れ)

23.耳鳴り ★☆☆

頭が痛くて重い。耳鳴りによってめまいが起きることもあります。耳鳴りやめまいに関しては,更年期障害の症状と考える前に,まず耳鼻科を受診し,このような症状がおきる代表的な病気であるメニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎などの可能性がないかどうか診断を仰ぐことが大切です。

24.めまい ★☆☆

めまいの症状には、以下の3タイプがあります。

・回転性めまい…周囲や自分がぐるぐる回るような感じのめまい
・動揺性めまい…身体がふらふらする、宙に浮いたような、足が地につかないような感じのめまい
・失神性めまい…目の前が暗くなる、気が遠くなるような感じのめまい

症状は上記3タイプですが、めまいの定義には諸説あり、以下のように分類されています。

①非前庭性めまい
更年期障害などの婦人科的要因、眼科的要因、内科的要因などによる、平衡機能の異常を示さないめま い。
②前庭性めまい
内耳(耳の中で平衡覚をつかさどる前庭や3つの半規管から成る部分)や内耳神経の障害により、平衡機能の異常を示すめまい

めまいを感じたら、頭の位置をできるだけ動かさないよう安静にして、めまいがおさまるのを待ちましょう。めまいは更年期の症状として典型的ではなく、内耳や脳が原因で発生することもあるので、症状がひどい場合には自己判断せず、まず耳鼻科や脳神経科を受診して、めまいの原因を調べてもらうことをおすすめします。

25.むくみ&体重増加 ★☆☆

むくみも多くの人に見られる症状の1つ。血液の流れは自律神経と密接に関わっており、女性ホルモンのバランスが崩れて自律神経の乱れが起きると、血液の流れが悪くなったり、血管から血液中の水分が染み出しやすくなり、むくみが引き起こされます。

26.倦怠感・無気力感 ★★☆

疲れやすかったり、休んでもなかなか疲れが取れず、慢性的な疲労感を感じる。

27..抜け毛 ★☆☆

頭皮が乾燥することで、抜け毛が増えていきます。地肌が透けて見える、髪が細くなりボリュームがないなど、更年期には髪の悩みも増えていきます。

28.物忘れ ★☆☆

「最近物忘れがひどくなった」「物覚えが悪くなった」と言うと,まず「認知症」が浮かんできますが,実際に更年期の女性に認知症が認められることは稀。あまりにも物忘れがひどくなった場合には、神経内科や物忘れ外来を受診してみるといいでしょう。


適切なケアのためにはしっかり症状を見極めて

さまざまな症状がみられる更年期。適切な治療を受けるためには、しっかり症状を見極めることが重要です。大切なのは更年期を恐れすぎないこと。更年期症状が広く認知されたことで、受診や治療の機会が増えた反面、どの科を受診すれば良いのかわからなくなったり、必要以上に不安を抱いてしまう人も増えたように感じます。更年期は「不定愁訴のデパート」とも言われるほど、多種多様な症状が出現しますので、全身をトータルに診てくれる「更年期外来」を探すといいでしょう。40半ばを過ぎて不快な症状をいくつか同時に発症したら、安易にサプリメントなどを飲んでごまかさず、「更年期障害なのか?」「もしかしたら他の病気もあるかもしれない」と疑って、更年期の専門医に相談し、不快症状の交通整理をしてもらいましょう。備えあれば憂いなし。早めに対策を立てれば更年期も恐れるに足りません。更年期の出口は必ず訪れます。前向きに乗り越えていきましょう!


今回、お話をお聞きしたのは「あゆみクリニック」の宮沢あゆみ先生です。ありがとうございました。

取材/笹 利恵子 イラスト/本田佳世

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